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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

宝塚宙組「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」 東京公演・千秋楽

2012-11-18 11:10:53 | TAKARAZUKA
通いに通った「銀英伝」
本当にどんどん進化する舞台に毎回ドキドキしながらの幸せな1か月でした。
遂に千秋楽。

これから行きます。
帰ったら・・・ご報告できるかしら、自分^^;
毎度、通いつめてコンテンツがキャパシティオ―バ―になった公演ほど、書けずに終了することの多い自分の傾向に気付いて今回こそ!と。

思っております



行って参りました!

集大成、と言って良いのではないかと。
より熱く繊細なラインハルト様、キルヒアイスとの銀橋での2重唱は息がピッタリ合っていて、今までで一番、強いきずなを感じました。
アンスバッハによるラインハルト暗殺未遂でキルヒアイスが身代わりになる場面、ラインハルトの衝撃と静かな息絶え絶えのキルヒアイスの今際の際の言葉に思わずツ―と涙が・・・・;;
また、貴族連合との対立が深まる中、姉・アンネローゼが連合の手先に襲撃されそうになるのを守りつつ、貴族連合はその名に値しないとして「彼らを貴族連合などと呼ぶな。賊軍でいい!」というセリフ、「賊軍でいい」の見下し加減と怒りが素晴らしくラインハルトでした!

群衆芝居の充実ぶりが、公演が進む毎にどんどん深まっていたのですが、ジェシカの支持者、トリューニヒトの演説に熱狂する人々、ヴェスターラントの強制労働に従事させられる市民、そして彼らの暴動に至る場面、などなど、1人1人が自分のドラマを生き始め、芝居の深みが増していました。

メインのお話とは離れた部分も充実。
子供時代の回想シーン、キルヒアイスのアンネローゼへのときめき振りが細やかに作られ、いじめっ子たちとの喧嘩、その後の2人の友情がはぐくまれる場面の自然な流れが活き活きとしてきたのが、後のドラマに生きていたと思います。
男役の見せ場が多く、なかなか娘役が活躍する場面の少ない今回の作品の中で、「娘役救済場面」と言われる、出撃前の夜を将校たちが恋人や妻と過ごす、しっとりとしたカップルたちのシーン、「オーディンの夜」、皆それぞれのカップルに、そのキャラクターのバックグラウンドにふさわしいドラマを考えた設定でのダンスになっているのですが、新人公演主役ペアである、蒼羽りく・花乃まりあの2人が毎回、少しずつ振りや表情を違えて、子供が出来た妻といたわる夫を演じていましたが、今回も後方での踊りながら、しっとりとした雰囲気やダンスの充実ぶりで、さすがは新公カップル!と観ごたえのあるものをみせてくれました。

如何にも優等生、で最初からそつのない歌と演技のヒルダ役の実咲凛音ちゃんでしたが、公演途中から、ラインハルトの日々変わる演技に呼応するように熱く感情をこめるようになってきて・・・。
最後、片腕キルヒアイスを亡くし、姉アンネローゼにも別れを告げられて孤独に慟哭するラインハルトに声をかける場面、普通なら、声をかけるのもためらわれる状況を察知しつつも、それでも「心の扉を叩く」ヒルダならではの存在感で、そっと声をかける間合いに舞台上で過ごした2カ月の集積が現れていて、ホロリとしました。


退団者はお二人。
雪乃心美ちゃんは可愛らしく、ブラウンシュヴァイク公の甥、フレーゲルを妖しく優雅にちょっとイヤミに表情豊かに演じた月映樹茉ちゃんは、「月映樹茉@TAKARAZUKA」と公演に絡めた心のこもった挨拶で会場を惹きつけて、最後まで2人ともとても可愛い笑顔でした。

TOP凰稀かなめさんの御挨拶も、前TOPの大空さんが挨拶KINGだっただけに、どうかしら~とやや心配^^;していましたが、公演の成功で自信がついたのか、伸び伸びと、博多とドラマシティのPRもしつつ、晴やかな笑顔での御挨拶、でした。

オーベルシュタインの悠未ひろさんが「逆転裁判」の主役で二手に分かれての2013年宙組最初の公演、となるので、博多座(行きます!)でまた「銀英伝」に会えるとはいえ、この並びを眼にするのは最後か・・・と感慨深く。
とても気に入った伶美うららちゃんのユリアン姿も最後なのですよね・・・。
思わずキャトルで、ユリアンとヤンの2ショットの舞台写真を予約(今回の銀英伝のGOODSや写真の売れ行きが凄くてほとんどSOLD OUT!)してしまいました^^;

ちょっと、東京公演については書き足りない気がしますので、また改めて場面語りをしたいと思います


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