2013年4月18日(木)18:30の夜公演で、宝塚花組公演「オーシャンズ11」を東京宝塚劇場で観て参りました。
組替えで星組が大量に中堅スターを他組に放出する前に、小池修一郎潤色で上演されたときには、通ったものですが・・・。
当時の小池先生が引っ張りだこのスケジュールの中ギリギリで仕上げた脚本を追い掛けるようにして組子がお稽古をし、自分たちの役作りを自主的に行ったという星組公演。
今回の花組は、より緻密に演出も仕上がり、花組特有の濃い男役芸もあいまって、星とはまた異なる味わいの作品に仕上がっておりました^^

主な配役 * 右の( )内は星組公演時の配役です
ダニエル・オーシャン 蘭寿とむ(柚希 礼音)
テス 蘭乃はな(夢咲 ねね)
ラスティー・ライアン 北翔海莉(涼紫央)
クイーン・ダイアナ 桜一花(白華れみ)
フランク・カットン 瀬戸 かずや(夢乃 聖夏)
バシャー・ター 春風弥里(壱城 あずさ)
バージル・モロイ 水美 舞斗(如月 蓮)
ターク・モロイ 柚香 光(天寿 光希)
イエン 華形ひかる(鶴美舞夕)
リヴィングストン・デル 鳳 真由(美弥 るりか)
ルーベン・ティシュコフ 紫峰 七海(美城 れん)
ソール・ブルーム 悠真 倫(未沙のえる)
ライナス・コールドウェル 芹香斗亜(真風 涼帆)
テリー・ベネティクト 望海風斗(紅 ゆずる)
ポーラ 花野じゅりあ→華雅りりか(音波 みのり)
マイク 大河凛(礼真琴)
3ジュエルズ 芽吹幸奈(花愛瑞穂)
菜奈くらら(毬乃ゆい?白妙なつ?)
仙名彩世(音花ゆり)
ザ・男役まつり!という雰囲気の花組版オーシャンズ。
星のキラキラした若い路線スターたちがひしめいている楽しさとはまた異なる、思い思いにキザなカッコよさをアピールする男役たちの濃い熱気と全編これラスベガスのゴージャスなショータイム?!という雰囲気が非・日常的な楽しさに満ち満ちている公演です
観た人は皆、「楽しい~
」と満面の笑顔。・・・若干お肌も艶々しているような・・・
お話は・・・
ムショをでた詐欺師のダニー・オ―シャン。
親友ラスティーと一緒に、ホテル王ベネディクトにひと泡吹かせる計画を立てる。
エコロジー運動に関心を持つ歌手である妻テスを巡ってライバル関係にあるダニーとベネディクト。
一方ラスティーの恋人ポ―ラの一家が経営するショー・パブ?「エル・チョクロ」はベネディクトの新ホテルのために地上げの危機に瀕している。
ベネディクトのカジノとホテル1日分の売り上げをだまし取り、一泡吹かせようじゃないか。
そのために必要な異能集団をスカウトしてチームを作り、計画が着々と進められていく・・・。
テスはベネディクトの新・プロジェクト「エコ・ホテル」のミューズとして、プロモーションの顔「エコ・プリンセス」に抜擢。
ホテルのマジック・ショーのクイーンとしてベネディクトの寵愛を欲しいままにしてきたダイアナはテスを陥れるために暗躍。
ダニーに離婚を迫るテス。テスに求婚するベネディクト、復縁を図るダニー。
11人の仲間の計画は?3人の愛の行方は?
