見える化という本を読みました。
トヨタ式を勉強されている方はご存知かと思いますが、
トヨタの工場には「アンドン」とやらがあちこちにあります。
(現地現物主義に習って、僕も一度トヨタの工場見学に行って見てきたことがあります)
工場のラインにあり、問題や異常が発生すると、
現場にいる担当者によってラインが止められるわけですが、
この「あんどん」によって、工場のどこからでも
「ラインのどの部分が、何が原因で止まっているのか」
が視認可能な看板です。
これにトヨタ式の問題解決思想が詰まっています。
・問題の開示・告知
・個の責任による問題発見
・チームによる問題解決
この3つが肝。
問題は、「誰が発生させたか」ではなくて、
「何故発生したのか?」が重要であることが重要であり、
決して、発生させた個人に責任ととらせるわけではない。
ただ、問題の早期発見は、現場にいる担当者が一番早く気付くはずなので、
「ここに問題があります!」
と宣言して、あんどんに表示して皆に知らせるわけですね。
そしたら、解決はチームの知恵を総動員して、
皆で考える。
これ非常に重要なことだと思いました。
今、僕のチームには6人のメンバーがいますし、
会社全体では、20人近いメンバーがいます。
皆で真剣に考えれば、解決出来ない問題なんて、
中々ないと思いました。
自分の担当分野だからと、困った時に背負い込まず、
素直に助けを求めることは、チーム全体のために必須なんだぁと
改めて感じました。
逆に言うと、そういうサポート体制がなければ、
各担当者が気がついた問題点を、隠してしまう風土になってしまう。
それが一番怖いんですね。。。