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Macを仕事で使う際のメリットや問題点と解決法

Mac OS X 10.10 Yosemite での e-Tax 準備

2015-01-30 20:36:42 | デジタル・インターネット

 今年も確定申告の季節がやってきました。昨年は、Mac OS X 10.8 (Mountain Lion) で確定申告をしましたが、今年は Mac OS X 10.10 (Yosemite) で出来そうか否か確認すべく、まず公的個人認証サービス利用者クライアントソフトの動作を見てみることにしました。

 Mac OS で e-Tax を利用するには、下記のものをインストールする必要があります。

  SmartCard Services
  ICカードリーダライタドライバ
  ルート証明書
  Java 実行環境
  公的個人認証サービス利用者クライアントソフト

 私が使っている ICカードリーダライタ (NTTコミュニケーションズ SCR-3310) のドライバは、Mac OS X 10.9 (Mavericks) まで対応ということになっており、Mac OS X 10.10 (Yosemite) でインストーラを走らせると、厄介なことになるという記事

http://d.hatena.ne.jp/replication/20141228/1419745697

もありましたので、インストール方法の説明書の最後に書かれていた手動でのインストール手順に従って、インストールしました。

 ICカードリーダライタ以外のものについては、それぞれのインストール方法の説明に書かれているとおりの手順に従い、インストールを行いました。

 Mac OS X 10.10.1 上では、公的個人認証サービスクライアントソフト(JPKI利用者ソフト)が、順調に動作していました。

 その翌日、Mac OS X 10.10.2 へのアップデートを行ってみたところ、JPKI利用者ソフトが動かなくなってしまいました。JPKI利用者ソフト自体は立ち上がり、「動作確認」ボタンをクリックすれば、動いているようにも見えます。

 しかし、「自分の証明書」ボタンをクリックし、パスワードを入力すると、

  エラーが発生しました。
  ICカードに接続できません。

と表示されてしまいます。

 e-Tax のために入れた上記のソフトウェアや証明書を入れ直してみましたが、状況に変化はありませんでした。


Java 7 Update 75

2015-01-25 19:27:22 | Mac のソフトウェア

 Java 7 Update 75 と、Java 8 Update 31 が、1月20日にリリースされました。Java 7 は、近々サポートが打ち切られるとのことで、 Windows の場合、自動更新を有効にしていると、Java 8 に自動的にアップデートされるそうですが、Mac OS の場合、Java 7 から Java 8 には更新されないようです。

 Java 7 を利用していたので、Java 7 Update 75 に更新したのですが、その後、ネットワーク接続の調子が悪くなりました。数時間に一度程度の頻度で、Firefox、Thunderbird、Safari でのインターネット接続が出来なくなったり、ターミナルの host コマンドも応答がなくなったり。

 時と場合により、症状の程度は変わります。また、Wi-Fi を入れ直すだけで復帰することもあれば、それだけではなかなか復帰しなかったり・・・

 Java 7 をアンインストールし、Java 8 をインストールしてみたところ、問題が無くなりました。


EPSON ドライバのアンインストール

2015-01-12 09:24:47 | Mac 周辺機器

 Mac OS X 10.9 (Mavericks) で EPSON のスキャナ (GT-X820) を使ってきましたので、Mac OS X 10.10 (Yosemite) にアップデートする際、どうすればよいのか、調べてみました。

 推奨される方法は、おそらく、「Mavericks で、Uninstaller をダウンロードし、EPSON Scan をアンインストールした後、Mac OS を Yosemite にアップデートし、Yosemite対応の新しい EPSON Scan をインストールする」ということだったのですが、そこに至るまで、かなり苦労しました。

 Mac OS X 10.10 (Yosemite) 対応のドライバは、EPSON のサイトからダウンロードできます。ドライバー・ソフトウェアダウンロードのページ内には、「インストールについて」という項があり、その中の「ダウンロード方法・インストール方法(MacOSX 10.6 以上)」というリンクをクリックすると、「EPSON Scan のダウンロード/解凍/インストール方法について教えてください」というFAQが表示されます。

 この中には、「すでにインストール済みのEPSON Scanがある場合は、必ず旧EPSON Scanをアンインストール(削除)した後、新たにインストールを行ってください」という記述があり、その直後の「アンインストール(削除)方法については、こちらをご参照ください」というリンクをクリックすると、「スキャナードライバーのアンインストール(削除)方法について教えてください」というFAQが表示されます。

 「EPSON Scan のアンインストール(削除)方法」のポイントとして、「インストールしたスキャナードライバーをアンインストール(削除)する場合は、インストールに使用したスキャナードライバーファイルからアンインストール(削除)することをお勧めいたします」とあり、「インストールに使用したスキャナードライバーファイルは、アンインストール(削除)する際に必要」とも書かれていますので、Mavericks にインストールしたときに使用したスキャナードライバーファイルの中にあるインストーラパッケージを起動してみました。

