Macで楽しくお仕事

Macを仕事で使う際のメリットや問題点と解決法

PORTER MacBook Air Sleeve

2011-08-18 07:14:30 | Mac のハードウェア

 ノートPCを持ち歩くときは、いつもインナーケースに入れてから鞄に入れるようにしていますので、MacBook Air 用のインナーケースを探してみました。

 ハードディスクや光学式ドライブを内蔵している MacBook / MacBook Pro の場合は、まず何よりも衝撃から守りたいと考え、耐衝撃性の高いインナーバックを愛用してきました。以前、鞄を肩から落としてしまったとき、中に入れていた MacBook Pro (Unibody になる前のモデル)のケースを歪めてしまった経験があるので、それ以降、辺方向からの衝撃も考慮したインナーバッグを選んできました。

 MacBook Air は、衝撃に強い SSD (Solid State Drive) を採用していますし、光学式ドライブも内蔵していません。だからといって、手荒な取扱いをしてよいというわけではありませんが、耐衝撃性の高いインナーバッグは、MacBook Air 本体より厚く感じられ、ちぐはぐな感じもします。

 Apple Store では、PORTER MacBook Air Sleeve という製品が売られています。吉田カバンの製品で、かなり高価なものですが、今まで吉田カバンのショルダーバッグ等を使ってきて、丁寧な作りと耐久性の高さに大変満足していましたので、購入してみました。

 MacBook Air 用に作られていますので、大きさは本当にピッタリです。 MacBook Air を入れる時、少しきつめに感ずるほど、ぴったりのサイズです。辺方向には衝撃吸収材が入っていませんが、腰のある Sleeve の素材が縁で丁寧に縫い合わされ、その内側で閉じられた部分は硬く、角の部分はフレームが入っているのではないかと思われるほどの強さを持っていますので、辺方向の衝撃からも、ある程度保護してくれるのではないかと思われます。

 他社のインナーバッグに比較すると、かなり高価な製品ですが、隅々まで丁寧に作られた素晴らしい製品だと思います。MacBook Air を持ち歩くのが楽しくなりそうです。


IPv6 でのプライバシー保護 その2

2011-08-17 04:25:54 | Mac のソフトウェア

 MacOSX 10.7 (Lion) の場合、 IPv6 アドレスのデフォルト設定として、一時アドレス(匿名アドレス)の使用をするようになっていました。

 設定状態を確認するには、ターミナルで、以下のコマンドを入力します。

  $ sysctl net.inet6.ip6.use_tempaddr

 すると、次のような表示が出ます。

  net.inet6.ip6.use_tempaddr: 1

 数字の「0」が無効、「1」が有効を表します。

 MacOSX 10.6 (Snow Leopard) の場合は、デフォルトで無効に設定されていました。


MacOSX 10.7 (Lion) での 802.1X 認証の設定

2011-08-17 03:53:38 | ネットワーク接続

 MacOSX 10.7 (Lion) での 802.1X 認証の設定は、MacOSX 10.6 (Snow Leopard) の時と大きく異なっており、MacOSX のシステム環境設定では行うことができなくなっています。

 設定を行うには、まず「iPhone 構成ユーティリティ」をインストールし、Wi-Fi 構成プロファイルを作成し、その構成プロファイルを MacOSX にインストールします。以下にその手順を記します。

1.「iPhone 構成ユーティリティ」をインストールします。
 Google で「iPhone 構成ユーティリティ Mac」と入れて検索すると、アップル社ホームページのサポートの中にある iPhone 構成ユーティリティのページが出てきますので、ダウンロードしてインストールします。このユーティリティのシステム条件として、「Mac OS X 10.6」と記載されていますが、10.7 (Lion) でも問題なく動作しています。

2.アプリケーション > ユーティリティ に入っている iPhone 構成ユーティリティを立ち上げます。

Util1

3.左側のペインの一番下にある「構成プロファイル」をクリックします。

Util2

4.左上にある「新規」アイコンをクリックします。

Util3

5.名前と識別子を入力します。名前は何でもよいのですが、識別子については、マニュアルに、「プロファイルを一意に識別できるものでなければならず、しかも、reverse DNS フォーマットを使用しなければならない」との記述がありましたので、「jp.ne.hotspot」としておきました。

Util4
 「説明」の欄は、何が書いてあっても大丈夫です。

6.「説明」の下に行くと、「セキュリティ」というのがあります。デフォルトの「常に確認」で大丈夫です。マニュアルによりますと、この設定は、プロファイルをインストールした後、削除することができないようにするためのものであり、「しない」に設定すると、プロファイルのインストール後、そのアップデートは出来ても、削除は出来ない、ということになるそうです。

