それにしても、都さんの輝き振りは、古巣のバーミンガム・ロイヤルで、という安心感か当り役の「コッペリア」のスワニルダという役どころが彼女の個性にマッチしているからか・・・・。
バレエを観る至福をこれほどまでに味わせてくれるダンサーもそうそういないでしょう。

一幕、広場を挟んで向かいの、マッドサイエンティスト(?)自動人形に取り付かれた変わり者、コッペリウス博士の家のバルコニーに読書中の同じ年頃の若い女性を発見して、広場から声をかけ、挨拶をするスワニルダ。
登場から明るいオーラ満開!可愛らしい美人でちょっと勝気で頭の回転の速いスワニルダというキャラクターが魅力的に提示されます。
一向に顔をあげない娘に不審を抱きつつ、家に戻ると、婚約者のフランツ登場。
彼も娘に目をとめて、投げキッスでご挨拶。コッペリウス博士が彼女コッペリアのねじを巻き、フランツに投げキッスで応えます。
その様子を実は見ていたスワニルダ。フランツとの間で一悶着。
6人の村娘が2人の結婚式の打ち合わせに尋ねてくると彼の浮気を切々と訴えるスワニルダ。

そこにジプシーの一団が。
深い赤とグリーンの衣装で長身ダンサーをそろえた群舞はフォークロアなダンスで雰囲気を盛り上げます。一際華やかなジプシー娘に誘われたフランツはスワニルダの制止を振り切って一団の中心となって踊りに加わります。
どうやら、断れないタイプみたい・・・。生来の浮気男ですが、憎めないハンサム、というフランツを黒髪黒い目スタイル抜群のイアン・マッケイが嫌味なく演じます。
ここでフランツの最初のソロ。超難度の技がある見せ場。15日は破綻ぎりぎりまで身体を使ってダイナミックに踊りきりましたが、17日は連日の公演のお疲れが出たのか、バランスを崩して手を突く、というシーンがあり、全体的に踊りにキレがありませんでした。
都さんの素晴らしい踊りに発奮して、15日はやや粗いかなと思われる部分もありつつ、頑張っているな・・・(あ、つい見方が好意的に・・・)と思っていたのですが、17日は都さんの一人勝ちでしたね(笑)。
踊りの不安定さについては他のソリストにも言える部分が散見されましたが、舞台全体を覆う作品に即したカントリームード、細やかでユーモアのある演技など、物語バレエを紡ぐためのコンセンサスがしっかりとして安心して舞台に身をゆだねることが出来ました。
夜になり、外出するコッペリウス博士は広場でならずものに絡まれ(オヤジ狩?)宿屋の主人に窮地を救われますが、鍵を落としてしまいます。
何事かと出てきたスワニルダがその鍵を発見。灯りのついていない家はコッペリウス博士の家だけ。
これはあのライバルの娘に会うチャンス?と6人の友達を誘って博士の家に忍び込むことにします。
最後まで良くないわよ~と抵抗していた娘も十字を切って家に引っ張り込まれ・・・・。
この一連の流れが実にコミカルで、皆芸達者。思わず笑みがこぼれるシーン満載。
だれもいない広場に人影が。大きな梯子を持ったフランツです。
あの娘に会いにバルコニーから忍び込むつもり。で一幕終了。
2幕は、コッペリウス博士の書斎。
自動人形たちが踊りだし、怯える娘たち。
コッペリアのいるバルコニーの方に怖気づいてなかなか踏み出せないスワニルダを励ます仲間たち。だめよ、やっぱり行けない!顔を覆うスワニルダのスカートをピラリとめくると腿がプルプル震えているのがカワイイ・・・。
おずおず挨拶した相手が人形だとわかって大笑い。
そこに博士の帰宅で蜘蛛の子を散らすように逃げ去る娘たち。
やれやれ。そこに忍び込むフランツ。早速つかまえてお仕置きを・・・いや、待てよ。
博士の頭に浮ぶアイデア。フランツを酔わせて正体不明にしておいてコッペリアに彼の魂を移そうと言う魂胆です。

そこに登場のコッペリアの扮装をしたスワニルダ。博士の魔法に合わせて動き出します。
ちょっとお行儀が悪くて人形振りのまま博士を打ちのめしたりしますがそこがまたコメディエンヌとしての才能炸裂。

魂を持ったコッペリアが嬉しくて、スペインの人形、スコットランドの人形からそれぞれ小物を渡して民族舞踊をせがむ博士。
応えて踊る都さんのスコットランド舞踊がスゴイ。リバーダンスで知られるようにスコティッシュダンスはステップワークが複雑なのですが、そのエッセンスをバレエに取り入れた超複雑なパを正確にリズミカルに刻む都さんの足先に見惚れました・・・。
すやすや眠るフランツを必死で起こして逃げるスワニルダ。
人形が命を得たのではなく、スワニルダにまんまといっぱい食わされたのか・・・。傷心の博士。
バレエを観る至福をこれほどまでに味わせてくれるダンサーもそうそういないでしょう。

