今月初めてかな・・・

　気温の高い日が続き、ウオーキングをここのところひかえていた。　歩けないと体調が何だか変！！　　毎日のリズムが狂ってしまい、体重は減っているが、もうこれ以上減ってはいけない。　心配なのは同時に筋肉量と骨量が減っている点だ。　主人曰く「無理はするな。　体力増進じゃあなく体力維持が目的だよ。」　「はいそうだよねえ・・・」と言いつつ、何だか悔しい。

　そんな調子で歩いていなかったが、昨日はくもり空になったため晴雨兼用傘を持って歩きに出かけた。　降ったりやんだりの中ではあったが、久しぶりのコースがとっても新鮮に思えるから不思議である。

　川の中州のような場所にはしらさぎ？のような鳥が群れており、くちばしを突っ込んでは何やらついばんでいた。　「食べ物があるの？」　この辺りは潮の干満の影響がある場所。　それに合うような生物でもいるのだろうか。　橋の上で暫し鳥を眺めていた。　いい時間だ。　素敵な時間。　

　それから歩みを進めていると川沿いの道では、路肩にカニを発見。　とても赤い気がしたのだが、季節によるものなのか種類によって色が変化するのか・・・。　幼い子供と一緒だったら楽しいかななどと思いながら楠木群生地へ・・・。

　蝉の声が変化しているのに気づいた。「カナカナ　カナカナ」と言う声は今年あまり聞かなかった気がするなあ・・・。　今は「ジ～　ジ～」と大きな声が煩い。　「ツクツクブイッシュ　ツクツクブイッシュ」とツクツクホウシが負けまいと踏ん張っているかのように鳴いている。　ツクツクホウシが鳴き始めると、「ああ夏休みも終わりだあ～」と思っていたなあ。　この季節を感じる気持ちは今の子供には、はて通用するのかしら？

　お盆も終わり、帰省客も送り出してやれやれと言ったところか・・・。　どことなくひっそりした寂しささえ感じるのは天候のためばかりでもなさそうに思うのだが・・・。

　いつものように中の道へ入っていくと、空き家が目立つ。　一段と草木に覆われて、家屋のいたみが酷くなったように思えた。　１０年、２０年前には、案外元気な子供たちが走り回り、元気な声がしていたのではないだろうか。　エプロン姿のお母さんらしき人が洗濯物を干したりして、繁栄の時があったのではないだろうか・・・。

　時が過ぎ、代々の人生の足跡がその家の歴史から消えてしまう・・・ひっそりと建っている・・・。

　いろんなことを思いながら、のんびりゆったり・・・。　


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