今回の参加メンバーはパタヤから斎藤さんと黒滝さん、それに日本の連休を利用してパタヤに遊びに来ている斎藤さんのお友達の林さんと、シラチャーからは山田さんと取田さんと角南の合計6名となった。
キャプテン・Wの船はシーチャン島周辺では割と大きな船で8名位で釣りをすることもできるが、波が高い時には「ミヨシ」はかなり上下に揺れて立っていることもできない状態となる。
また、それだけの高波となるといつも船酔いをしない人でも具合が悪くなったりするので、初めて釣り船に乗る人はたまったものではなくて、10分も経たぬうちに船のキャビンに籠ってしまうことになる。
さて、先週は台風が来て一週間延期になった今回の企画だが、今日は曇り空でお月さんも隠れていて、イカ釣りには適した日だろう。そして船は30分程で最初のポイントへ到着した。
そのポイントとは「砲台跡のある島」の近くで、以前、斎藤さんの大物仕掛けで泳がせていた小鯵(カンルアン)に大型の「紋甲イカ」が抱き着いてきた場所だ。
ここなら夜ならばたくさんのイカが居るかも知れない、そんな場所だった。
皆、それぞれ自分の仕掛けを海中に下す。鉛スッテを使っている人、餌木を使っている人、またはエサ巻きテーラを使っている人など皆、工夫を凝らしているようだ。
そんな中、まず「右舷のトモ(船尾)」に居た取田さんが2㎏の「紋甲イカ」をローカルの釣り具屋に売っているキラキラいろんな色の付いている「鉛スッテ」で釣り上げた。
するとどうだろう、そのイカを追ってもっと大型の紋甲イカが3~4ハイ、後を追ってきてるのが見える。
『イカがたくさん居るぞ!!!』と大きな叫び声。
直ぐにキャプテンと中乗りが飛んで行って、そのイカ目掛けて「餌木」を投げて、キャプテンが2ハイ、そして中乗りが1ハイ、大型の紋甲イカを確保した。
その後、だいぶ日が暮れて夜の8時半過ぎとなったので、用意してきた「大漁だぜ~弁当」を皆で食べた。
そしてこれで「大漁だな」と冗談を言っていたのだが、その後、本当に大漁が始まった。
山田さんの竿にも自分の竿にも次々と紋甲イカが掛かる。それも2~3㎏はある大型サイズばかりだ。
また、どうもこのイカはツガイか群れで居るらしく、一ハイが掛かり直ぐに仕掛けを下すと直ぐにもう一ハイが乗ってくる。
そんな状況の中、左舷に居た斎藤さんと林さんには不思議とイカが掛からない。船の釣り座というのは本当に不思議だと思う。
林さんは寝不足ぎみとのことで先に就寝し、その後で斎藤さんも仮眠の為に船のキャビンに向かった。
その後もコンスタントに大型の「紋甲イカ」が釣れていたが、2時間程して林さんと斎藤さんか起きてきて元の場所で釣りを再開した。
すると数分もしないうちに林さんが大型の「紋甲イカ」を釣り上げた。また、長い沈黙を続けていた斎藤さんの竿にも「紋甲イカ」が来たかと思ったとたんに今度は斎藤さんと林さんの居る左舷がイカラッシュとなった。小ぶりだが「アオリイカ」が入れ喰いになっている。
そして2時間の仮眠時間があってもイカの数では15ハイは釣っていると思う。
結局、この日の皆でのイカの釣果だが大型の紋甲イカが5ハイ、中型の紋甲イカが15ハイ、小型の紋甲イカが10ハイ、そしてアオリイカは小型サイズばかりだが約20ハイという結果となった。
これを重さにすると、合計で間違いなく50㎏以上となるだろう。
今年のシーチャン島周辺は「紋甲イカ」が多いとは思っていたが、まさか一晩にこれほど釣れるとは思っていなかったので驚きの夜だった。
そして、夜も更けて4時となったので船の電気を消して皆、仮眠することにした。
つづく・・・
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