まど

細く開いた窓を覗いてみると、そこにはNikonD70Sを前に困惑している女がひとり・・・

ひかりはたもち

2008-10-18 12:10:32 | Weblog

 

 

電燈をみると、宮沢賢治の「春と修羅」の序を思い出します。

 

わたしといふ現象は

仮定されたひとつの有機交流電燈の

ひとつの青い照明です

(あらゆる透明な幽霊の複合体)

風景やみんなといつしよに

せはしくせはしく明滅しながら

いかにもたしかにともりつづける

因果交流電燈の

ひとつの青い照明です

(ひかりはたもち その電燈は失はれ)  ・・・・・以下、略。

 

電燈は失われ、それでも保ち続けるひかりって、なんでしょう。