ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

空気を読む犬?

2012-09-08 | パピー
雨は午後からという予報がはずれ、朝から降って来た。

海の中道海浜公園は、まだ開園前。
リゾートホテルの庭にあるガゼボ(あずまや)まで走って行き、雨宿りをしていると、
ホテルのプールで泳いでいた家族連れが、上がって来た。

初めて出会った白い大きな犬に、話しかけてみたいらしい。



触りたいけど、触れない女の子。 
「優しいよ」 と言うと、おそるおそる・・・触れた。
お母さんが、微笑んでいる。

お父さんが 「お手とかしますか」 と聞くから、
「 しますが、人にはなかなか・・・」 と答えると、
男の子が、どうしても、お手するところが見たいと言う。

優しい子どもたちが、動物を理解する手助けになりますように、
期待に応えて、よい触れ合いが出来たらいいな。

しかし、今、ここで、お手してくれるかどうか、内心、ドキドキ・・・



何故なら、Zionは、必要がなければ、私にもお手などしないのだ。

この白い大きな犬は、お手に限らず、自分が応える理由が見当たらない時、
全く、無視する。

心の中で、Zion、頼むよと話しかけながら、「ハンド」 ・・・
すると、ゆっくりと手を差し出した。
「チェンジ」 ・・・反対の手も差し出した。 ホッ。

おお~っと喜ぶ家族。

お父さんがやってみても、大成功。 大喜びの家族。

そして、男の子がやってみても、小さく手を差し出した。 大感激。

Zionは、人に心を開く時、自分から手を差し出すことはあるけれど、
人に言われて、手を差し出すことは、ほとんどない。

きっと、この場の雰囲気を感じとってくれた・・・



朝の小さな出来事を書きながら、男の子の言葉を思い出した。
「子どもの頃を見てみたかった」

男の子が、この記事に出会うことはないかもしれないが、
いつか、出会った時、思い出してくれるだろうか。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!



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