出来事や感じたことを書き留めておくのは、
時が経って読み返す時、中々面白いものです。
ふと、4年前に書いた記事を目にして、思いました。
あの頃はこんなことを考えていたんだな・・・
そして、今も答えを求めて、同じところを彷徨っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/77/30254a1b1d246e6b8e3890bd6b075b5a.jpg)
それは、こんな風に書き始められていました。
野犬の群れにおいて、リーダー犬はどのようにして生まれるかという
いくつかの研究報告を読んだことがあります。
それによると、リーダー候補の犬が強い力を見せつけて
トップの座を勝ち取るのではないと言います。
ある一頭の犬の行動を見ていた別の犬が
その犬に自発的について行くことがあるそうです。
ある一頭の犬の後にそんな犬が増えていくと、群れが出来ます。
つまり、慕われ尊敬される犬が自然にリーダーにされるというのです。
高度な社会性を有するオオカミは、群れの序列を決める時、
体格や力ではなく、性格や態度によって決めると考えられていることから、
同じ祖先を持つ犬においても、あり得る行動のように思えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/d0/88df76b0f1b24f7c0c4217a0b00ad6ae.jpg)
犬が犬を慕い尊敬するポイントは何なのでしょうか。
いくつかは想像することが出来ます。
一緒にいると何かいいことがある・・・
食べ物を得たり、身を守るための正確な判断だけでなく、
精神的な充足感を分かち合える・・・
それとも、想像もつかないことでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/04/d55de3828d84bb2009fcbfd5b2880a23.jpg)
人と生きる犬は、どんな人を慕い尊敬するのでしょうか。
ピレネー犬は独立心が強く、自分の判断で動き、
その判断を高く評価してもらうことで、人との信頼関係を結んで来ました。
そうした遺伝子を多く受け継いでいる個体ほど、
強いコマンドでコントロールしようとすると、
良い結果が出ないことが多いように思います。
むしろ、こちらが尊敬されていれば、
対話の中で意図を読み、行動する機知を持つ犬です。
少なくとも、人の価値観を押しつけるリーダー風を吹かしていては、
本当の意味での信頼関係には到底、たどり着けないでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/ce/10f909cde190400d10e2322369385c39.jpg)
野犬の群れの中に犬の姿をしている自分がいると考えてみます。
私の後をついて来てくれる犬はいるでしょうか・・・
ついて来る犬など全くいなかったら・・・(悲)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/69/4c80632ddfb18fa5706722c722b0d8c9.jpg)
ふと、フランダースの犬を思い出しました。
原作は19世紀に英国人作家が書いた悲劇の短編ですが、
正直に言うと、好きではありません。
日本のアニメでは、ネロの年齢など設定をいくつか変え、
オリジナルの話をたくさん盛り込み、
随所で誠実さや優しさに溢れる暮らしぶりが描かれています。
私としては展開に納得できないところもありますが、
それでも、最後のシーンが何度見ても泣けるのは、
物語が結末へと向かうほどに重なる不幸を憂えるからではなく、
ただ、ネロを探し歩くパトラッシュの描写に心を打たれるからです。
吹雪の中、倒れては起き上がり、ネロの姿を追うパトラッシュ。
大聖堂に辿り着き、ルーベンスの絵の前で横たわるネロを見つけると、そばに寄り添います。
「いつまでも僕と一緒だって言ってくれてるんだね・・・」ネロが言います。
Nearer My god, to Thee(主よ、みもとに近づかん)が流れる昇天のシーンは、
曲の美しさが映像の悲しさを幸福感にかえていくようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/fd/52d5f6a2bcf5c2f3433adee24f312aa1.jpg)
さて、野犬の群れに戻るとしましょう。
その中には、Zionもいます。
Zionは犬の姿をした私を探し出し、
後をついて来てくれるでしょうか。
思い込みや願望を捨て去ると、吹雪の中に取り残されそう・・・
分かっていないことだらけの道が続いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
今日も会いに来てくれて、ありがとう!