というわけで、ラスベガスを舞台に繰り広げられるコン・ゲーム。
詐欺師だけれど一途な愛を捧げてくれるダニーと、成功者で非の打ちどころのないホテル王だけれど裏の顔がありそうなベネディクトの間で揺れるテスの女心と男たちの混成チームの友情が見どころ。
物語を進めるのは色っぽい歌ウマの3人娘と黒塗りキラキラのマイク。
星で礼真琴くんが艶っぽく歌いまくって歌姫なお姉さまたちを従えて圧倒した役ですが、花組若手スター大河凛ちゃんも女の子っぽい可愛らしさを封印して華と押し出しのある歌手っぷり。
そして、気になる娘役さん、仙名さんがやはり上手くてキレイ^^
成績が良くて、キレイな娘役さんなのだけど、ちょっとアゴが出ている(失礼!)のと同期の実咲凛音ちゃんが押されている陰に隠れていたけれど、最近輪郭もお化粧が上手になったのか気にならなくなり、凛音ちゃんが宙のTOP娘役として組替えした今、次のバウヒロインにも抜擢されて・・・^^頑張ってほしいです
では役ごとに一言ずつ・・・
■ダニー・オーシャン
蘭寿さんにやって欲しいと皆が思っていた大人の男のスーツもの、遂に来ましたね!お披露目のファントム以来、どうして現代ものでスーツものが来ないんだろう・・とじりじりしていたのでようやく!と思いました。
はい、期待通り、ハリウッドゴージャスな大人のキザなイイ男を余裕綽々で演じていらっしゃいます。
スーツも、ボタン3つくらいはずしたグレーのシャツにグレーのスーツ、ジャケットの襟に添わせるようにワインの小紋柄の入ったグレーのスカーフをあしらって・・というような、詐欺師だからギャングのようなボールドストライプ、というのではなく、シックなお洒落が粋で素敵でした。
■ラスティー・ライアン
大人の蘭寿さんの親友には北翔さんくらいの格が必要なのかも・・・。ということで、専科からの特出です。
お二人バランスがとても良く、そういえば、大空祐飛さんTOPの初期、2番手3番手で同じ舞台に立っていたお二人ですから・・・。
そして、北翔さんと言えば、魅惑のクリ―ミィVOICE。言うまでもなく歌が素晴らしいので、ご出演ありがとうございました!と言う感じ。
テラテラっとしたカーキ色?のサテンスーツで、ベージュ系で本当にイタリアンスーツ、という高級感のあった涼さんのブラピを意識したラスティとはちょっと違った、ショービズ界で地道にやってそうなラスティ。
何よりの功積?は、目くらましのために登場する、偽医者ジョンソン医師の場面。
毎回異なるアドリブを無尽蔵に繰り広げると、スタッフさんやオケピの中まで全員舞台に注目してしまうらしい面白すぎ、自由すぎのお医者さん。
観劇した回にはSMAPの香取慎吾さんが観にいらしていたようで、カラオケ好きのおじいちゃん設定でSMAPの曲に絡めたアドリブ連発&もれなくひとくさり歌うという・・・思わず笑いをこらえきれなくなったベネディクト=だいもんに「あんたね、笑ってるけどね、」と突っ込んで、ステキな暴走っぷりでした。
■テス
ぱっと見は、ゴージャス美女そのものだった星組のねねちゃんに比べると、2人の男が取りあうほどのイイ女・・?かしら??と思ってしまいましたが(蘭ハナちゃんごめんなさい!)
気が強くてポンポン飛び出す憎まれ口の中に、忍びよる不安や心の揺れもしっかり演じていて、芯のしっかりしたテスでした。
ねねちゃんがゴージャスな外見とは裏腹に、意外と柚希ダニーに翻弄されていた感があったのに対して、蘭ちゃんは対等な駆け引きというか、やり取りがカップル感いっぱいで、良い大人のカップルになってきたなぁと、今更のように思いました。フィナーレのダンスも蘭寿さん以上の切れの良さで、ダンサーとしても、彼女のスタイルが確立されてきて良いスターっぷり。蘭蘭コンビ今、とても良いですね
■ベネディクト
だいもん(望海)ですから・・・。この方も、お歌が上手くてどうしようかと^^
それにしてもこの花組公演、歌の上手いヒトがガンガン歌うのでとても迫力と広がりがあり、耳に優しい公演っていいなと改めて。
きれいな広がりのある整った丸顔が昭和っぽいとか正義の味方にしか見えないとか言われる彼女ですが、今回はゆがんだ上昇志向を持つ2面性のある男を楽しげに演じていて一皮剝けた感がありました。
にやり、と笑う時に片頬だけで笑うヒトを漫画以外で初めて見たかも(笑)
■ライナス
芹香斗亜ちゃんですね。星にいたときは、小作りの可愛らしいお顔とスラリとした肢体で十碧れいやちゃんと2個イチで使われていましたが、花に来て新公主役など抜擢続きで成長しましたね。メイクもお顔立ちがはっきりする花男仕様で、華やかになってきました。
とはいえ、若々しい持ち味が未熟なライナスにピッタリで、大人の蘭寿ダニーとのコントラストがはっきりしてお芝居的にも適役だったかと。
■バシャー・タ―
春風弥里さん、みーちゃん。同期3人でワンセットだった宙組時代は中ではお芝居上手でちょっともったりした印象だった彼女、花に来て間もなくスッとお痩せになっていきなりカッコよく・・・!
