チェロ奏者の憂鬱。。。

チェロ弾きの安野英之です。
演奏のほかアマチュアオーケストラ指導・指揮、音楽高校の非常勤講師などしています。

伴奏の役割

2021-06-08 | 天理高校弦楽部
先日、教室の生徒がごく私的なクラブ内の試演会で弾くというので聴きに行ってきた。

11時と14時の2回演奏するということだったのでゲネプロから聴かせてもらった(生徒が弾くので入れた)。
私の生徒たちが弾いたのはドッツァーのそんなに難しくない二重奏曲集から2曲。
譜面は難しくないけど、チェロを弾くうえで大事な和声感や旋律の歌い方など重要な要素がつまった良い曲。

1度目の本番が終わっての昼食後、ほかのチェロやコントラバスの部員の前でこの曲をレッスンした。
二重奏の伴奏パートがどれだけ大事かを実演も交えて説明。
伴奏の8分音符を長く、短く、深く、浅くいろいろ変えて弾くとどう旋律の聴こえ方が変わるのか?
とにかく伴奏の大事さ、役割を感じてもらおうと30分ほど講義のようなものになりました。

ついでに?同部が今年のコンクールで演奏するメンデルスゾーン:八重奏曲(1楽章カット有)の練習の仕方や弾き方も説明。
とにかく旋律を生かすも殺すも伴奏次第、常に意味のある音を出すように伝えたつもり。

夜に同部指導者で指揮者から「2回目の本番は二重奏も合奏もずいぶん良くなった」と連絡を受けひと安心。
演奏は目に見えて急激に良くなることはあまりなく、常にカメの歩みの如く・・・

とにかくコツコツやるしかないのです。
みんながんばれ。とにかくやれ!



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