公衆無線LANサービスを利用する方法の一つとして、Skype Access というサービスがあります。海外でインターネット接続を行う場合、HOTSPOT の海外ローミングサービスより割安な料金で利用することができそうに見えたので、試してみることにしました。
Skype のホームページにある説明には、「Skypeにサインインして、接続可能な公共アクセスWiFiネットワークを選択します」とあります。しかし、公衆無線LANに何らかの形でログインしたあとでなければ、Skype へのサインインも出来ないのではないか、と当初は疑問に思っていました。
実際に、アメリカの空港(Boingo がサービスを提供している空港)で試してみたところ、公衆無線LANサービスに接続してから Skype を立ち上げることで、問題なく接続することができました。以下に接続までの流れを記します。
1.公衆無線LANサービスに「接続」します。
画面右上の AirMac アイコンをクリックし、表示されている無線LANサービスの中から、Skype Access に対応している無線LANサービスに接続します。
(この段階では、無線LANへの接続だけであり、インターネット接続のサービスは開始されていません。)
2.Skype を立ち上げます。「Skype Access について」というウィンドウが表示されます。
「続行」をクリックして、先に進みます。
3.「インターネットアクセス料金を Skype クレジットでお支払いできます」という案内が表示されます。
「Skype Access を開始」をクリックして続行します。
4.この後、Skype のユーザーIDとパスワードを入力してサインインします。再び上記の2と3のウィンドウが表示されますが、あまり細かいことは気にせずに「続行」して「Skype Access を開始」します。
5.Skype の画面が表示されます。「ファイル」メニューを見ると、「Skype Access (WiFi) を停止」というものが見えています。
この状態になりますと、インターネットへの接続が出来ています。
6.「Skype Access (WiFI) を停止」すると、接続が切れます。
今回の接続料金は、HOTSPOT の海外ローミングサービスより3割ほど安いお値段でした。
料金の差だけではなく、あらかじめ入金しておいた Skype クレジットの金額を超えて請求される心配がない、という安心感もあります。海外ローミングサービスの利用料金は従量制であり、ログアウト処理が正しく行われなかった場合など、あとでいくら請求されるか分からないという不安が常にありますが、Skype Access の場合、あらかじめ入金しておいた Skype クレジットの金額を超えて使うことはできませんので、最悪の場合でも、Skype クレジットがゼロになるだけで済みます。
料金が安く、何かあっても安心して使えるサービスだと思います。