今回更にお痩せになったような・・・前髪がハラリと額にかかって、それがなんともSEXY.
開襟の黒シャツに臙脂色のサテンスーツという出で立ちがなんとも安っぽくてかっこよくて悪くていい男という風情で魅力的です。マジシャン崩れで雑技団のマネージャーのようなことをしている、ちょっと道を外れてしまった感が良く出ている肩の力の抜けた良い芝居。
で、ショータイムには打って変ってキメキメで客席の視線を釣りまくるという・・・。
お顔立ちが美形というのではないのですが、本当に魅力のある男役さんです。
■リヴィングストン
鳳真由ちゃん。この役はサイバーハイパーアーティスト?(笑)星ではみやるりちゃんがはじけて演じていたパソコンオタクのハッカーですよね。彼女はお芝居がとても繊細なイメージがあったのですが、この役もしっかりと作り込んでチャーミングでした。
■モロイ兄弟
遂にキタ!下級生ながら、その個性的な美貌でファンを増やしている柚香光くん。
今までも抜擢はありましたが、なぜか美貌だけを誇示するような踊ったり、スポットで使われたり・・の役で、その芝居心と歌の実力はベールに包まれていたのですが・・・。
今回、双子設定で、同期の成績が良くて一般的な美形の水美舞斗くんとペアで使われていることで、掛け合いや歌にも安定感が生まれ、赤毛のヘアスタイルやシンクロする動きなどで双子感満載のとても可愛くてCUTEな2人を堪能させていただきました^^
■ダイアナ
Queen of Vegas!桜一花ちゃんが小柄ながら整った頭身バランスと達者な芝居心で、我こそが女王と心から信じている傲慢で、でも憎めない、チャーミングで強い女を楽しげに演じています。
それにしても、紫のベロアの身体にぴったりしたジャンプスーツにターバンが普段着って・・・さすがですわ^^
平日の夜公演だったせいか男性のお客さまも多く・・・。
大人が楽しめるタカラヅカ、でした。
組替えで星組が大量に中堅スターを他組に放出する前に、小池修一郎潤色で上演されたときには、通ったものですが・・・。
当時の小池先生が引っ張りだこのスケジュールの中ギリギリで仕上げた脚本を追い掛けるようにして組子がお稽古をし、自分たちの役作りを自主的に行ったという星組公演。
今回の花組は、より緻密に演出も仕上がり、花組特有の濃い男役芸もあいまって、星とはまた異なる味わいの作品に仕上がっておりました^^

主な配役 * 右の( )内は星組公演時の配役です
ダニエル・オーシャン 蘭寿とむ(柚希 礼音)
テス 蘭乃はな(夢咲 ねね)
ラスティー・ライアン 北翔海莉(涼紫央)
クイーン・ダイアナ 桜一花(白華れみ)
フランク・カットン 瀬戸 かずや(夢乃 聖夏)
バシャー・ター 春風弥里(壱城 あずさ)
バージル・モロイ 水美 舞斗(如月 蓮)
ターク・モロイ 柚香 光(天寿 光希)
イエン 華形ひかる(鶴美舞夕)
リヴィングストン・デル 鳳 真由(美弥 るりか)
ルーベン・ティシュコフ 紫峰 七海(美城 れん)
ソール・ブルーム 悠真 倫(未沙のえる)
ライナス・コールドウェル 芹香斗亜(真風 涼帆)
テリー・ベネティクト 望海風斗(紅 ゆずる)
ポーラ 花野じゅりあ→華雅りりか(音波 みのり)
マイク 大河凛(礼真琴)
3ジュエルズ 芽吹幸奈(花愛瑞穂)
菜奈くらら(毬乃ゆい?白妙なつ?)
