今日はお社中のお茶会があると言うのに朝からずっと雨
が降っていました
お茶会に洋服で伺うという考えはないので(雪の日も着物で行ったことが
)、
ちょっと憂鬱な気分になりながらも、身支度を開始しました。

今日はクリスマス茶会ということで、濃茶席の後はとても気軽な薄茶席があり、
その後はクリスマスパーティーになりますので、クリスマスっぽい色合わせをと
思い、着物の地色と、帯まわりで遊んでみました
濃茶席がありますので、お稽古で着ているような着物にするわけにもいかずに、
かといって色無地や付け下げでは薄茶席やパーティーには相応しくないので、
付け下げに準ずる格のある小紋を選びました

この小紋は「美しいキモノ」に掲載されていたのを見て一目ぼれし、百貨店の
担当者さんにすぐに連絡をして反物を取り寄せてもらったものです。雑誌で見て
いたよりも実物のほうが数段華やかで、すぐに購入を決めた記憶があります
真っ白の地色なので、八掛は柄に使われている濃い朱色系のピンクに合わせた
ものを用意してもらいました。着物の地色より濃い色の八掛なので、ぼかしを
選んだうえで、仕立てに際してぼかしの境目に表地の柄が多く配置されるように
お願いしました。おかげで、八掛の色があまり表に響かない仕上がりです

着物はシボの高い白い縮緬地に、牡丹・桜・菊・梅・松・楓などの四季の花々
とともに、霞や滝や流水などが描かれた、御所解き模様の「千總」の小紋。
帯は綺麗な鶸色の塩瀬地に、可愛らしいふくら雀が金彩を使った優しい色合いで
描かれた「菱健」の名古屋帯。地色は自分の好みの色に染め替えました。
帯揚は白い綸子地に赤い絞りの輪出し。
帯締めは赤地に白いポイント柄の組紐。
着物の白い地色でホワイトクリスマスをイメージして、帯の緑と帯締めの赤で
クリスマスカラー
を添えました。


今日は髪にもクリスマスのモチーフをあしらいました。柊の葉
とトナカイを模
したブローチで、アメリカから取り寄せました。GERRY'Sのビンテージもの。
ブローチを簪に出来る銀製のパーツを持っているので、それに付けてみました。

身支度が終わると夫がラーメン
を作ってくれたのでそれで軽くランチタイム。
お茶席が終わった後は夕方からパーティーなので、今からあまり食べてしまうと
パーティーが楽しめませんので、軽めに済ませました。
ランチの後は、夫と一緒に車
でお稽古場に向かいました。夫はスーツですが、
ジャケットの下にはジレを着てポケットにはチーフを入れた華やかなスタイル
お道具を傷つけてはいけないので、カフスはしていないようでした。

お濃茶席は茶室の灯りを消し、薄暗い厳粛な雰囲気のなか進められました。
お道具類には普段は目にしない珍しいものなどもあって、お勉強になりました。
お軸は「我道一以貫之(わがみち いちをもってこれをつらぬく)」と書かれた
墨跡。茶花は「白玉」椿と硬い蕾のついた蝋梅でした。

続く薄茶席の前には酒盃にお酒が振舞われ、ブロッコリーやチーズのスモーク
サーモン巻きやカボチャなどを串に刺したピンチョスが、スカイツリーを模した
器に刺されて提供されました
このスカイツリー、陶芸家でもあるお師匠さんがお茶会のために作られたもの
ご自分でお道具を作れるって、とても便利ですよねぇ。どなたかが「まるで十職
(三千家お出入りの茶道具を作る十の職家)を抱えているようなものですよねぇ」と
おっしゃっていましたが、まさにその通りだと思いました。

薄茶席はクリスマスの趣向で楽しいお席で、お道具もアイデアを活かし面白い
工夫がされていました。水差しはお師匠さんが作られた雪だるまを模したもの、
釜はクリスマスカラーのパスタ鍋、お茶碗は逆輸入版のオールドNoritakeなど、
普通のお茶会では考えられない楽しいお道具集めでした
お師匠さんは裏千家の青年部にいらした頃も、こういった面白い趣向のお茶席
などをたくさんされていたそうです
薄茶席のあとはいったん退出して、準備をお手伝いしてからパーティーが始まり
ました
パーティーが楽しすぎて写真を撮るのを忘れてしまいましたが、色々な
方とお話をしたり美味しいお料理を楽しんだり、素敵な時間を過ごしました
夫に楽しんでもらうため帰りは私が運転を申し出て、夫には好きなようにお酒を
飲んでもらい、私はノンアルコールで過ごしました。
例年は夫は忙しくてこのクリスマス茶会には参会できなかったのですが、今年は
なんとかお仕事の調整をしてくれて、初めて2人で参会することができました。
今年最後のお茶席を、とても楽しく締めくくることができた一日でした


