良い企画があったものです。
宗達・光琳・抱一(さすが、若冲もそうだけど、ちゃんと変換するんだ・・)の風神雷神図屏風を並べて見せていただけるとは。
もう、私の生きている間にはないでしょう。
平日、朝10時だというのに思ったより大勢の方が見に来ていらっしゃる。
さすがに平均年齢が高く、私は下っ端のほうでした。こんなことは近年ありません。(笑)
それぞれの持つ味わいについては、私がどうのと言うより直に比べて楽しむのがよろしいのではないかと思うので触れませんが、ただひとつ、宗達の風神雷神図屏風を見た時に感じたことが・・・・。
風神の天衣、雷神の太鼓を全部描かずに切ってあるのです。
どうして切ってあるんだろう?もし、私が雷神と風神を写真に撮るとしたら、切るだろうか・・・・・・?
そのあと光琳・抱一のものを見たときに、全部描いてあると、やけにちんまりと纏まってしまうことがわかりました。
一部切ってあることにより、ひろがりを感じる。
写真を撮るとき、あるいはトリミングするときには、どこをどの位切るか考えているつもりでしたが、ひろがりを感じさせるため、ということは考えたことはありませんでした。
まったく、こんなことで良いんでしょうか・・・。(苦笑)
その他、抱一の燕子花図屏風は素晴らしかった。抱一という人は優美な線を出すひとなんだなあ、・・・・・風神雷神図を描くタイプじゃないんじゃ・・・。
折角都心まで来たので、もうひとつ展覧会をハシゴしようと、国立近代美術館へ向かいました。(こちらは企画が面白いと思うけど、もっと絞り込んでくれないと私には受け止め切れませんでした)
その途中、パレスサイドビルを見学。
良いビルです。良い時代にお金を使って建ててあるのだろうなあ。
ディティールまで神経が行き届いている。
レンズが直ったら、またちゃんと見たいです。