仙名彩世(音花ゆり)
ザ・男役まつり!という雰囲気の花組版オーシャンズ。
星のキラキラした若い路線スターたちがひしめいている楽しさとはまた異なる、思い思いにキザなカッコよさをアピールする男役たちの濃い熱気と全編これラスベガスのゴージャスなショータイム?!という雰囲気が非・日常的な楽しさに満ち満ちている公演です

観た人は皆、「楽しい~


お話は・・・
ムショをでた詐欺師のダニー・オ―シャン。
親友ラスティーと一緒に、ホテル王ベネディクトにひと泡吹かせる計画を立てる。
エコロジー運動に関心を持つ歌手である妻テスを巡ってライバル関係にあるダニーとベネディクト。
一方ラスティーの恋人ポ―ラの一家が経営するショー・パブ?「エル・チョクロ」はベネディクトの新ホテルのために地上げの危機に瀕している。
ベネディクトのカジノとホテル1日分の売り上げをだまし取り、一泡吹かせようじゃないか。
そのために必要な異能集団をスカウトしてチームを作り、計画が着々と進められていく・・・。
テスはベネディクトの新・プロジェクト「エコ・ホテル」のミューズとして、プロモーションの顔「エコ・プリンセス」に抜擢。
ホテルのマジック・ショーのクイーンとしてベネディクトの寵愛を欲しいままにしてきたダイアナはテスを陥れるために暗躍。
ダニーに離婚を迫るテス。テスに求婚するベネディクト、復縁を図るダニー。
11人の仲間の計画は?3人の愛の行方は?
というわけで、ラスベガスを舞台に繰り広げられるコン・ゲーム。
詐欺師だけれど一途な愛を捧げてくれるダニーと、成功者で非の打ちどころのないホテル王だけれど裏の顔がありそうなベネディクトの間で揺れるテスの女心と男たちの混成チームの友情が見どころ。
物語を進めるのは色っぽい歌ウマの3人娘と黒塗りキラキラのマイク。
星で礼真琴くんが艶っぽく歌いまくって歌姫なお姉さまたちを従えて圧倒した役ですが、花組若手スター大河凛ちゃんも女の子っぽい可愛らしさを封印して華と押し出しのある歌手っぷり。
そして、気になる娘役さん、仙名さんがやはり上手くてキレイ^^
成績が良くて、キレイな娘役さんなのだけど、ちょっとアゴが出ている(失礼!)のと同期の実咲凛音ちゃんが押されている陰に隠れていたけれど、最近輪郭もお化粧が上手になったのか気にならなくなり、凛音ちゃんが宙のTOP娘役として組替えした今、次のバウヒロインにも抜擢されて・・・^^頑張ってほしいです

では役ごとに一言ずつ・・・
■ダニー・オーシャン
蘭寿さんにやって欲しいと皆が思っていた大人の男のスーツもの、遂に来ましたね!お披露目のファントム以来、どうして現代ものでスーツものが来ないんだろう・・とじりじりしていたのでようやく!と思いました。
はい、期待通り、ハリウッドゴージャスな大人のキザなイイ男を余裕綽々で演じていらっしゃいます。
スーツも、ボタン3つくらいはずしたグレーのシャツにグレーのスーツ、ジャケットの襟に添わせるようにワインの小紋柄の入ったグレーのスカーフをあしらって・・というような、詐欺師だからギャングのようなボールドストライプ、というのではなく、シックなお洒落が粋で素敵でした。
■ラスティー・ライアン
大人の蘭寿さんの親友には北翔さんくらいの格が必要なのかも・・・。ということで、専科からの特出です。
お二人バランスがとても良く、そういえば、大空祐飛さんTOPの初期、2番手3番手で同じ舞台に立っていたお二人ですから・・・。
そして、北翔さんと言えば、魅惑のクリ―ミィVOICE。言うまでもなく歌が素晴らしいので、ご出演ありがとうございました!と言う感じ。
テラテラっとしたカーキ色?のサテンスーツで、ベージュ系で本当にイタリアンスーツ、という高級感のあった涼さんのブラピを意識したラスティとはちょっと違った、ショービズ界で地道にやってそうなラスティ。
何よりの功積?は、目くらましのために登場する、偽医者ジョンソン医師の場面。
毎回異なるアドリブを無尽蔵に繰り広げると、スタッフさんやオケピの中まで全員舞台に注目してしまうらしい面白すぎ、自由すぎのお医者さん。
観劇した回にはSMAPの香取慎吾さんが観にいらしていたようで、カラオケ好きのおじいちゃん設定でSMAPの曲に絡めたアドリブ連発&もれなくひとくさり歌うという・・・思わず笑いをこらえきれなくなったベネディクト=だいもんに「あんたね、笑ってるけどね、」と突っ込んで、ステキな暴走っぷりでした。
■テス
ぱっと見は、ゴージャス美女そのものだった星組のねねちゃんに比べると、2人の男が取りあうほどのイイ女・・?かしら??と思ってしまいましたが(蘭ハナちゃんごめんなさい!)
