marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(775回) あぁ!アメリカよ、アメリカ。

2021-01-08 08:15:28 | 日記

◆1884年11月24日、内村鑑三がアメリカに上陸して、過ごすうちに思い知らされたことがあった。わたしたちは日本にいてだまされていたのだ、と。拝金主義、人種差別、盗みやその他・・・。不貞の妊娠で赤子を一人2ドルで焼却して富を築いていたものまで居たと書いている。実はそれ以来(それ以前からも)メディアによって作られたアメリカ像は、ずぅと続いていたのではなかったか。それをここにきて実はトランプはフェィクと話したのではなかったのか。実態はこうなのだと、議会に侵入せよ!と。当時から、大陸ではアメリカでの民主主義を懐疑的にみるトクビィルなどがすでにいた。つまるところ、自由と叫んでも結局、消せない人の罪である。キリスト教とは、そもそもこの原点が個々人に生じない限りは決してなりたたないものである。◆内村鑑三がアメリカ大陸に上陸した時、その年の遡る6月にアメリカから来た宣教師がこの東北の宣教ではもっとも遅れたこの場所で、礼拝がもたれた。今は教会はカトリックをはじめあるが、僕の県では、プロテスタントに最も歴史があり福音の種というものが蒔かれたキリスト教会である。その宣教師たちが当時のアメリカでの思いは、実は、内村がアメリカの上陸して体験した当時のキリスト教界の教派の争いや哲学の教えなどなど争いあうような中で、キリストの父なる神の思いと言うものは、本来そう状態ではいけないと起こった宗派なのである。「大事に一致、小事に自由、万事に愛!」これが宣教師たちの思いであった。病弱をおして日本に来られた初めての宣教師のご婦人は、お子さんと共にこの地に眠っている。そしてともに来られた初代宣教師の墓は青山の外人墓地にある。あぁ!アメリカよ、アメリカ。