今日は髪の毛をカットしに美容院へ行き、ふらふら散歩がてら普段通過しないような道に入り込んだ。 ふと気付くと、母が膵臓癌で入院し、一階は退院したものの再び入院。 そこで死を迎えた病院の前だった。 亡くなってからというもの、何だか当時の感情が思いが再来するようで怖いような気がしてそばに寄りつかなかった場所。 「こんなだったのかあ」と思いながらもあの部屋あたりに入院していたんだとか、臨終の知らせを受けてどこどう車で走ったのか覚えていないがとにかく救急入り口であったと記憶している。 あの場所から入っていった・・・。 などと思いながら佇んでいた。 もう２７年前にもなるのに・・・。 ただただどれほど大事な人が亡くなろうと、世間は何も変化はないんだと痛感したことが思い出される。 「お母ちゃん、こうして病院前に来られたよ。 時間が随分経ったんだね。」
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