良い子、悪い子、こまりん子

幼児教育20余年。多くの子ども達を育て、ママ達の悩みに耳を傾けてきました。辛口アドバイスも含め、子育ママ達にエールを!

 ちょっとお母さん、歌わないでよ!

2006-02-28 23:42:50 | 悪い子、悪い親?
 先日、友人の歯科医が、大層驚いて?呆れて?教えてくれました。
彼女が保健所で3歳児の歯科検診の担当医として行った時のこと。
  
 もちろん、彼女は歯科医としては長年の経験がありますから、今更どんな子どもに接しても、びくともしない肝っ玉歯科医なんですが・・・ そんな彼女を初めて呆れさせた超ぶったまげ怪物ママがいたそうです

 どんなママだったかって
検診の時は、口の中がよーく見えるように、歯医者さんのひざの上に、子どもはごろーりとした状態で口を開けるでしょう?歯医者さんは、その顔の上にかぶさるように歯のチェックをするわけです
 申し訳ないけれど、その3歳児、ダメ夫くんにしておきましょう。
そのダメ夫君、順番を待っているときから、すでにビビリモードで、大声で泣いていたのだそうです 
  
 そして、泣き叫ぶダメ夫に、ママはずっとずっと、
「そうねえ、怖いわねえ 大丈夫、大丈夫、ママが歯医者さんにお願いしてあげましょうね 痛くしないでくださいねえ、○○くんはお利口さんだから、痛くしないでねえ!ってね。だから、大丈夫よー
 と言っていた、というのです
 
 さあ、ダメ夫の順番です。一層泣き叫ぶダメ夫
すすすすすると ダメ夫ママは大きな声で童謡を歌い出したのだそうです ダメ夫の横にしゃがみこみ、耳元で大きな声で歌い出す・・・
 想像してみてください 子どもの顔の上には、歯医者さんの顔があり、そこで、チェックをした歯の状態を、母子手帳に書き込む係の人に伝えていく・・・
 要するに、その歯科医の顔の真横で、ダメ夫のママは大声で歌っていた・・・わけですね そうそう、とくとくとした表情で。あたかも、私は子どもの教育に対しては、とても意識が高く、常にこうしてお歌を歌ってあげたり、絵本の読み聞かせをしていたりする、ちょっとそのあたりの母親とは違うのですよ!という表情で

 勘違い、勘違い!大きな誤解
いませんか?あなたのまわりにも? ま、まさか、あなたがこのタイプだなんて、言わないですよねえ

いつも知育づけ?

2006-02-27 23:59:56 | こまりん子、こまりんパパママ
 夕方のラッシュ時間の特急電車
ぎゅーぎゅー詰めの車両の中、ふっと奥を見ると、ベビーカーが入っているのです げげーっとは思いましたが、きっと何か事情があるに違いない、意味なく批判的に見るのは止めよう、と思いました。どどどっと押されて、私はベビーカーのすぐ隣に立つことになりました

 ベビーカーに乗っていたのは2歳くらいのかわいい女の子 手に持っていたのは、紙皿に貼り絵で作られたお雛様。私はすぐに「あー、きっと幼児用の知育の教室?に行ってきたのだなあ・・・」と思いました
 
 お母さんは、しきりに女の子に「このお雛様は誰が折ったの?」「このまわりのピンク色は、桃の花なのね!」「○○先生はMちゃんのこと、とっても上手に出来たわねって言ってくれていたわよ!」と話していました。

 この時間の電車は静かです。誰かが大声で話す・・・というようなことはありません。ですから、このお母さんの言葉は、当然まわりの人には聞こえています
 すると、今度は女の子の声が聞こえます。
「ねえ、ママ、私、テレビが見たいよー!」「おなかがすいた!」「お雛様、○○先生が折った!

 今度はお母さんの声。「すぐにご飯よ テレビじゃなくて、しまじろうを見ましょうね!」「ABCのDVDをつけてあげるわよ!」・・・

 知育づけの毎日・・・ お母さんが望むものはよくわかります
 でも、私は、ちょっと違うんじゃないかな、と思いました。お母さんが間違っているとか、子どもがかわいそうだとか、そんなことを思ったわけではなく・・・
 何となく悲しいなあと思ったのでした

知育教材よりも、おひな様を!

