今日、「和食」がユネスコの「無形文化遺産」に登録されたというニュースが流れていた。
日本の食文化の継承に危機感を覚えた京料理の関係者が、無形文化遺産への登録に動いたとのこと。
和食の特徴として、「自然の尊重という日本人の精神を体現する社会的慣習」ということをアピールしたそうである。
なんだか難しい話だが、要するに「日本の料理は美味しいんだよ」ということを、世界に発信した訳である。
「遺産」ということだから、もうすぐ滅亡してしまいますよということでもある。
若者の和食離れが進んでいるという話は、今日のニュースでもやっていた。
マックやミスドで手軽に食事を済ませてしまうという文化は、日本人として情けないと思っている。
戦争に敗れた時に、日本人は文化的にアメリカに侵食されてしまったのかも知れない。
日本料理の基本的な技術は、昔から母から娘へと伝えられてきたわけだが、それも戦争によって途切れてしまったということだろう。
最近は、自分で味の分からない人たちが増えているからか、「珍しい」と「美味しい」を混同している人たちも多い。
マスコミなどで紹介されるなど、一部の人たちが美味しいと言っているのを信じてしまうらしい。
料理というものは、手間をかけ、時間をかけるほど美味しいものができるという大原則がある。
かつお節を削って、昆布でダシを取るという面倒な作業が、最終的に美味しい味を生む訳である。
そういう面倒さが、忙しい現代人に嫌われているのかも知れない。
日本食の衰退についていつも心を痛めている筆者は、このような現実に深く心を痛めている。
財布の中身が傷まない程度の日本料理、家庭料理をこれらも紹介して行きたい。
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