雑記帳

日々の雑記帳です。

豊川稲荷

2011年08月07日 | 日記

観光地等を時期外れに訪れるのは、すべてがスムーズにいってなかなか良いですね。

豊川稲荷へお参りしました。 夏休みでもあり、子供連れの参拝客が目につきます。

 

お稲荷さんに手を合わせる時、ここでは手を打つの?打たないの?一瞬迷います。
神社では、拝礼の仕方を示した書き物があり、私の目はせわしげにそれを探しているのですが…。

周りの人がどのようにしているか?観察。

誰も手を打っていない!

 

私は、お稲荷さんの裏手に車を止めたので、参拝ルートも逆になっています。


正門に近づくと、ガイドボランティアの方々がおられました。

急ぐ旅でもなし、ガイド(無料)をお願いしました。

案内は30分ほどです。


「ここは、神仏一体になっていて、仏様(千手観音様)をお守りしているのがお稲荷さん。
だから鳥居は赤くないでしょ。鳥居の端の形もいろいろあり、ここは5角形です。

近年お稲荷さんを改築した時に、寺よりも立派な建物ができてお稲荷さんが主のようにみえますが、本来のお稲荷さんは寺より小さかったんです」

ガイドさんの張りのある声が続きます。

 

お稲荷さんの前には、お供えした線香の煙が風になびいて、独特の香りを、雰囲気を出しています。

「この煙を体に当て、邪気を払ってからお参りするのですよ」ボランティアさん。


「お供え物の線香の煙を体に当ててはだめだよ」と聞いていた私は、すぐにこのことを尋ねます。

「そんなことありません。しっかり当ててくださいね」


「神仏一体なので、お稲荷さんにお参りする時は手を打っても打たなくてもいいんです。
そしてお参りの時に唱える呪文を3回唱えてから、願い事をしてください」

 

さっきのお参りは取り消し!

新たに呪文を3回唱えてお参りする私です。

説明を聞いて改めて境内を見渡すと、お寺さんとお稲荷さんは長~い廊下で繋がっています。





その下には、小さな川が流れ、涼感が漂います。手入れの行き届いたお庭が広がります。
ここでは、ご祈祷付きで食事(4000円)もできるそうです。

 

ガイドさんから色々な説明をしていただきましたが、

「豊川稲荷は、仏様をお守りするお稲荷さんである」それを知ったことだけで十分でした。

 

 

そしてそれ以上に、汗をふきふきガイドをしてくださったボランティアさんはとてもご高齢の方でした。
その生き生きと活躍しておられる姿を拝見して、いくつになっても世の中に貢献するという前向きな姿勢。

そのような積極的な生き方を教えていただいた価値ある「豊川稲荷詣で」でした。