義父が具合が悪くなりました。
1年程前から、酸素が必要になっていたのですが、こんなに急に悪くなるとは・・・。
お盆休みに会いに行ったときは、起きて来て一口ビールを飲んだり、食べ物をつまんだりして、寝室に戻るとき、酸素のチューブを踏まないよう、私がたぐりながら前を歩いたら「牛に曳かれて善光寺参り」などと軽口を言ったりしたくらいだったのに。
心肺停止になり、そこから復活してくれた時は脳の働きが弱っていました。
とても記憶力とその引き出しの滑らかさが優れており、「ほら、あの・・・」とか「えーと、なんといったっけ」というのを聞いたことがないくらい、スラスラ言葉が出る人だったのに、今は脳がいろいろな映像を作り出すらしく、空中のものをつかんでいろんなしぐさをしたりします。
ただ、もともと朗らかな人なので、何かを私達に語りかけ、(入れ歯を外してあるのでいまいち判りにくいのですが)、相槌を打つと「なっ?」とご満悦で嬉しそうに「はっは」と笑います。
「何か」を取りたくて起き上がろうとするのですが、「苦しくなっちゃうといけないから、○○先生が寝ていなさいって」というと「ほー、そうか」と言って聞き分けてくれます。
私が同じ状況になったら、こんなにいい人で居られるだろうか。
こういうとき、素の自分がでてしまうのかと思い、これからでも、少しでも自分を調教しておくべきだななどと考えてしまいました。
容態が悪化しても延命措置はとらない、と決めたので、あとは本人の体力次第ということになります。
いつ何があってもおかしくないので、と言われているので、なるべく私も空いている時間は病院に詰めたいと思っています。
更新がなかなか出来ないかと思います。来ていただいて、留守だったらごめんなさい。
朝顔市のときの写真。
今、うちの朝顔はこれより随分伸びましたが、花や葉は小さくなってきました。
季節が変わろうとしています。
いろいろ続いてたいへんですね。
ご自身の体調を崩さないようにしてください。
してあげられる時にしてあげてください。
御身 ご慈愛のほどを。
親を送るとき、どれほどやっても悔いは残るものだと聞いています。
みんなで協力しながら出来るだけのことをしようと思っています。
しかし、今年はまったく波乱の年です。
人間の人生って悪いことは続けておきるものですね。
自分の能力と体力をよく考えて、その中で出来ることをしようと思っています。
親と遠く離れて暮す人は大変だなと思いますが、うちは隣の県なので幸いです。
明日終わるとも何年越しになるとも判りませんが、淡々と、でもきちんとやりたいと思います。