槙野秀俊の人生日記

2004年4月PDB入社。2009年3月~9月はPDBマーケティングの社長。2009年11月から(株)リファイドの社長。

なに屋ですか?

2005-10-17 01:22:52 | 業務関連(その他)


本好きの私ですですが、
以前から気になっていたが中々買えなかった本がありました。

なんで買えなかったかといいますと、

「高い!」

からです。。。


今までで一番高かった本は、

アントレプレナーマネジメント・ブック

という本で、5460円でした。


ベンチャー企業が成長と共に直面する課題と解決方法のアドバイスを、
ステージ別に記載してあり、非常によい本でした。

これから直面するであろう問題を、
予め頭の片隅に入れておき、イザと言う時のためにシュミレーションしておく
だけでも全然違うと思います。



今回、買うのをためらっていた本は、

社員がワクワクして仕事をする仕組み

という15750円もする本です。


しかしまだ半分しか読んでいませんが、
全然それ以上の価値がある本でした。


著者の東川氏は、
西尾レントオールという上場企業で、
33年間、社員が50数名の時から、1500名を超えるにまでなった時に、
最後は常務取締役として、ずっと人事に携わって来られた方です。

この本には、その時の経験を、
実際に使った人事評価シートなどの具体的な事例を豊富に、
説明してあり、非常に参考になりました。



読んでいて、ある1章が気になりまして、
それは、「あなたの会社はなに屋ですか?」という部分です。

「一言で何屋と言い表せない会社は伸びない」

とか、

「これからの時代は、一言で表せない会社が伸びる」

とか、色々な人が色々なことを言っていますが、
東川さんの提案する何屋の概念は非常に面白い。



例えば、西尾レンタリースは、
建設機械のレンタルを手がけているわけですが、
決して、

「レンタル屋」

とは言わないんですよね。


それではなんて言うかというと、

「物融屋」

なんです。


物融屋に関しての解説を抜粋しますと、


 当社の1番目の何屋さんは、「物融屋」となっている。
 
 つまりおカネを貸す金融業に対して、当社はモノを貸す物融業である
 という発送である。こういう表現に置き換えると、たとえば金融業であれば、
 東京でおカネを預けて大阪で引き出せると同じように、物融業であれば、
 建設会社に借りていた頂いた機械は、全国どこの営業所でも返却出来るという
 システムを作ったらどうかというような発想が出来るのである。


と説明されている。


確かに、単純な商品や業態を表して何屋というのではなく、
西尾レンタオールのように、ビジネスモデルを表現するような、
「何屋」という考え方は参考になるなぁと感じました。



これをPDBに直すと、

・人脈創造代行屋
・アライアンス創造代行屋
・社長の情報収集代行屋

等など、色々な表現が考えられるかなぁと思います。

でも、まだしっくり来る言葉ではないので、
ちょっと色々と考えてみようと思います。