一幕、広場を挟んで向かいの、マッドサイエンティスト(?)自動人形に取り付かれた変わり者、コッペリウス博士の家のバルコニーに読書中の同じ年頃の若い女性を発見して、広場から声をかけ、挨拶をするスワニルダ。
登場から明るいオーラ満開!可愛らしい美人でちょっと勝気で頭の回転の速いスワニルダというキャラクターが魅力的に提示されます。
一向に顔をあげない娘に不審を抱きつつ、家に戻ると、婚約者のフランツ登場。
彼も娘に目をとめて、投げキッスでご挨拶。コッペリウス博士が彼女コッペリアのねじを巻き、フランツに投げキッスで応えます。
その様子を実は見ていたスワニルダ。フランツとの間で一悶着。
6人の村娘が2人の結婚式の打ち合わせに尋ねてくると彼の浮気を切々と訴えるスワニルダ。

そこにジプシーの一団が。
深い赤とグリーンの衣装で長身ダンサーをそろえた群舞はフォークロアなダンスで雰囲気を盛り上げます。一際華やかなジプシー娘に誘われたフランツはスワニルダの制止を振り切って一団の中心となって踊りに加わります。
どうやら、断れないタイプみたい・・・。生来の浮気男ですが、憎めないハンサム、というフランツを黒髪黒い目スタイル抜群のイアン・マッケイが嫌味なく演じます。
ここでフランツの最初のソロ。超難度の技がある見せ場。15日は破綻ぎりぎりまで身体を使ってダイナミックに踊りきりましたが、17日は連日の公演のお疲れが出たのか、バランスを崩して手を突く、というシーンがあり、全体的に踊りにキレがありませんでした。
都さんの素晴らしい踊りに発奮して、15日はやや粗いかなと思われる部分もありつつ、頑張っているな・・・(あ、つい見方が好意的に・・・)と思っていたのですが、17日は都さんの一人勝ちでしたね(笑)。
踊りの不安定さについては他のソリストにも言える部分が散見されましたが、舞台全体を覆う作品に即したカントリームード、細やかでユーモアのある演技など、物語バレエを紡ぐためのコンセンサスがしっかりとして安心して舞台に身をゆだねることが出来ました。
夜になり、外出するコッペリウス博士は広場でならずものに絡まれ(オヤジ狩?)宿屋の主人に窮地を救われますが、鍵を落としてしまいます。
何事かと出てきたスワニルダがその鍵を発見。灯りのついていない家はコッペリウス博士の家だけ。
これはあのライバルの娘に会うチャンス?と6人の友達を誘って博士の家に忍び込むことにします。
最後まで良くないわよ~と抵抗していた娘も十字を切って家に引っ張り込まれ・・・・。
この一連の流れが実にコミカルで、皆芸達者。思わず笑みがこぼれるシーン満載。
だれもいない広場に人影が。大きな梯子を持ったフランツです。
あの娘に会いにバルコニーから忍び込むつもり。で一幕終了。
2幕は、コッペリウス博士の書斎。
自動人形たちが踊りだし、怯える娘たち。
コッペリアのいるバルコニーの方に怖気づいてなかなか踏み出せないスワニルダを励ます仲間たち。だめよ、やっぱり行けない!顔を覆うスワニルダのスカートをピラリとめくると腿がプルプル震えているのがカワイイ・・・。
おずおず挨拶した相手が人形だとわかって大笑い。
そこに博士の帰宅で蜘蛛の子を散らすように逃げ去る娘たち。
やれやれ。そこに忍び込むフランツ。早速つかまえてお仕置きを・・・いや、待てよ。
博士の頭に浮ぶアイデア。フランツを酔わせて正体不明にしておいてコッペリアに彼の魂を移そうと言う魂胆です。

そこに登場のコッペリアの扮装をしたスワニルダ。博士の魔法に合わせて動き出します。
ちょっとお行儀が悪くて人形振りのまま博士を打ちのめしたりしますがそこがまたコメディエンヌとしての才能炸裂。

魂を持ったコッペリアが嬉しくて、スペインの人形、スコットランドの人形からそれぞれ小物を渡して民族舞踊をせがむ博士。
応えて踊る都さんのスコットランド舞踊がスゴイ。リバーダンスで知られるようにスコティッシュダンスはステップワークが複雑なのですが、そのエッセンスをバレエに取り入れた超複雑なパを正確にリズミカルに刻む都さんの足先に見惚れました・・・。
すやすや眠るフランツを必死で起こして逃げるスワニルダ。
人形が命を得たのではなく、スワニルダにまんまといっぱい食わされたのか・・・。傷心の博士。
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