良い子、悪い子、こまりん子

幼児教育20余年。多くの子ども達を育て、ママ達の悩みに耳を傾けてきました。辛口アドバイスも含め、子育ママ達にエールを!

ちょっと、かたい話

2006-05-31 23:36:04 | すてきパパママにご提案
 今日はちょっと、かたい話をさせてください
みなさんのお子さまには、まだ少し早い、というお話かも知れませんが、ちょっとお付き合いください・・・

 ここ最近、こどもが犠牲となる多くの事件、事故が頻発しています。不謹慎な表現ながら、ニュースで取り上げられていても、いくつも同時に起こっているために、二つ、三つの事件が、頭の中でミックスされてしまい、あらためて見直し、整理しないと、すぐには事件の詳細が思い出せない、ということがあります

 日頃から、お子さまをお持ちのお父様、お母様とお目にかかっていると、かならず一度は「僕が(私が)子供の頃は、こんなじゃなかったですよねえ・・・」というお言葉を聞きます。
 確かにそうですねえ 私が子供だった昭和30年代後半、40年代前半は、まだまだ「戦後○○年」などと、戦争で日本が混乱していた時代から数えて何年・・・という表現をした時代でした

 しかし、それはすでに感覚の中では、「おとぎ話」ほど、昔の時代になりました。
 航空写真を見れば、いくつもの高速道路が交差するジャンクションはあちこちにありますし(これは、鉄腕アトムの中でしか見たことのないような絵でした)、どこに行っても、小さな機械が人の声と情報を提供してくれます
 今の時代、便宜上、待ち合わせ場所と時間を決めますが、正直、どこに出かけたところで、人と人は携帯電話でつながっていますので、「もしかしたら会えないかも・・・」などという心配は皆無です

 そしてもちろん、家の中でも、家庭の電話機などは、ある意味ファッションか、習慣上何となく存在しているようなもので、実際には、父、母、子供達、それぞれは携帯電話を持ち、家庭の有線電話などを使うことも稀になってきているのです

 こんな時代の子育て・・・
「僕が子供の頃は・・・」は、すでに「むかしむかし、あるところに・・・」という響きと同じになっているでしょう。
 私は、そういうことが良い、と言っているわけでも、悪いと言っているわけでもないのです
 ただ、大切なことは、そういう「時代の変化」を実感し、認識し、同時に体で受け入れなければならない・・・ということです
 
 家から一歩出れば、幼い子供と言えども、社会人です
その意味においては、どんなに時代がかわっても、公共での道徳心や守るべきマナー、エチケットは身につけなければなりません
 しかし、そういう不変のもの以外に関しては、現代を生きる(これからの社会を生きる)子供達は、私達親とは、まったく違う世界で生きているのです
 何度も言うように、これは「良い、悪い」ではありません。

 我が子達は、私達が子供の頃とは、まったく違う時代に生きている!そういう自覚がなければ、我が子が、我が子の気持ちが見えない・・・そんな親子双方にとって、とっても悲しいことになってしまうでしょう

 
 本日の アンキッズクラブ 

今日ご紹介している「おもちゃ」は、3Dのキューブパズルです。
絵柄、色彩ともにはっきりしていて、月齢、年齢を問わず、いろいろな遊び方のできるおもちゃです。ご興味があれば、是非ご覧下さいね

疲れたーは、禁句ですよ・・・

2006-05-30 22:47:12 | こまりん子、こまりんパパママ
 最近、すぐに「先生、あー疲れたあ・・・」「もう無理・・・{」のような、まるで生活に疲れた大人のようなボキャブラリーで、大真面目に訴える子供がいます 年齢ですか?そう、3歳から6歳・・・でしょうか

 正直、私は情けなく、悲しくなります
そんな時は必ず、「いやだあー、パパやママの真似っこ言っちゃってえ 先生がね、良いことを教えてあげようね あのね、本当は、子供は疲れないものなのよ どんどんと年をとって、大人になるから「疲れる」ようになるんだけど、子供は、ものすごーくパワーがあってね、疲れないように決まってるのよ なのに、やだなあ、大人の真似なんてして、覚えた言葉、使っちゃって、もう・・・

