上海は毎日、毎日、38℃を超える猛暑が続いている。
こう暑いと家に帰ってシャワーを浴びて、「冷たいビール」となる訳だが、クーラーをガンガンにかけた部屋でビールを飲むせいか、ついに夏風邪を引いてしまったようだ。
上海でも風邪薬の「コンタック」を置いている薬局が多いのだが、価格は1箱(10錠入り)で約250円と日本より安くて中身は本物のようだ。
さて、家に置いてある「コンタック」も残り1錠だったので、今朝、薬局に買いに出かけた。
コンタックは中国語で「康泰克」(kāng tài kè )と言うのだが、この発音がとても難しい。
もちろん、そのまま「コンタック」と言っても通じる訳もなく、「カン タイ クァ」と何度言っても通じない。
少しづつ、発音を高くしたり、低くしたり、語尾を上げたり下げたりして、「カン タイ クホァ」とか微妙に音を変えてもまったく通じる気配が無い。
そろそろ薬局の店員もあきれた顔から、怒りバージョンの顔になりかけてきたので、持参した空き箱を出して、なんとか薬はゲットしたが、もし空き箱がなかったら見放されていたところだろう。
このように、中国語の、特に「外来語」は、音だけを似させた漢字が多くて、漢字を見ても意味不明だし発音がとても難しい。
マクドナルドは中国語で「麦当劳」mài dāng dàng láo となり、業務用スーパーの「麦龙」は、mài dé lóng なのだが、未だにどちらを発音しても通じたことがない。
ちなみにマクドナルドのビックマックは「巨无覇」で、チーズバーガーは「吉士汉堡包」、そしてフィレオフィッシュが「麦香鱼」となるが、今まで行った多くの国では「ビックマック」と言えばほとんど通じたものだ。
TVでサッカーを見ていても国名が漢字表記なので、いったい、どこの国とどこの国が戦っているのか分からないので、これでは応援のしようもない。
もっと分からないのは、なんでフランスが「法国」でドイツが「徳国」そして、中国人があまり良く言わない国のアメリカが「美国」なのだ。
「熱狗」はホットドッグだが、「狗=犬」で、この漢字を見たらいきなり食べる気が失せてしまう。
ところで、先日、上海の情報誌(フリーペーパー)を見ていたら、面白いエッセイがあった。
相原 茂さんという、NHKの語学番組やラジオ講座で先生をしている方が、中国語のやさしい覚え方の紹介で、
これ幾ら?(多少銭?)と聞く時には「ドア チェーン」と言えば通じるというのだ。
多少銭 (duō shǎo qián) は、「ドゥ シャオ チェン」だが、これはもしかして行けるのではないか?と思った。
それは、以前、アメリカのニューヨークのマンハッタン島の日本料理店に暫く滞在していた時に、当時の仲間が冗談で、今何時(What time is it now)は、「ほったいもいじるな」と言えば通じるよ!と言うので、実際に試したことがあるのだが、2人に1人は通じたのだ。
同じように、「問題ない」(Monday night)や「知らんぷり」(Sit down,Please)や「はまち」(How much?) も、かなりの確率で通じる。
もしかしたら、多少銭?「ドア チェーン」も通じるのではないかと思い、早速、店の若い女性ホールスタッフ連中相手に使ってみることにした。
彼女達の持っている携帯電話や、ネックレスを指さして「ドァ チェーン」と言うのだが、『いったい何言ってるのこの人』状態で皆、キョトンとした顔をしている。
しまいには、皆で話をして、その中の一人が誰かを探しに行ったようだ。
きっと、もっと日本語の分かるスタッフを呼びに行って、『この人何言ってるの?』と通訳してもらう為だろう。
ところが暫くすると、調理場のスタッフが一人向こうからやってくるではないか。彼は日本語はほとんどしゃべれないはずなのになぜ?と思ったとたん、なぜ、彼が来たのか理由が分かった。
彼の名前は「徳 全」といい、「ドア チェーン」だったのだ。
