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Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

舞妓さんを見てきました / 「京都・妙心寺退蔵院襖絵展」オープニングイベントへ出席

2013-02-04 23:33:54 | 京都花街
今日はお休みをもらって、用事をいくつか済ませてきました。

今日の一番の目的の用事は夕方からだったので、午後はとあるイベントに参加
してきました


八重洲にある、東海東京証券のロビーで行われていた、「京都・妙心寺退蔵院
襖絵展」のオープニングイベントです。退蔵院では文化財の保存と若手芸術家の
育成を目的に、無名の若手絵師が方丈の襖絵を描きあげるプロジェクトを行って
います。

その展示会が「京あるき in 東京 2013~恋する京都ウィーク」の一環として行わ
れており、このオープニングイベントに来た目的は舞妓さんに会うためでした。
イベントの最初に京舞披露があるということで、申し込みをしていたのです。


会場では可愛らしい舞妓さん達が出迎えてくれました先斗町の市乃ちゃんと、
もみ福ちゃんです。市乃ちゃんは装いから察するに4年目くらいのお姉さん。もみ
福ちゃんは2年目くらいでしょうか


市乃ちゃんは深い紫色地の地紙模様の振袖に白い帯、もみ福ちゃんは水色地の
花模様の振袖に黒い帯でした

昨日は節分だったので、舞妓さん達はこの時期だけ許される髪型を結ったままで
来てくれていました。京都の花街では髪型に細かい決まりがありますが、節分の
時期だけ結える髪型というのが何種類かあります。


市乃ちゃんはおそらく「菊がさね」という髪型です。結い綿に近いのですが、
より鹿の子の見える分量が多くて可愛らしい髪型です。簪には大きなピンク色の
梅を一輪挿し、下に紅白の房飾りを付けて節分仕様にしてありました。


もみ福ちゃんはおそらく「お染」という髪型。割れしのぶに近いのですが、髷に
尻尾が付いているのが特徴です。簪は節分だけに使う「ぼんてん」で、赤と白の
まんまるな簪に赤い房がついたもの。


久しぶりに京舞を目の前で見せていただけて、うっとりと眺めてしまいました。
「京の四季」と「松の名所」の2曲を披露してくださいました


京舞の後は襖絵に関するお話を色々な方からお伺いして、京都がいま抱えている
問題やこれからの可能性など、考えさせられることがたくさんありました。

私の大好きな場所である京都が、何百年後も素晴らしい場所であるようにと、
尽力していらっしゃるたくさんの方々がいることを知った一日でした