良い子、悪い子、こまりん子

幼児教育20余年。多くの子ども達を育て、ママ達の悩みに耳を傾けてきました。辛口アドバイスも含め、子育ママ達にエールを!

おばあちゃんの過信

2006-03-19 17:14:41 | こまりん子、こまりんパパママ
 朝、車を運転している時のことです
前方に駐車中の車。そして、小さな子供を抱っこして、その車に乗せようとしているおばあさん、もう一人その横に3,4歳の子供

 私は全身で「徐行だ 絶対に徐行の必要ありだ」と感じ、ゆっくりとブレーキを踏みました
 案の定、おばあさんの横にいた女の子は、急にくるりと向きを替えると、反対側の公園に向かって走り出しました。要するに、私の車の前に飛び出してくるかたちです

 もちろん、私はすでにブレーキを踏み、スピードを落としているので、問題なく止まることはできますが、何より呆れたこと・・・
 それは、おばあさんが、孫であろうその女の子が反対側に飛び出したことに気づくまで、ものすごく長い時間を要したこと、そして、その子の無理な横断を止めるため、下の孫を抱っこしたままでおばあさんが走り出すタイミングがあまりに遅かったこと・・・この2点でした

 先日、ご近所の若いお母さんとの立ち話で、ご実家にお子さんを預ける、ということが話題になったことがあります そのお母さんは憤慨しているのです

 「聞いてくださいよ!うちの母ったら、二人の孫を同時には預かれない、って言うんです。なんで?って聞いたら、だって自信がないからよ、って言うんですよ。孫にせがまれて公園に行っても、年とっちゃって、何かあったとき、私はもう昔みたいに「ぱっと行動できないもの」って。ホント、うまいこと言って、預かりたくないものだから・・・意地悪ですよねえ

 私は、そのお話を聞いたとき、「お母様は意地悪なんかじゃなくって、きっと用心深く、責任感の強い、賢いお母様なんですよー」ってお答えしたのですが・・・
 いやいや、今日ほど、そのおばあちゃまが「いかに賢明な判断をなさっているのか」「いかにご自分の年齢や身体能力を理解しているのか」を実感しましたねえ

 どんなに気持ちがあっても、やはり筋力や体力がついていかない、ということはあります。それを、しっかり自分で理解し、認識することはむずかしいことでしょう

 以前、「勘違いのおじいさん」のブログを書きましたが・・・
 今日のこのおばあちゃんは勘違いではなく、「過信ですよ、おばあさん」ですね


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