Util5

7.「Wi-Fi」をクリックします。

Util6
 「構成」ボタンをクリックします。

Util7

8.SSID に、「0033」を入力します。

Util8

9.「セキュリティの種類」で、「WPA/WPA2 エンタープライズ」を選択します。

Util9

 すると、「セキュリティ設定」の下に、「エンタープライズ設定」が表示されます。

Util10

10.「プロトコル」タブの「受け入れたEAPの種類」で、「TTLS」にチェックを入れます。

Util11

11.「内部認証」は、「CHAP」を選択します。

Util12

 「プロトコル」タブの表示は、以下のようになります。

Util13

12.「認証」タブをクリックして開き、HOTSPOT のユーザー名とパスワードを入力します。

Util14

13.下の方にある「外部ID」に、「anonymous@hotspot」と入力します。

Util15

14.左上にある「書き出す」アイコンをクリックします。

Util16
 「書き出す...」ボタンをクリックします。

15.プロファイルのファイル名を尋ねられます。

Util17
 好みのファイル名を入力し、「保存」します。入力したファイル名に「.mobileconfig」という拡張子のついたファイルが生成されます。

16.Finder で、先程保存したファイルを、Control キーを押しながらクリック(もしくは、右ボタンでクリック)し、「システム環境設定」で開きます。

1

 すると、プロファイルのインストール画面が開きます。

Profileinstall1
 「続ける」をクリックします。

17.「プロファイルの作成者の検証ができないが、インストールしてよいか?」と尋ねられます。

Profileinstall2
 作ったのは自分のはず・・・なので、信頼することにして、「インストール」をクリックします。

18.MacOSX のパスワードの入力を求められますので、入力します。

Profileinstall4

19.無事にインストールされると、以下のような画面が表示されます。

Profileinstall5

 「すべてを表示」をクリックすると、システム環境設定の画面になります。「ネットワーク」をクリックすると、802.1X の設定が追加されていることが確認できます。

Profileinstall6
 これで、802.1X 認証の設定が完了です。

20.この後は、MacOSX 10.6 (Snow Leopard) の時と同様です。まず、AirMac が「切」の状態であれば、「入」にします。

8021x1

21.「802.1X: Wi-Fi (0033)」という表示の右側にある「接続」ボタンをクリックすると、「認証中」になります。

8021x2

22.「証明書を検証」というウィンドウが開きます。

8021x3
 「続ける」をクリックします。

23.MacOSX のパスワードの入力を求められますので、入力します。

8021x4
 「設定をアップデート」をクリックします。

24.無事に接続されると、「接続済み」と表示されます。

8021x5

*** 参考 ***

(1)Snow Leopard の場合、802.1X での接続と、WEPパスワードでの接続を切り替えるには、一手間必要でした。Lion の場合、システム環境設定のネットワークから、「接続」をすれば 802.1X での接続になり、それをしなければ、WEPパスワードての接続になるようです。

(2)Snow Leopard の場合、画面右上の AirMac アイコンをクリックして表示されるネットワーク一覧を見ることで、802.1X での接続か否かを区別することができました。802.1X での接続であれば鍵マークが表示され、WEPパスワードでの接続の場合は鍵マークが表示されていませんでした。しかし、Lion の場合には、802.1X での接続でも、WEPパスワードでの接続でも、鍵マークが表示されます。802.1X での接続か否かを確認するには、システム環境設定のネットワークを見るしか方法がないようです。

(3)HOTSPOT スタンダードエリアは、殆ど全て 802.1X に対応しているようですが、成田空港ターミナルは 802.1X に対応していません。

(4)2012/06/10 追記
 はじめて Lion で 802.1X 認証の設定を行った頃は、.mobileconfig という拡張子のついたファイルをダブルクリックすると、プロファイルのインストール画面が開いたのですが、現在の Lion では、iPhone 構成ユーティリティが開くようになっています。そのため、上記の手順16を「Control キーを押しながらクリック(もしくは右ボタンでクリック)」と書き換えました。

(5)2012/06/22 追記
 アップル社からは、以下のページに MacOSX 10.7 (Lion) の 802.1X に関する情報が提供されています。

http://support.apple.com/kb/HT4772?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP

* * * * * * * * * * * * * * *

 Lion での 802.1X 認証の設定を行うにあたり、以下の記事を参考にさせていただきました。

http://blog.affien.com/archives/2011/03/16/802-1x-configuration-profile-on-lion-mac-os-x-10-7/

 


MacBook Air と MacOSX Lion

2011-08-14 16:04:09 | Mac のソフトウェア

 MacBook Air (USキーボード) を購入しました。初代 MacBook Air の発表から3年が経ち、SSD (Solid State Drive) の使用にも実績が積まれたと思われることと、ストレージの容量が大きくなったことから、購入を決めました。

 MacOSX Lion の設定を行った後、各種アプリケーションのインストールを行いました。

1.MacOSX Lion の設定
 USキーボードのためなのか、キーボードの選択をする画面で、「US」と「ことえり」が選択できます。ここで「US」を選んでしまうと、MacOSX の設定中に、日本語入力ができなくなってしまいますので、「ことえり」を選ぶ必要があります。

 Wi-Fi ネットワークの選択画面では、見つかった Wi-Fi ネットワークの一覧が出ますが、私の場合、 AirMac Express ベースステーションの設定で、「非公開ネットワークを作成」しているため、一覧表には出てきません。このような場合、一覧表の一番下にある「その他...」をクリックすると、ネットワーク名とパスワードを入力するウィンドウが出ますので、ネットワーク名とパスワードを入力して「接続」をクリックすれば繋がります。

 他には特に引っかかるようなところはありませんでした。

2.アプリケーションのインストール
 以下のアプリケーションをインストールしました。

  Intego VirusBarrier X6 (10.6.13)
  Microsoft Office 2011 for Mac
  Firefox 5.0.1
  Thunderbird 5.0
  Flip4Mac 2.3.8.1
  Skype 5.3.0.1074

 Microsoft Office のインストールは、最初、他の MacBook の光学式ドライブを「DVD または CD 共有」で接続して行おうとしましたが、MacBook Air から Microsoft Office のメディアが見えるようになるまで、大変長い時間(測定したわけではありませんが、数十秒以上)を要したので、無用なトラブルを避けたいと考え、手持ちの外付けDVD(Buffalo製)をUSBで接続して行いました。

 アプリケーションの動作については、今までのところ、特に問題はありません。