気が強くてポンポン飛び出す憎まれ口の中に、忍びよる不安や心の揺れもしっかり演じていて、芯のしっかりしたテスでした。
ねねちゃんがゴージャスな外見とは裏腹に、意外と柚希ダニーに翻弄されていた感があったのに対して、蘭ちゃんは対等な駆け引きというか、やり取りがカップル感いっぱいで、良い大人のカップルになってきたなぁと、今更のように思いました。フィナーレのダンスも蘭寿さん以上の切れの良さで、ダンサーとしても、彼女のスタイルが確立されてきて良いスターっぷり。蘭蘭コンビ今、とても良いですね

■ベネディクト
だいもん(望海)ですから・・・。この方も、お歌が上手くてどうしようかと^^

きれいな広がりのある整った丸顔が昭和っぽいとか正義の味方にしか見えないとか言われる彼女ですが、今回はゆがんだ上昇志向を持つ2面性のある男を楽しげに演じていて一皮剝けた感がありました。
にやり、と笑う時に片頬だけで笑うヒトを漫画以外で初めて見たかも(笑)
■ライナス
芹香斗亜ちゃんですね。星にいたときは、小作りの可愛らしいお顔とスラリとした肢体で十碧れいやちゃんと2個イチで使われていましたが、花に来て新公主役など抜擢続きで成長しましたね。メイクもお顔立ちがはっきりする花男仕様で、華やかになってきました。
とはいえ、若々しい持ち味が未熟なライナスにピッタリで、大人の蘭寿ダニーとのコントラストがはっきりしてお芝居的にも適役だったかと。
■バシャー・タ―
春風弥里さん、みーちゃん。同期3人でワンセットだった宙組時代は中ではお芝居上手でちょっともったりした印象だった彼女、花に来て間もなくスッとお痩せになっていきなりカッコよく・・・!
今回更にお痩せになったような・・・前髪がハラリと額にかかって、それがなんともSEXY.
開襟の黒シャツに臙脂色のサテンスーツという出で立ちがなんとも安っぽくてかっこよくて悪くていい男という風情で魅力的です。マジシャン崩れで雑技団のマネージャーのようなことをしている、ちょっと道を外れてしまった感が良く出ている肩の力の抜けた良い芝居。
で、ショータイムには打って変ってキメキメで客席の視線を釣りまくるという・・・。
お顔立ちが美形というのではないのですが、本当に魅力のある男役さんです。
■リヴィングストン
鳳真由ちゃん。この役はサイバーハイパーアーティスト?(笑)星ではみやるりちゃんがはじけて演じていたパソコンオタクのハッカーですよね。彼女はお芝居がとても繊細なイメージがあったのですが、この役もしっかりと作り込んでチャーミングでした。
■モロイ兄弟
遂にキタ!下級生ながら、その個性的な美貌でファンを増やしている柚香光くん。
今までも抜擢はありましたが、なぜか美貌だけを誇示するような踊ったり、スポットで使われたり・・の役で、その芝居心と歌の実力はベールに包まれていたのですが・・・。
今回、双子設定で、同期の成績が良くて一般的な美形の水美舞斗くんとペアで使われていることで、掛け合いや歌にも安定感が生まれ、赤毛のヘアスタイルやシンクロする動きなどで双子感満載のとても可愛くてCUTEな2人を堪能させていただきました^^
■ダイアナ
Queen of Vegas!桜一花ちゃんが小柄ながら整った頭身バランスと達者な芝居心で、我こそが女王と心から信じている傲慢で、でも憎めない、チャーミングで強い女を楽しげに演じています。
それにしても、紫のベロアの身体にぴったりしたジャンプスーツにターバンが普段着って・・・さすがですわ^^
平日の夜公演だったせいか男性のお客さまも多く・・・。
大人が楽しめるタカラヅカ、でした。
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