 しかし、そのパッケージには、ドライバーのインストールの機能しかないようなのです。

 よくわからないので、Yosemite にアップデートしてしまい、Yosemite 対応のドライバーを上書きインストールしてみたところ、特に問題なく、GT-X820 が認識され、EPSON Scan も動作しました。EPSON Scan を立ち上げたとき、プレビューウィンドウ内に、Mavericks 上で最後に読み込ませた画像が表示されていました。

 その後、Uninstaller があるらしい、ということがわかり、Google で「epson uninstaller download」を検索してみると、トップに EPSON Uninstaller のダウンロードページが出てきました。

 この Uninstaller のダウンロードページの「製品型番」一覧には、GT-X820 が載っていません。しかし、「ご使用方法」にある「ドライバーやアプリケーションソフトのアンインストール(削除)方法 をご参照ください」というリンクをクリックして表示される「Uninstallerを使用してドライバーやアプリケーションソフトをアンインストールする方法を教えてください」というFAQの最後のほうにある「このFAQを参照した人は以下のFAQも参照しています」を見ますと、「Uninstallerで削除できるドライバー、アプリケーション一覧<Mac OS>」というものがあり、そのリンクをクリックすると、「Uninstallerで削除できるドライバーおよびアプリケーションを教えてください」というFAQが表示されます。

 その中を読みますと、削除対象となるドライバーとして、EPSON Scan は ver.3.7.8 以降とあり、さらに、「Ver.3.7.8未満の場合でもOS X Mavericks(MacOSX 10.9.x)に対応しているEPSON Scanの場合は、Uninstallerでの削除対象となります」と記述されています。

 試しに、Yosemite で Uninstaller を起動し、いったん EPSON Scan をアンインストールして、再度インストールしてみました。

 すると、EPSON Scan のインストールされる場所が、少し変わったように見えました。記憶は定かではないのですが、Mavericks では、EPSON Scan がアプリケーションフォルダ内にあり、Yosemite にアップデートして最新のドライバを上書きインストールしたときも、EPSON Scan がアプリケーションフォルダにあったように思うのですが、いったんアンインストールして、インストールしなおしたところ、アプリケーションフォルダ内に EPSON Software というフォルダが作られ、その中に EPSON Scan が入っていました。

 EPSON Scan を起動してみると、アンインストールする前にスキャンした画像が、プレビューウインドウ内に表示されました。

 この挙動から推測されることは、

1.EPSON Scan ドライバは、基本的に、上書きインストールのことも考えて作られている。

2.Uninstaller は、OS のバージョンの違いや、ドライバのバージョンの違いによるインストール方法の違いに対応している。

3.ドライバや OS のバージョンによっては、インストール先が変わるなどして、アンインストールが簡単に出来ない状態に陥る恐れがあるので、そのような状況を避けるため、アップデート前に、インストールの際に使用したドライバのアンインストーラを使ってアンインストールすることが強く推奨されている。

ということです。

 それにしても・・・ ユーザーサポート情報が混乱してしまっていると思います。

 プリンタはキヤノン、スキャナはエプソンを使っていますが、ドライバのアンインストール方法については、基本的な発想に違いがあるようです。キヤノンの場合、アンインストールの方法として、ライブラリフォルダの中にあるファイルを削除するなどの方法が記載されており、エプソンの場合は、アンインストーラを提供する、という形になっています。

 アンインストーラを作成し、維持管理するための労力、アンインストーラが正しく動かなかった場合の対応、そして、一般ユーザーにライブラリフォルダ内のファイルを削除させることにより生ずるリスクなどを考えますと、どちらの方法がよいとは一概に言えないと思いますが、インストールの方法を分かりやすく説明するのと同様に、アンインストールの方法も分かりやすく説明していただけることを願っています。


050 plus と Yosemite

2015-01-12 08:02:08 | デジタル・インターネット

 050 plus の対応機種一覧には、Mac OS X 10.10 (Yosemite) が載っていません。現在のところ、Mac OS X 10.7 から 10.9 までが対応機種として載っています。

 Mac OS X 10.9 (Mavericks) に 050 plus をインストールした状態で、Mac OS X 10.10 へのアップデートを行い、050 plus が動作するかどうか、確認してみました。

 テストコール通話、自分の携帯への発信、そして、自分の携帯からの着信を試したところ、すべて問題なく動作しました。

 今のところ、正式な「対応機種」とはなっていませんので、Mac OS X 10.10 での動作は保証されていませんが、とりあえず、問題なく使えそうです。