おじや

雑炊（ぞうすい）とも言う。
「雑炊」と言うと、戦国時代に身分の低い兵士が食べていた食事みたいな印象がある。
中にトカゲのしっぽとか、カエルの足とかが入っていそうである。
我が家では、少しかわゆく「おじや」と呼ぶ。
忘年会などで鍋物の後、最後にご飯を入れて「おじや」にすることが多い。
お腹の足しになるし、鍋に入れたもののダシが出て、案外美味しい。
風邪など病気の時も、「おかゆ」と並んで病人食の代表的なものであろう。
「おとっつぁん、おかゆができたよ」「いつもすまないね。」
昔、そんなバラエティ番組があったっけ。
話をおじやに戻そう。
カロリーが低い割に、腹持ちがするのでダイエットにもピッタリだ。
現代人の必須アイテムと言えよう。
奥方の書いた、我が家の定番おじやの作り方があるので、紹介しておく。
冷凍ご飯が余った時などは、たいていコレか、チャーハンになる。
まず、椎茸、人参、かまぼこ、ニラなどの材料を全部細かく切る。
小さめの鍋に水を入れ、最初に人参を煮る。
人参が柔らかくなったら、ご飯と椎茸を入れる。
次に、にらとかまぼこを入れ、「桃屋のつゆ」を適量入れる。
適量というのは、うどんのつゆくらいの濃さだそうである。
いつも適当に入れるので、カップにどれくらいとか、何CCとかは分からないのである。
最後に、卵を溶いて入れる。
卵が固まったところで火を止める。
人参が煮えた後は、手早く進めないとご飯に粘りが出てしまうそうだ。
ご飯は卵の汁で見えないくらいが美味しいとのこと。
作り方は簡単で美味しいので、是非お試しあれ。