Macで楽しくお仕事

Macを仕事で使う際のメリットや問題点と解決法

USBメモリを FileVault 2 で暗号化

2011-09-28 19:24:59 | Mac のソフトウェア

 MacOSX 10.7 (Lion) の新機能の一つに FileVault 2 があります。システムディスクの暗号化だけではなく、外付けドライブもサポートされたとのことですので、試してみました。

 USBメモリを暗号化するには、以下のように操作します。

1.ディスクユーティリティを起動し、USBメモリを選択し、「消去」タブを選択して表示させます。そして、「フォーマット」として「暗号化」されるものを選びます。

Usbencrypt01

2.「消去...」ボタンをクリックすると、USBメモリに設定するパスワードの入力を促されます。

Usbencrypt02

 パスワードを入力し、「消去」ボタンをクリックすると、フォーマットが始まります。

3.フォーマット終了後、いったん USBメモリを外し、再度挿入してみます。すると、パスワードを尋ねられます。

Usbencrypt03

 パスワードを入力すると、USBメモリがマウントされ、Finder に表示されます。

Usbencrypt04

 挿入時にパスワードを入力すること以外は、暗号化されていることを意識せずに USBメモリを使うことができます。以前は、USBメモリに暗号化したディスクイメージを作成するなどの方法をとっていましたが、FileVault 2 により、そのような面倒な操作をせずに暗号化することができるようになりました。

* * * * * * * * * * * * * * *

 外付けドライブの暗号化の方法につきましては、以下の記事を参考にさせていただきました。

https://discussions.apple.com/thread/3191122?start=0&tstart=0


MacOSX 10.7 (Lion) の「再開」機能

2011-09-28 18:10:39 | Mac のソフトウェア

 MacOSX 10.7 (Lion) で搭載された機能の一つに、「再開」があります。アップル社ホームページの新機能紹介では、「アプリケーションを起動すると、前回作業を終えた時の状態が表示されます。開いているウインドウ、パレット、パネルはもちろん、カーソルの位置やハイライトしたテキストまで、すべてが前と同じ状態に戻ります」とあります。

 アプリケーションを立ち上げたとき、前の状態が復活したほうがよいか、それとも前の状態を忘れてくれたほうがよいか、それは個人の趣味によると思いますが、長年、前の状態を忘れてくれるという動きに慣れ親しんできた者の一人としましては、当初、この「再開」機能が、大変うるさく感じられました。

 たとえば Safari の場合、「新規ウィンドウを開く場合 空のページ」「新規タブを開く場合 空のページ」という設定はできても、起動時の挙動は指定できません。起動すると、前回の終了時に開いていたページが表示されます。金融機関のサイトからログアウトした後や、怪しげなサイトに接続されてしまった場合など、いったん終了して再起動しても、再び同じサイトに接続しようとします。

 プレビューもよく使いますが、あるファイルをプレビューで表示させた後、プレビューを終了し、別のファイルをプレビューで表示させたときなど、前の終了時に開いていたファイルも再度表示されますので、どんどんウィンドウが増えていってしまいます。

 「再開」させないようにするには、アプリケーションの終了前に、ウィンドウを閉じておけばOKです。Safari でもプレビューでも、ウィンドウを閉じる操作をしておけば、次の起動時には綺麗な状態で立ち上がります。

 普段、Command + Q でアプリケーションを終了させている私の場合、その前に Command + W でウィンドウを閉じるという習慣が身につきました。ウィンドウを閉じるか閉じないかで、アプリケーション起動時に「再開」するかしないかを切り替えられる、と考えますと、再開機能は、なかなか便利なものだと思います。


Skype Access

2011-09-26 21:51:38 | ネットワーク接続

 公衆無線LANサービスを利用する方法の一つとして、Skype Access というサービスがあります。海外でインターネット接続を行う場合、HOTSPOT の海外ローミングサービスより割安な料金で利用することができそうに見えたので、試してみることにしました。

 Skype のホームページにある説明には、「Skypeにサインインして、接続可能な公共アクセスWiFiネットワークを選択します」とあります。しかし、公衆無線LANに何らかの形でログインしたあとでなければ、Skype へのサインインも出来ないのではないか、と当初は疑問に思っていました。