2006-02-26 22:24:07 | こまりん子、こまりんパパママ
 初節句の頃には、意気揚々と飾っていたおひな様や鎧甲
ところが、子どもが3歳を過ぎた頃からは、急に出し入れが面倒だ・・・と感じてしまいますねえ 確かに、出してやれば喜ぶんだけど、どうしてもいろいろ手順を考えると、億劫になってしまう そう思っているお母さん達は多いはず

 大きな本屋さんの知育教材売り場で・・・
「ねえ、○○さんち、ちゃんとおひな様、出してるの?
「むー、今年はね、出したわよー だってさあ、ダンナの両親が久しぶりにおひな様のお祝いに来るっていって、急遽、出したの
「そうなんだあ、私、今年はまだなのよ・・・もう、いいかなって感じ
「まあね 私だって、両親こなけりゃ、出さなかったわよー
「そうよね。別に、あれ出したからって、賢くなるわけじゃないもんね、ふふふ

 う゛ーーーー
子どもの賢さって、何でしょうね?知育教材で訓練する頭の体操も、確かに役に立ちますよね でもね、子どもの心の豊かさって「頭脳」とはべつもの
 おひな様、きっと箱の中で泣いているでしょうね・・・

赤子笑うな来た道じゃ、年寄り笑うな行く道じゃ

2006-02-25 23:54:15 | 良い子、良い親!
 主人の母は昔から「赤子笑うな、来た道じゃ、年寄り笑うな、行く道じゃ」といいます。確かにそうですねえ 
 でも、そうは思いながらも、お年寄りには最高の敬う気持ちを持ちながら、何でもかんでも倍の時間がかかるお年寄りの行動には、どうしても寛大になれない、心の狭い私がいます
 
 今日、スーパーのレジで・・・
私の前のお客様は、年配の女性でした かごの中の冷凍食品を見たレジのアルバイト学生は、「ドライアイス、お使いになりますか?」と、マニュアル通りに尋ねました。
 するとおばあさん、かなりお耳が遠いらしく、「え?何?・・・アイス、買ってないよー
 困ったレジ係は、もう一度、同じように尋ねましたが、答えが戻ってこないので諦め、また淡々とレジを打ち始めました。
 やっと会計!となりましたが、当然、サインレスのカードで支払われるはずもなく、私は絶望的だあと暗くなりました 案の定、財布から千円札が支払われたかと思うと、今度は、ごそごそとカバンの底から出してきた小銭入れから、細かいお金が支払われました
 
 ショッピングカートの子どもを乗せるスペースに座った子どもが眠たくて、時々居眠りをして、ぐらーっと、ぐらーっとなる・・・ママにおんぶされた赤ちゃんが、なぜかしきりと泣いていて、どんなにママがあやしても泣きやまない・・・
 こんな親子と遭遇すると、私は心の底から「ママー、ファイトがんばれー」とエールを送るのですが、どうもおばあさんの「スローモーション行動」には、泣きそうになる私でした

鼻のかみかた、教えてあげましょう!

2006-02-24 22:44:51 | すてきパパママにご提案
 今日、電車の中で見かけた中学生。鼻をとんでもない形相でホジホジした後、4、5枚のティッシュを使って鼻をかんでいました でも、鼻をぷーんとかんだ後、きちんとティッシュでつまむようにしてしごかないから、ティッシュから鼻水がビローン あーあ、幼稚園の頃にちゃーんと教えてもらっておけば、すでに10年も、「鼻をかむ」修行が出来たのにねえ
 
 たかがティッシュとは言っても、立派な資源でしょう?そんなに、ほとんど使わないうちから、ポイポイと捨てるのは、どうでしょうかあ
 鼻だって、上手にかめば、たった1枚のティッシュで十分なんですよね
 風邪も引かなければ、鼻のかみ方だってわからない なーんでも良い経験ですね