こう暑いと家に帰ってシャワーを浴びて、「冷たいビール」となる訳だが、クーラーをガンガンにかけた部屋でビールを飲むせいか、ついに夏風邪を引いてしまったようだ。
上海でも風邪薬の「コンタック」を置いている薬局が多いのだが、価格は1箱(10錠入り)で約250円と日本より安くて中身は本物のようだ。
さて、家に置いてある「コンタック」も残り1錠だったので、今朝、薬局に買いに出かけた。
コンタックは中国語で「康泰克」(kāng tài kè )と言うのだが、この発音がとても難しい。
もちろん、そのまま「コンタック」と言っても通じる訳もなく、「カン タイ クァ」と何度言っても通じない。
少しづつ、発音を高くしたり、低くしたり、語尾を上げたり下げたりして、「カン タイ クホァ」とか微妙に音を変えてもまったく通じる気配が無い。
そろそろ薬局の店員もあきれた顔から、怒りバージョンの顔になりかけてきたので、持参した空き箱を出して、なんとか薬はゲットしたが、もし空き箱がなかったら見放されていたところだろう。
このように、中国語の、特に「外来語」は、音だけを似させた漢字が多くて、漢字を見ても意味不明だし発音がとても難しい。
マクドナルドは中国語で「麦当劳」mài dāng dàng láo となり、業務用スーパーの「麦龙」は、mài dé lóng なのだが、未だにどちらを発音しても通じたことがない。
ちなみにマクドナルドのビックマックは「巨无覇」で、チーズバーガーは「吉士汉堡包」、そしてフィレオフィッシュが「麦香鱼」となるが、今まで行った多くの国では「ビックマック」と言えばほとんど通じたものだ。
TVでサッカーを見ていても国名が漢字表記なので、いったい、どこの国とどこの国が戦っているのか分からないので、これでは応援のしようもない。
もっと分からないのは、なんでフランスが「法国」でドイツが「徳国」そして、中国人があまり良く言わない国のアメリカが「美国」なのだ。
「熱狗」はホットドッグだが、「狗=犬」で、この漢字を見たらいきなり食べる気が失せてしまう。
ところで、先日、上海の情報誌(フリーペーパー)を見ていたら、面白いエッセイがあった。
相原 茂さんという、NHKの語学番組やラジオ講座で先生をしている方が、中国語のやさしい覚え方の紹介で、
これ幾ら?(多少銭?)と聞く時には「ドア チェーン」と言えば通じるというのだ。
多少銭 (duō shǎo qián) は、「ドゥ シャオ チェン」だが、これはもしかして行けるのではないか?と思った。
それは、以前、アメリカのニューヨークのマンハッタン島の日本料理店に暫く滞在していた時に、当時の仲間が冗談で、今何時(What time is it now)は、「ほったいもいじるな」と言えば通じるよ!と言うので、実際に試したことがあるのだが、2人に1人は通じたのだ。
同じように、「問題ない」(Monday night)や「知らんぷり」(Sit down,Please)や「はまち」(How much?) も、かなりの確率で通じる。
もしかしたら、多少銭?「ドア チェーン」も通じるのではないかと思い、早速、店の若い女性ホールスタッフ連中相手に使ってみることにした。
彼女達の持っている携帯電話や、ネックレスを指さして「ドァ チェーン」と言うのだが、『いったい何言ってるのこの人』状態で皆、キョトンとした顔をしている。
しまいには、皆で話をして、その中の一人が誰かを探しに行ったようだ。
きっと、もっと日本語の分かるスタッフを呼びに行って、『この人何言ってるの?』と通訳してもらう為だろう。
ところが暫くすると、調理場のスタッフが一人向こうからやってくるではないか。彼は日本語はほとんどしゃべれないはずなのになぜ?と思ったとたん、なぜ、彼が来たのか理由が分かった。
彼の名前は「徳 全」といい、「ドア チェーン」だったのだ。