お茶会に洋服で伺うという考えはないので(雪の日も着物で行ったことが

ちょっと憂鬱な気分になりながらも、身支度を開始しました。

今日はクリスマス茶会ということで、濃茶席の後はとても気軽な薄茶席があり、
その後はクリスマスパーティーになりますので、クリスマスっぽい色合わせをと
思い、着物の地色と、帯まわりで遊んでみました

濃茶席がありますので、お稽古で着ているような着物にするわけにもいかずに、
かといって色無地や付け下げでは薄茶席やパーティーには相応しくないので、
付け下げに準ずる格のある小紋を選びました


この小紋は「美しいキモノ」に掲載されていたのを見て一目ぼれし、百貨店の
担当者さんにすぐに連絡をして反物を取り寄せてもらったものです。雑誌で見て
いたよりも実物のほうが数段華やかで、すぐに購入を決めた記憶があります

真っ白の地色なので、八掛は柄に使われている濃い朱色系のピンクに合わせた
ものを用意してもらいました。着物の地色より濃い色の八掛なので、ぼかしを
選んだうえで、仕立てに際してぼかしの境目に表地の柄が多く配置されるように
お願いしました。おかげで、八掛の色があまり表に響かない仕上がりです


着物はシボの高い白い縮緬地に、牡丹・桜・菊・梅・松・楓などの四季の花々
とともに、霞や滝や流水などが描かれた、御所解き模様の「千總」の小紋。
帯は綺麗な鶸色の塩瀬地に、可愛らしいふくら雀が金彩を使った優しい色合いで
描かれた「菱健」の名古屋帯。地色は自分の好みの色に染め替えました。
帯揚は白い綸子地に赤い絞りの輪出し。
帯締めは赤地に白いポイント柄の組紐。
着物の白い地色でホワイトクリスマスをイメージして、帯の緑と帯締めの赤で
クリスマスカラー



今日は髪にもクリスマスのモチーフをあしらいました。柊の葉

したブローチで、アメリカから取り寄せました。GERRY'Sのビンテージもの。
ブローチを簪に出来る銀製のパーツを持っているので、それに付けてみました。

身支度が終わると夫がラーメン

お茶席が終わった後は夕方からパーティーなので、今からあまり食べてしまうと
パーティーが楽しめませんので、軽めに済ませました。
ランチの後は、夫と一緒に車

ジャケットの下にはジレを着てポケットにはチーフを入れた華やかなスタイル

お道具を傷つけてはいけないので、カフスはしていないようでした。

お濃茶席は茶室の灯りを消し、薄暗い厳粛な雰囲気のなか進められました。
お道具類には普段は目にしない珍しいものなどもあって、お勉強になりました。
お軸は「我道一以貫之(わがみち いちをもってこれをつらぬく)」と書かれた
墨跡。茶花は「白玉」椿と硬い蕾のついた蝋梅でした。

続く薄茶席の前には酒盃にお酒が振舞われ、ブロッコリーやチーズのスモーク
サーモン巻きやカボチャなどを串に刺したピンチョスが、スカイツリーを模した
器に刺されて提供されました

このスカイツリー、陶芸家でもあるお師匠さんがお茶会のために作られたもの

ご自分でお道具を作れるって、とても便利ですよねぇ。どなたかが「まるで十職
(三千家お出入りの茶道具を作る十の職家)を抱えているようなものですよねぇ」と
おっしゃっていましたが、まさにその通りだと思いました。

薄茶席はクリスマスの趣向で楽しいお席で、お道具もアイデアを活かし面白い
工夫がされていました。水差しはお師匠さんが作られた雪だるまを模したもの、
釜はクリスマスカラーのパスタ鍋、お茶碗は逆輸入版のオールドNoritakeなど、
普通のお茶会では考えられない楽しいお道具集めでした

お師匠さんは裏千家の青年部にいらした頃も、こういった面白い趣向のお茶席
などをたくさんされていたそうです

薄茶席のあとはいったん退出して、準備をお手伝いしてからパーティーが始まり
ました

方とお話をしたり美味しいお料理を楽しんだり、素敵な時間を過ごしました

夫に楽しんでもらうため帰りは私が運転を申し出て、夫には好きなようにお酒を
飲んでもらい、私はノンアルコールで過ごしました。
例年は夫は忙しくてこのクリスマス茶会には参会できなかったのですが、今年は
なんとかお仕事の調整をしてくれて、初めて2人で参会することができました。
今年最後のお茶席を、とても楽しく締めくくることができた一日でした
