記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

コウノトリには会えずも、甘木鉄道そばで絶滅危惧種クロツラヘラサギの群れに遭遇。

2022年02月21日 11時44分51秒 | マイクロツーリズム

コウノトリが来ると聞いて、先日仕事の帰りに小郡市・大添堤(ため池)に立ち寄ったところ、コウノトリは居なかったものの、クロツラヘラサギ(絶滅危惧種)の群れがいて驚きました。くちばしがヘラのような形をしています。

数えると11羽、絵地図作家の村松昭さんに描いてもらった「博多湾周遊絵巻」「遠の朝廷大宰府・天満宮散策絵図」制作時(2005年)に野鳥観察に興味を持ち、それ以来冬場は和白干潟などに野鳥を観に行くのですが、こんなに多くのクロツラヘラサギを見るのは初めてでした。

上の写真では、手前がクロツラヘラサギ(絶滅危惧種)で、奥がヘラサギ。顔の部分や個体の大きさに違いがあり、望遠レンズで撮影すると違いがわかります。

大添堤は、薩摩街道・秋月街道「松崎宿」跡そば、甘木鉄道・松崎駅に隣接しています。私はFBSめんたいワイドの月曜日の人気コーナー「けん坊さんのひと駅ノスタルジー」の企画をお手伝いしていますので、「松崎駅編」ができないかとロケハン兼ねて立ち寄ったのですが、ラッキーでした。下の写真は、甘木鉄道のかわいい車両と一緒に撮影。

この堤(ため池)は地理的にも、形状的にも、餌場としても恵まれているようです。この1ヶ月の間に4回現地へ立ち寄りましたが、どうやらクロツラヘラサギ11羽は、いつも居る様子。付近には地元のコウノトリ会が1月に繁殖用の鉄塔を立てているのですが、残念ながらクロツラヘラサギやヘラサギの大群が居着いてしまったみたいで、なかなかコウノトリには出会えません。しかし、私的にはクロツラヘラサギを観ることができて大満足なのです。

2月20日(日)午後、4たび大添堤(ため池)に立ち寄ると、クロツラヘラサギが11羽、ヘラサギが23羽観察できました。他にもコサギや鴨などはたくさん居ます。そこへ、ちょうど鵜(カワウ)の群れが飛んできて、池への着水を試みました。驚いたヘラサギたちは、一斉に飛び立ち幻想的な景観を観ることができました。

突然の飛び立ちで、慌てて手持ちの愛用カメラ(OLYMPUS PEN-F DIGITAL)と望遠レンズで撮りましたが、辛うじて雰囲気のわかる写真が撮れました。出来れば追跡しやすい単焦点レンズで撮りたかったなと思うのですが、写真は常に一期一会なので、現地へ行っても同じようなシャッターチャンスが訪れるかは未定です(笑)。

野鳥を観察・撮影する人は重たそうなカメラ&大きなレンズで撮っていますが、どんなスゴい写真が撮れるのか気になります。まぁ、無精者の私にはミラーレス一眼カメラ、それもPEN-Fなどの軽く小さいカメラが合っています。

春までに、あと何回かは現地へ立ち寄ってみようと思います。コウノトリにも会えるといいのですが。

 

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