手作りでお飾り！？

　父が亡くなるまえ、玄関のお飾りを２回ばかり作ってくれた。　実家の一部屋を藁で一杯にして、まさにねじ座って作ったらしいのである。　藁を編んで山からあれこれとってきて、・・・。　とても立派なものであった。　凝り性と言うか何と言うか気合いが入っていた。　長女がそのそばで「寿」と言う漢字を習ったと言う。「おじいちゃんがね、半紙に書いて教えてくれたんよ。」と今もって話してくれる。　

　亡くなってからは何だか買ってきて飾るのが辛くて堪らなかった。　今でこそお飾りをつけていないお宅も結構見かける様になったが、まだまだ父が亡くなった当時は飾っていない家はほとんどなかったように思う。

　お飾りは神様をお迎えし、家族の幸運を招くための風習だとか・・・。　そこで自分で何か同じようなものができないものかと思案した結果、タペストリーのお飾りとなった。　毎年、玄関には飾っている。　もちろん家の中ではあるが、まあ気持ちは従来伝わるお飾りと同じような思いを願いを込めて飾っている。

　少しずつ日本の伝統行事にも変化が起こってくるのかな・・・。私の様なへんてこな？？感覚の人も増えるのかな？などと思いながらも、家族の健康と幸運を招いてくれる様にと願いながら手作りのお飾りを今年も玄関に飾った。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　　
岩国市、周南市、下松市、光市、防府市、山口市、柳井市、その他周辺地域の不動産に関してはご相談ください。⇒山口県岩国市岡村不動産鑑定事務所