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まちだ ひろがりネット

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町田・生活者ネットワークの活動日記

憲法記念日でした

2012年05月03日 | 活動
昨日あたりからテレビでやけに改憲論を取り上げると思ったら、
今日が日本国憲法の施行を記念する日。
1947年のその日からまる65年が経ちました。

改憲論を聞くのだけれど、そうだ、その通りだと思える主張に未だ出会いません。
ことさら自民党の党是を言う人たちばかりがマスコミ取材を受けるからかもしれません。
アメリカに押し付けられた憲法だから、自分たちでつくった憲法が欲しい、と。
でも、自民党や一部の人がつくった憲法なら国民の総意でつくったと言えるのか疑問です。
もっともっと、改憲案の選択肢が出てこなくては。

自衛隊では外国での衝突の時に先に武器を使えないと言いますが、
軍隊にして堂々と武器を使いたいのですか。
自衛隊の隊員が負傷したり民間人が死んだりしているのは、軍隊でないからですか。
軍隊であれば戦場にも出て行ってもっと死傷者が出ると思います。
軍隊の兵士が死ぬのは任務だからあって当たり前なのでしょうか。
肉親が悲しむのに少しの違いも無いと思いますが。

緊急事態に即した条項を憲法に入れたいそうです。
緊急事態(地震津波なんかも入る)に国民を強制できるように憲法に盛りたいそうです。
憲法12条に、国民は、自由と権利を常に公共の福祉のために利用する責任を負うとあります。
まずそういう責任を負える国民になるよう、発信してみてはどうですか。

今日、井上ひさしの「子どもにつたえる日本国憲法」(講談社)を買いました。
ので、きれいないわさきちひろの挿絵にいやされながら、
日本国憲法を読んでいます。

第3章で、日本国民たる要件は法律が決めると書いてあって、いきなりのインパクトです。

それはそれとして、逮捕、抑留、拘禁、拷問、残虐刑などを禁止したり、制限したりする
条文が続いて、いかにそれらが乱用された時代があったのかを想像しました。

第79条の6に、最高裁判所の裁判官の報酬が在任中減額されない、には「へえ」です。
下落の物価スライドもないのかしら~と。

先の世界大戦後に制定されたという時代背景を思い起こしながら読んだせいか、
面白い読み物だと思いました。
と同時に果たして国民が守られ、かつ守るべきことがすべて網羅されているか、
つまり必要十分か、漏らしてしまったことは無いのか、という気持ちが残りました。

ああ、官僚のことが書いていない。政治の黒幕(黒子ではない)と私なんぞが思う、
国のお役人のことは、法律ではなく憲法で規制したいと思います。
気に入らない党の大臣だから情報を出し惜しみする、というのを禁じるとか、
国民に対する背信行為を禁ずるとか。

もっとよく読んでみたいと思います。

(お)