 すると子供達は、「へえー、そうなんだあ 知らなかったなあ。そうだったんだねえ」などと、ニコニコと復活します 

 そうなんですよねえ、子供って すべて、子供に起こることは、大人の責任なんです

 昨夜テレビを観ていたら、テレビのカメラマンが、自分の豊富な経験を生かして、より使いやすい、理想の映像の撮影が出来るカメラを自ら設計し、それを使って、とても貴重な生き物の映像などと撮っている、という話題がありました
 たまたま、その時に紹介された映像は、東南アジア原産の淡水魚「アロワナ」が、水面のはるか上の木の枝に留まっていた虫を、ジャンプして、大きな口を開けて食べてしまう・・・という瞬間のものでした。確かに、ものすごいシャッターチャンスであり、とてもリアルな映像でした

 そして、インタビュアーがこのカメラマンに「これを撮るには、どのくらいの時間、水面の側で待つのですか?」と尋ねると、カメラマンは満面の笑顔で「もちろん、良い映像が撮れるまで、ですよ!」と応えたのでした

 私はこれを観て、あらためて気づいたのです
人は、本当に自分がしたいことをしている時は、疲れも感じず、嬉々としてそれに向かい、とてつもなく大きなパワーを出すものだ・・・って

 疲れた・・・だるい・・・などと、常日頃から親が口癖のように発し、我が子に相対していると、その子はきっと、何事にも熱い思いを持って向かえない、怠惰な子供として育ってしまい、若い頃からそのあたりにしゃがんでたむろするような子供になってしまいますよーいやだいやだ・・・

子供は本来、もっともっと快活で、何事にも好奇心をもって向かう、すてきなかわいこちゃんなんですよ
 大丈夫ですか?みなさんのかわいい子供達が、「疲れたよー」などと、ちょっとしたことでこぼすようになっていたら それは、親、大人としてのあなたの生活が要注意なんですよ、きっと ファイト

 本日の「アンキッズクラブ」では、疲れたママのための「癒しのCD」をご紹介しています

たくさんの勘違い

2006-05-29 20:24:41 | 良い子、良い親!

「むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは 山へしばかりに、おばあさんは、川へ洗濯に出かけました・・・」

 みなさんがよーくご存知の、「ももたろう」のお話です
現代のように、たくさんの児童書が発刊される時代になり、新しい名作と呼ばれるに相応しい多くの絵本があっても、きっと、初めて語る「添い寝の時のお話」が桃太郎だという、というおうちは多いのではないでしょうか

 それほどまでに、日本人の耳には、「むかーしむかし・・・」や「おじいさんは、しばかりに・・・」が心地よく響いてくるのでしょう

 そこで・・・です
私が、教室の生徒さん達に、カリキュラムに一環として、昔話の教材を使う時、確認の意味で、
 「ねえ、おじいさんは、どこで、何をしたって?」とたずねると、子供達は応えてくれるんですよね

 「やま、山!先生、やまだよ!山で、し・ば・か・り」こういう自信満々の時の子供達の顔って、すごくかわいいんですよね

 そこで、たたみかけるように、また尋ねてみます。
「山に行って、しばかりをするの?」

 すると・・・たいてい、なかなかおもしろい、ユニーク解説が始まるんですよねえ

 「山にさあ、お庭があるんじゃなーい?芝刈りしないと、伸びちゃうんでしょ
 「おじいさん、大変だよねえ お山まで、あんなに大きな芝刈り機械、持って行かなきゃいけないでしょう?

 そうなんです ほとんどの子供達にとって、耳から聞こえてくる「しばかり」は、現代の芝生のお庭の「芝刈り」というイメージなんですよね
 もちろん、川へ洗濯に・・・も、いろいろと尋ねてみると、笑える応えがかえってきます

 「おばあちゃんちの洗濯機、修理する人、いつくるのかなあ・・・」
 「おばあちゃんちは、川のとことに、洗濯機を置いてるの、なんでなのかな?

 決して、笑い話ではないのですが、こういう勘違いを想定していないで子供達の言葉を聞くと、一瞬、えっ???と思ってしまうのですね

 子供はね、3,4歳になれば、十分に大人の話し相手が出来るようになり、大人の口調を真似た、一人前の相づちも打ってくれるようになりますね
 だからついつい、大人は「この子はなんでもわかってる」という気分になってしまうものです

 しかーし
ときどき、いろんな話をチェックしてみてくださいね とくどき、とってもおもしろい誤解や、言い損ないの言葉や、覚え間違った言葉が登場します

 何てかわいい、何ておもしろい と思ったあとは、ちゃんと訂正をしてあげて、なおかつ、物語を誤解しているようなときには、ちゃんと子供にわかるように、説明をしてあげましょう 思いのほか、子供の幼い時の記憶は、訂正するのに時間がかかったりするものですよ

