marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(371回目)脱線:工場生活(S・ヴェーユ)と お気に入り文庫本の紹介

2017-06-25 21:33:07 | 日記
 
 ブログの更新が途絶えている。要は疲労で言葉が途絶えているということ。

 無論、彼女が入り込んだ工場の労働条件とは比べようもなく現代は文句なく善い。
 
 しかし、昼休みの一時間を除き、朝から終業まで一日中立ち作業である。

 肉体の点検(限界)をも加味しながら毎日を過ごしている。
 
 僕はそういう立場を望んだのだから。 あと、数年。

*************************************

  ギリシャの諺が言うとおり、不幸は唖である。

                             彼女の『労働の条件』より
 
*************************************

 僕は現状、不幸だとは思わない。現代はそもそも「不幸」という言葉は使われなく
 
 なっているだろうと思う。基準があっての比較で「幸、不幸」という言葉があるのだろうから。

 こういう記録を残した女性哲学者がいたということは、忘れ去られることはないと思う。

 ◆僕のお気に入りの文庫の一冊を紹介したい。10年くらい前に読んだ小説だ。

 目の前の本棚に今もある。

 アゴタ・クルストフ 堀 茂樹訳 『悪童日記』 (早川書房) 最後の数行が・・・ Ω