北斎、見て来ました。
以前、東博でやったときも、見に行った・・・、ただし四時半入場で五時退場・・・。
なんかあんまりピンと来なかったし・・・って、たったの30分で何がわかるっちゅうねん!
というか、版画に興味なかったのです。世の中が騒いでいるから抑えておいたほうが良いかもしれぬ、くらいの腰の引け具合でした。
暗い展示室、小さい画面にみんなへばりつくように見入っているその間に割り込んで丹念に鑑賞するほどの情熱はなかったわけです。
・・・あの時ちゃんと見ときゃあ良かったよう。(涙)
・・・・素晴らしいじゃん、北斎・・・・。(グス。)
版画って、わざわざなんで版画?と思っていたが、版画(浮世絵)はそれ以外の何にも置き換えられないものだったんですね!遅い!?ていうか、アホ?
あの構図、あれを絵画(肉筆)とか写真でやったらやりすぎ、ですが、版画でやると拍手喝采したくなるほど嵌まるわけなんですね?
全てのものの分量がきっちり、です。
ここまで決められると、普通は少々あざとい感じを受けかねないものですが、そこは北斎の力量、そして作家と江戸の民衆が育て完成させた様式が、見るものを納得させます。
この感じ、何かに似ていると思ったら、歌舞伎を思い出しました。
歌舞伎もある意味コテコテなのですが、そこは様式の力、見る側も「その気」で夢の世界へ連れていってもらう気構えがあるので、コテコテ大歓迎なわけです。
わかりやすく、美しい江戸の文化、よいですね。
江戸も良いですが、もっと近く、「懐かしい」のも味わいたいので、
次はこれを見に行きます。
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/about/josetsu/dai2/2008/0219/0219.html
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/data/060128/
いやあ、版画って本当にいいものですね。 では、また。
こんな人知りませんでした。才能ある人はまだまだいるもんですね。出来れば見たいな。見れないかもしれないのでレポートも当てにしていますよ。あはは
版画は好きですね。肉筆よりもっとピュアなものを感じます。
巴水、私もついこの間まで知りませんで、なんと「お宝鑑定団」のテレビ放送で知ったのです。
まったく、版画の魅力も知らなかったし、狭いですねえ、わたし。
北斎も「赤富士」なんて、本物を見て、版画ならではの美しさに触れ、感激しました。
若い頃、「わからなくても、とにかく見る」のをモットーにしていたつもりが、範囲が狭くて全然(ダメ)だったのだなあと思います。
でも、老後の楽しみがひとつ増えました。(笑)
うしろの正面さんの興奮も伝わりました。 追体験して またまた うなされて… ありがとうございました。
あのときの北斎展、いらっしゃったのですね。
3時間半の鑑賞!やはり丹念に見るとそれだけ時間のかかる展覧会だったのですね。
うーん、なんという気力と体力。そして、集中力です。
私のほうが少し年下かと思いますが、負けてます。(涙)
一人の天才が80年も描き続けたものを凝縮した時間で追うのは大変です。
私にあの時北斎に対する興味と時間があったとしても
消化能力が追いつかないでしょう。
いつも仕方が無いので「一点豪華主義」で見ることにしています。
今回は浮世絵初心者でもあるので「富嶽三十六景」に力を入れて見ました。版画のもつ味わい、やっと少しわかりました。北斎が扉を開けてくれました。