 
アンキッズクラブ情報

本日のお話に登場した「ももたろう」
いろいろな出版社から発刊された各種「ももたろう」をご紹介しています




おもちゃと絵本のご紹介ページ

2006-05-27 08:18:34 | すてきパパママにご提案
 おもちゃ屋さん、本屋さん、開店でーす

 昨日、たまたま「おもちゃにも、こだわりを持ってみてはいかがですか?」というブログを書きました

 その後で、小さな子供を持つお母様達との時間があり、そういう「おもちゃ話」をしたところ、みなさん一様に・・・
 「どんなおもちゃを与えてあげたらよいのか、迷ってしまう・・・
 「本屋さんに行っても、あまりにたくさん子ども向けの本があって、何いを選んであげればいいのか・・・

 というお話でした。
そうだったんですねえ 育児情報は、溢れすぎると選択に困り、かえって戸惑ってしまうだろうということは実感していたのですが、おもちゃや絵本に関しては、「よりどりみどりはハッピー」なんだと思っていました

 おもちゃだって、絵本だって、やっぱり子育て情報と同じで、たくさんすぎると困ってしまうもの、だったのですね

 ということで

 「アンキッズクラブ」を開店いたしました
 私がお薦めする、おもちゃや絵本を、解説つきでご紹介するページです 毎日・・・というわけにはいかないかもしれませんが、みなさんにご紹介したいと思います

 そんな熱い思いで、ご紹介するものを一生懸命に探していたら、20年前に、私がこだわって、こだわって、私の息子や娘に与えていたおもちゃもたくさんありましたよ

 どんなに時が流れても、やっぱり「良いものは良い!」のですねえ
絵本に関しては、私が教室でみなさんにご紹介しているものをピックアップします

 どうぞ、みなさんの育児のご参考になさってくださいね
これからも、「良い子、悪い子、こまりんこ」や「まどか先生の育児相談室」ともども、よろしくお願いいたします

おもちゃにも、こだわりを!

2006-05-26 17:21:44 | すてきパパママにご提案
 おもちゃ・・・たーくさんありますねえ
デパートのおもちゃ売り場、郊外中心に展開される外資系おもちゃ量販店などに行くと、まさにおもちゃは溢れています
 中でも、ここ10年ほどで急速に注目を集めるようになったのは「知育玩具」と呼ばれるものです ひとくちに知育と言っても、実際には多種多様、多方面にわたり、文字や数字などを覚えるために使うような、とても直接的なものから、最近流行の「右脳を刺激する」というようなものまで、大人のほうが興味を持てば、はまってしまいそうです

 私が子供の頃、おもちゃを言えば「積み木」のようなオーソドックスなものか、スイッチを入れれば「がーっ」とか「ぴょーん」とか動くようなものに限定されていたように思います。
 まあ、こんな昭和の時代のおもちゃは、知育からはほど遠く・・・それでも、きちんと大人になり、人の親となっていることと思えば、知育玩具の必要性、重要性には首をかしげる???とも言えるかもしれませんね

 でも
おもちゃ先進国の欧米には、本当によく考えられたおもちゃがありますよ それらのものが、直接、本当に右脳に作用し、我が子が天才になるか?となると甚だ疑問ではありますが、それでもうやっぱり、おもちゃにこだわることはとても楽しく、ステキなことだと私は思っています
 
 「たかがおもちゃ、されどおもちゃ」です

 どうぞさまざまなおもちゃを手にとって、まずは大人であるお父さんやお母さんが楽しんでみましょう
 案外、緻密なおもちゃよりも、手先を使い、繰り返し簡単にできるような単純なおもちゃが、子供達にとっては楽しいようです
 1歳未満の頃に遊んでいたおもちゃを、3歳になっても好んで使う・・・よくあることですよ 同じおもちゃを、自分の知恵を使って工夫し、まったく違う遊びに有効に使う ねっ、ステキでしょう

 今日は、むかーし、我が家の子供達が好んで使ったおもちゃをお見せしましょう おもちゃにこだわった私が、与えたおもちゃです
 これからは、私のお薦めする、お気に入りのおもちゃや絵本もご紹介しましょうね


フィッシャープライス ブリリアントベーシック はじめてのブロック

マテル

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