 実際に、アメリカの空港(Boingo がサービスを提供している空港)で試してみたところ、公衆無線LANサービスに接続してから Skype を立ち上げることで、問題なく接続することができました。以下に接続までの流れを記します。

1.公衆無線LANサービスに「接続」します。
 画面右上の AirMac アイコンをクリックし、表示されている無線LANサービスの中から、Skype Access に対応している無線LANサービスに接続します。

Skypeaccess01

(この段階では、無線LANへの接続だけであり、インターネット接続のサービスは開始されていません。)

2.Skype を立ち上げます。「Skype Access について」というウィンドウが表示されます。

Skypeaccess02

 「続行」をクリックして、先に進みます。

3.「インターネットアクセス料金を Skype クレジットでお支払いできます」という案内が表示されます。

 

 

Skypeaccess03

 

 

 

 「Skype Access を開始」をクリックして続行します。

4.この後、Skype のユーザーIDとパスワードを入力してサインインします。再び上記の2と3のウィンドウが表示されますが、あまり細かいことは気にせずに「続行」して「Skype Access を開始」します。

5.Skype の画面が表示されます。「ファイル」メニューを見ると、「Skype Access (WiFi) を停止」というものが見えています。

Skypeaccess04

 この状態になりますと、インターネットへの接続が出来ています。

6.「Skype Access (WiFI) を停止」すると、接続が切れます。

 

 今回の接続料金は、HOTSPOT の海外ローミングサービスより3割ほど安いお値段でした。

 料金の差だけではなく、あらかじめ入金しておいた Skype クレジットの金額を超えて請求される心配がない、という安心感もあります。海外ローミングサービスの利用料金は従量制であり、ログアウト処理が正しく行われなかった場合など、あとでいくら請求されるか分からないという不安が常にありますが、Skype Access の場合、あらかじめ入金しておいた Skype クレジットの金額を超えて使うことはできませんので、最悪の場合でも、Skype クレジットがゼロになるだけで済みます。

 料金が安く、何かあっても安心して使えるサービスだと思います。


MacOSX 10.7 (Lion) での 802.1X 認証の設定 その2

2011-09-26 19:45:33 | ネットワーク接続

 MacOSX 10.7 (Lion) での 802.1X 認証の設定を、iPhone 構成ユーティリティを用いて行った後、設定内容の変更や削除を行うには、以下のようにすればできます。

1.設定内容の変更
 iPhone 構成ユーティリティで、新たに構成ファイルを作成し、それをインストールすることになります。iPhone 構成ユーティリティを立ち上げれば、前回作成した構成ファイルの情報が残っているはずですので、それを変更して「書き出し」を行い、生成された .mobileconfig ファイルを、Control キーを押しながらクリック(もしくは右クリック)し、システム環境設定で開きます。

1_2

 すると、プロファイルのインストール画面が開きますので、最初にインストールしたときと同様にインストールすれば、プロファイルが更新されます。

 もう一つの方法は、
  システム環境設定 > プロファイル
で、左側のペインに表示されるユーザープロファイル一覧の下にある「+」ボタンをクリックすることで、ファイル選択画面が表示されますので、生成した .mobileconfig ファイルを選択し、読み込ませればOKです。

2.設定内容の削除
 システム環境設定 > プロファイル で、左側のペインに表示されるユーザープロファイル一覧の中から、削除する構成ファイルをクリックして選択し、その下の方にある「-」ボタンをクリックすれば削除することができます。

*** 変更の記録 ***
2012/06/10 現在の Lion ですと、.mobileconfig をダブルクリックすると、iPhone構成ユーティリティが開いてしまいますが、.mobileconfig を右クリックしてシステム環境設定で開けばよいということにも気がつきましたので、その方法についても記述しました。

2012/05/26 MacOSX 10.7.4 では、プロファイルの更新の際、.mobileconfig をダブルクリックすると iPhone構成ユーティリティが開いてしまいました。更新するには、システム環境設定でプロファイルの追加を行えばOKです。