時が経って読み返す時、中々面白いものです。
ふと、4年前に書いた記事を目にして、思いました。
あの頃はこんなことを考えていたんだな・・・
そして、今も答えを求めて、同じところを彷徨っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/77/30254a1b1d246e6b8e3890bd6b075b5a.jpg)
それは、こんな風に書き始められていました。
野犬の群れにおいて、リーダー犬はどのようにして生まれるかという
いくつかの研究報告を読んだことがあります。
それによると、リーダー候補の犬が強い力を見せつけて
トップの座を勝ち取るのではないと言います。
ある一頭の犬の行動を見ていた別の犬が
その犬に自発的について行くことがあるそうです。
ある一頭の犬の後にそんな犬が増えていくと、群れが出来ます。
つまり、慕われ尊敬される犬が自然にリーダーにされるというのです。
高度な社会性を有するオオカミは、群れの序列を決める時、
体格や力ではなく、性格や態度によって決めると考えられていることから、
同じ祖先を持つ犬においても、あり得る行動のように思えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/d0/88df76b0f1b24f7c0c4217a0b00ad6ae.jpg)
犬が犬を慕い尊敬するポイントは何なのでしょうか。
いくつかは想像することが出来ます。
一緒にいると何かいいことがある・・・
食べ物を得たり、身を守るための正確な判断だけでなく、
精神的な充足感を分かち合える・・・
それとも、想像もつかないことでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/04/d55de3828d84bb2009fcbfd5b2880a23.jpg)
人と生きる犬は、どんな人を慕い尊敬するのでしょうか。
ピレネー犬は独立心が強く、自分の判断で動き、
その判断を高く評価してもらうことで、人との信頼関係を結んで来ました。
そうした遺伝子を多く受け継いでいる個体ほど、
強いコマンドでコントロールしようとすると、
良い結果が出ないことが多いように思います。
むしろ、こちらが尊敬されていれば、
対話の中で意図を読み、行動する機知を持つ犬です。
少なくとも、人の価値観を押しつけるリーダー風を吹かしていては、
本当の意味での信頼関係には到底、たどり着けないでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/ce/10f909cde190400d10e2322369385c39.jpg)
野犬の群れの中に犬の姿をしている自分がいると考えてみます。
私の後をついて来てくれる犬はいるでしょうか・・・
ついて来る犬など全くいなかったら・・・(悲)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/69/4c80632ddfb18fa5706722c722b0d8c9.jpg)
ふと、フランダースの犬を思い出しました。
原作は19世紀に英国人作家が書いた悲劇の短編ですが、
正直に言うと、好きではありません。
日本のアニメでは、ネロの年齢など設定をいくつか変え、
オリジナルの話をたくさん盛り込み、
随所で誠実さや優しさに溢れる暮らしぶりが描かれています。
私としては展開に納得できないところもありますが、
それでも、最後のシーンが何度見ても泣けるのは、
物語が結末へと向かうほどに重なる不幸を憂えるからではなく、
ただ、ネロを探し歩くパトラッシュの描写に心を打たれるからです。
吹雪の中、倒れては起き上がり、ネロの姿を追うパトラッシュ。
大聖堂に辿り着き、ルーベンスの絵の前で横たわるネロを見つけると、そばに寄り添います。
「いつまでも僕と一緒だって言ってくれてるんだね・・・」ネロが言います。
Nearer My god, to Thee(主よ、みもとに近づかん)が流れる昇天のシーンは、
曲の美しさが映像の悲しさを幸福感にかえていくようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/fd/52d5f6a2bcf5c2f3433adee24f312aa1.jpg)
さて、野犬の群れに戻るとしましょう。
その中には、Zionもいます。
Zionは犬の姿をした私を探し出し、
後をついて来てくれるでしょうか。
思い込みや願望を捨て去ると、吹雪の中に取り残されそう・・・
分かっていないことだらけの道が続いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
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今日も会いに来てくれて、ありがとう!