以前からこのコラムで紹介している「クマさん人形」であるが、今回はプレゼンテーションに進展が見られた。
日本古来の呪術的アイテム「金屏風」の登場である。
何か足りないなとは、前々から思っていたが、「背景」のことまでは気が付かなかった。
実家から、雛人形の陳列に使っていたものを送ってもらった。
金屏風の前なら、少々表情に乏しいクマさんだが、それなりに見えるようになった。
結婚式において、冴えない新婚さんが「金屏風」の前に立てば、注目を浴びるスターに変身する。
同じような感じだろう。
音楽のステージでも、後ろで踊っているダンサーとか、地味に演奏しているオーケストラの人たちがいる。
彼らがいなければ真ん中で歌っている歌手も、ただのカラオケシンガーになってしまうであろう。
メインのヒーローを、後ろから支えている人たちのことを、忘れてはならない。
金色に光り輝いているので、そんな風には見えないかもしれないが、「金屏風」もそんな存在なのだ。
以前、美音の会のコンサートで、金屏風の前で演奏したことがある。
普通は反射板というものを使って、ステージの前方に音が響くようにする。
会場がもともと結婚式場のために作られたものだったので、反射板はなかった。
代わりに金屏風の前で演奏したわけである。
音響の点ではイマイチだったが、見栄えは良かったのかも知れない。
「金屏風」、あなたの家にもひとつ用意しておいてはいかがだろうか。
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