良い子、悪い子、こまりん子

幼児教育20余年。多くの子ども達を育て、ママ達の悩みに耳を傾けてきました。辛口アドバイスも含め、子育ママ達にエールを!

ママの気分転換「おまじない」

2020-06-14 13:22:11 | すてきパパママにご提案
 コロナと共存する暮らし・・・ 手洗い、うがい、消毒、マスク、etc.etc. すべてに慣れてはきたものの、いつまで続くともわからないこの難儀に、時々、ふーっとため息をつきたくなってしまいますね でも、そのたびに、「ああ、いまこの時も、コロナと闘っている患者さん達がいる 昼夜を問わず、奮闘してくださっている医療関係者の方々がいらっしゃる」と思うと、ため息も愚痴も封印しなくてはいけないと思い直します。
 緊急事態宣言が出ている間は、国民全体が妙な興奮の中にあって、同じ方向に向かって黙々と進んでいるような気がしていたのですが、その宣言が解除され、様々な自粛生活が緩んでくると、今も患難の中にある医療関係者の方々のご苦労に思いを馳せ、感謝し、祈る姿勢が弱まっている・・・そんな気がしてなりません ワクチンもなく、治療薬もない、という状況に何らかわりがないのに、です

 ・・・と、そういう思いは、ちょっと横において。
この大変な時期に、幼児期の子育てをされている方々の数々のご苦労を思うと、心底応援したくなります 大人だけの暮らしでも、ひと手間、ふた手間も増えた難儀な暮らしです。そこに、なかなか説明をしても理解してもらえない小さな子どもがいて、その子、その子達を相手に、スムーズにこの暮らしに順応してもらう・・・きっと、時には「もー、イャダ、イャダ」と叫びたくなるでしょうね。
 どうぞ、そんな時のために「ちっちゃな幸せ」「ちっちゃな喜び」をご自分のために見つけておいてください

 私は今、62歳。
2人の子ども達は、すでに独立した社会人。まがりなりにも世間のお役に立てるように育ちました 私自身には、誇りの持てる仕事があり、自分のために使える時間がたくさんあります
 そんな私にも、子育てに孤軍奮闘し、髪をかきむしりたくなるような、叫びたくなるような、今の暮らしからは信じがたい大変な数年間があったのです。当時の私の夢は、駅前の喫茶店で(カフェ、と呼べるようなオシャレなお店ではありませんでした)一人でコーヒーを飲むことと、一人でゆったりとリビングでJ-WAVE を聴くこと、でした。けれど・・・実際の暮らしでは、朝からずっと教育テレビ(現在のEテレ)が流れ、リビングは息子と娘のオモチャで占拠されていたものです
 でもね、私の年齢になって、しみじみと思うのですよ あの大変だ大変だと歯を食いしばっていた時代は、思えば「わずかの期間」だった、ということを。そう、長くても7,8年間ではないでしょうか。
 そして、ママ、ママと心底、私を必要としてくれていた子ども達も、幼児期が過ぎれば、いろいろと手のかかることはあっても、毎日、どんどん「母親から自立する日、時期」に向かって成長していたのです・・・
 我が子を心底愛し、大切に思いながらも、時には「何とかしてー」「この手のかかる子を、わずかの時間でも良いから誰か預かってー」 そんなことを時々思っていた、子育て渦中には、子ども達の手が離れる日を楽しみにしていたものの、実際にそんな「母が自由になる日」がやってきて、子ども達の声が聞こえなくなり、初めて「あの日は、あの時間は、本当に尊い子育ての時間だったのだなあ・・・」と気づきます。

 with coronaの時代。 そして、これからやってくる梅雨の時期は、一層子育てにご苦労されることでしょう。でもね、母として子どもと過ごした時間、母として子どもに与えてきたすべては、必ず子ども達の血となり肉となります そして、成長した我が子が、言葉としての感謝にはならなくても、子どもの「心」に母の愛情は確かに根付くのです
 ああ、大変だ~と思う時のために、どうぞご自分への「おまじない」を作ってくださいね 「自分一人で飲むための高級な紅茶やコーヒー」「自分のためだけに使う、ちょっと贅沢な入浴剤」 ふふふ、何が良いでしょうね。今、ここに書いたのは、私が当時、求めていたものです 今は、こんなものは普通で、ちっとも特別でも贅沢でもないですよ、と笑われてしまうでしょうか
 昔の私は、そんな「おまじない」の効果には気づかず、ひたすら我慢することを強いて、疲労困憊していました こういう時間の遣い方、気分転換の仕方は思いつきませんでした
 「おなじないグッズ」で気分転換の時間を過ごせば、また子育てにがんばれる 仕事を持つママも同じです 子どもとの時間の意味は、長い短いで決まるものではありません。大事なことは「密度」なのですね。
 私は、私立小学校受験のための準備教室「幼児教室マナーズ」を開講していますが、働くママ達の子育てについては、小学校受験をする、しないに関係なく、「働くママ達・ワーキングマザーの小学校受験」や、教室のHP内の「働くママのみなさんへ」を役立てていただけるのではないか、と思います
 子育てに奔走するママ達、今日も明日も、がんばれー