良い子、悪い子、こまりん子

幼児教育20余年。多くの子ども達を育て、ママ達の悩みに耳を傾けてきました。辛口アドバイスも含め、子育ママ達にエールを!

被写体にぴったり!

2006-03-30 18:59:16 | 良い子、良い親!
 今日は、近くの桜で有名な県立の公園に、お友達と一緒にお花見に出かけました 春休みなので、二人のお嬢さんも一緒
 園内には中心に大きな池があり、それを囲むように数種類の桜、桜、桜・・・ アウトドア好きの友人は、わざわざバーナーを準備。行きがけに買ったおにぎりやお総菜だけでなく、お湯を沸かして熱々のカップ味噌汁やコーヒーで、お花見気分も盛り上がりました

 私と友人は、桜を愛でながらいつものおしゃべり 子供達はヘルメットや肘あて、膝あてを付け、完全防備でローラーブレード。
 でも、途中ですべることに飽きた彼女達は、切り株に座って「シャボン玉」を始めました
 池におおいかぶさるように咲く満開の桜をバックに、姉妹そろってのシャボン玉・・・何とも絵になると思っていたら・・・

 やっぱりね
ぞくぞくと集まってきましたよ、シニアのアマチュアカメラマン達。一人、二人、三人・・・いやいや、あっちこっちの角度から、二人の姿をカメラに収めます

 二人は恥ずかしそうではありましたが、かと言って止めるわけにもいかず にこにこと、シャボン玉を作り続けていました
 
 我が家のベランダ前の3本の桜の大木も満開になりました 大きな窓いっぱいに広がり、ピンクが生えます。
 でもね・・・すっかり大きくなった我が子達は、ちゃんと桜、見てるかな?

 いいなあ、やっぱり小さい頃は・・・ なーんて、ちょっぴりうらやましくなった私でした

汚いのは、いやだなあ・・・

2006-03-29 22:32:41 | 良い子、良い親!
 日曜日の夜から大阪に行き、今朝帰ってきました いつもは飛行機利用ですが、今日は久しぶりに新幹線 そして、新大阪を出る時、お手洗いに行き、私はかなりびっくり・・・

 昔私が子供の頃、「駅のお手洗いは汚い」というのが定説でした。でも、なかなか子供は「あらかじめお手洗いに行っておいて大事なことをする」というようなことが出来ず、それこそ行き当たりばったり 駅のお手洗いのお世話になることもしばしばでした

 そんな懐かしいお手洗い・・・それが新大阪駅のお手洗いでした
驚きましたねえ。和式のお手洗いなのに、床がびしょびしょ。トイレットペーパーもありません。私は、タイムスリップしたのかと思ってしまいました

 昔なら、そういうものが当然だったので、別段、何も感じなかったわけですが、この21世紀の時代に、「洋式のお手洗いなし」とか「トイレットペーパーなし」とか「床がびしょびしょ」・・・お母さん達はタイムスリップしたようだ、と思ったり、何て汚い!って思ったり・・・するでしょうかでもね
 
 でも、20代のお母さん達ならば、すでに感覚は子供に近いのかな?

さくら、さくら!

2006-03-26 19:34:14 | すてきパパママにご提案
 いよいよ桜の季節がやってきました

 とにかく、私も毎年、この桜の時期が来ると思います。穏やかに、上手に年を重ね、そしていつか「ああ、いろいろあったけれども、本当に豊かな心で暮らせる人生だった・・・」と人生を終える日がくるのならば、かんかん照りの日や、吹雪の日や、台風の日ではなく、春爛漫、桜の咲く頃に逝きたいものだ、と思います

 この桜の花、是非、お子様にも堪能させてあげてくださいね
裸の木の時期が終わり、いよいよあたたかくなってくると、つぼみが出てきて、あっという間につぼみはふくらんできます
 そして、つぼみの色がピンクに変わると、日当たりの良い、下のほうの枝から、一輪、また一輪・・・と咲き始め、気温が上がれば、一気に開花が進んでいきます
 その勢いたるや、すごいですね 自然の力を実感します。そして満開・・・夜になっても、満開の桜の木のあたりは、ぼんやりと明るく感じられるのをご存知でしょうか?

