9月23日にブログに書いた「ある朝の不幸なできごと」には、まだ続きがあった。
今日は資源ごみの日ということで、奥方から「ちょっと手伝って」と呼ばれた。
玄関の台車に、新聞紙やダンボールが山のように積んである。
何本かのバンドで落ちないように止めてあるが、そこは奥方の仕事である。
底の部分にヒョイと引掛け、車輪の周りを回して留めてある。
今にも崩れそうだが、注意しながら台車を押してエレベーターに乗った。
途中でバンドが車輪に絡まって前に進まなくなったりしたが、苦労しながらなんとかゴミ置き場に辿り着いた。
だが、ゴミ置き場の中には何も置いてなかった。
「あら、今日じゃなかったかしら」
資源ごみの日は、今日ではなかったのである。
またエレベーターに乗ってすごすごと家に引き返した。
家に帰ってマンションの予定表を見ていた奥方は、「これ先月のじゃない。」
「だめでしょ、先月の予定表をこんな所に置いてちゃ。」
それは、私のせいではありません。
今月の予定表では、確かに資源ごみの日は来週になっていた。