 風が吹いて散り始めても「桜吹雪」、花びらが路面にひろがっても桜の絨毯になり、美しさには違いはありません

 むかーし、むかし。生まれたばかりの娘をベビーカーに乗せ、3歳になる直前の息子の手をひいて、散り始めた桜の大木がある、近くのお寺にお散歩に行きました 息子がピンクの絨毯の上に座り、拾った花びらを、娘のベビーカーの中に「はい、これ、あげましょ!」とあまりまわらない口で言いながら並べていたことを、今でも桜を見ると思い出します

 花の季節が終わると、すぐに美しい緑色の葉っぱが繁ってきます。
いかがですか?こんなに「自然の力」や「季節の美しさ」を体感できることは、ほかにはそうそうありませんよー

 どうぞこれからの時期、桜と一緒に、お子様と一緒に、すてきな時間をお過ごしくださいね

つわもの、二人

2006-03-25 22:23:03 | 良い子、良い親!
 「そんなに言うことを聞かないのなら、そこにいなさい もうママは知りません
 ママはそう言って、その場を離れました。Aちゃんはびーびーと泣きながら、そこにしゃがみ込みました ママの姿が小さくなり、見えなくなりました。でも、Aちゃんは、さっきとまったく同じ格好のまま、泣きやむ様子もなく、泣き続けました 根負けして、3,4分後、その場に戻ってきたのはママのほう Aちゃんの様子には、なんにも変わりはありませんでした
 
 わーん、わーん 大声で泣き叫ぶBちゃん。ママはBちゃんを横抱きにして、歩き続けます。大人しいお姉ちゃんは、あまり表情を変えることなく、そのママの横を、ちょこちょこと歩きます こんなこと、慣れたもんよ、私には・・・そんな独り言が聞こえるようでした。相変わらず、Bちゃんは泣き続け、ママは不機嫌になりまがも、まっすぐ前を向いて、歩きます・・・

 この「つわもの」二人・・・
今は私の教室の年長クラスの、とっても利発でチャーミングな生徒さんです
 いやいや、私は「今の二人」を想像出来ませんでしたねえ・・・きっとパパやママもそうだったと思います。
 しかし、Aちゃん、Bちゃん、見事な変身ぶりです

 子供って、わかりませんよ 幼い頃、ものすごく積極的だった子が、中学に入ることにはものすごく思慮深い、大人しい子になっていた、とか、とーっても静かだった子が、小学校高学年で人が変わったように真剣になって勉強し、リーダーシップを握る親分格になった、とか。

 手こずった子供との時間は、何年過ぎても、振り返った時のすばらしい思い出になりますよ 子育て、ファイトファイト

聞くことの大切さ

2006-03-24 22:51:28 | こまりん子、こまりんパパママ
「ママと一緒じゃなきゃ、やなのー
「座らないのー
「わかってる!わかってるってばー

 先日、定期メンテナンスのために歯科受診をした時、おとなりの部屋から聞こえてきた男の子の声です
 むー、確かに歯医者さんは大人にとってもちょっぴりドキドキ・・・の場所ですよね。ましてや子供にとって、楽しいところには成り得ないでしょう。
でもね、それでもなお、私は、この男の子のこの3つの言葉から、この子の欠点を痛感したんです。

 この子のお母さんは、どうも聞こえてくる話から想像すると、彼の妹を抱っこしているらしい だから、ママと一緒に座る、というようなことは不可能なのですね。ところが、この子は終始、ママと一緒に座る!を言い続けます。

 ドクターと衛生士さんは、何度も「一人でがんばってお座りをしよう そしたら、ママにずっと手をつないでいてもらおうね」と声をかけているのです。でも、ぜんぜん一人で座ろうともせず、「ママと一緒・・・」を連呼

 この子の欠点はね、話を聞かないこと、なんです
もちろん、一度「こわい!」のような気持ちが芽生えてしまうと、聞く耳を持たなくなる、という状況に陥るのはわかります。要するに、パニック状態、ですね。でもね、この子は、決して怖さのためにパニックになっている、わけではなかったのです。

 話を聞けなければ、話を聞く耳を持たなければ、もちろん理解が出来ないということでしす、理解できないことには、それに対して答えることができない、ということなんですね。こんなふうに説明をすれば、いかに「聞く」という行為が、とても基本的な力、「人間力」だと思いませんか?