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Macを仕事で使う際のメリットや問題点と解決法

OCN モバイル ONE と docomo スマートフォン

2014-03-08 14:45:55 | ネットワーク接続

 OCN モバイル ONE の動作確認済みデータ端末一覧には、「NTTドコモの端末でテザリングは利用できない」と明記されています。

 docomo の普通の SIM を使った場合でも、docomo スマートフォンで Wi-Fi テザリングをするには、spモードの契約が必要で、mopera U の契約だけでは繋がらないことを確認済みでしたが、Bluetooth DUN でダイヤルアップ接続すれば、mopera U の契約だけで繋がることも確認済みでした。

 OCN モバイル ONE を docomo スマートフォンに入れ、Bluetooth DUN でのダイヤルアップ接続が出来るかどうか、いろいろ試してみましたが、やはり接続できませんでした。


Mavericks (MacOSX 10.9) のダイヤルアップ接続設定でのトラブル

2014-02-22 19:09:20 | ネットワーク接続

 Mavericks (MacOSX 10.9.1) に、スマートフォン(docomo F-07d)を Bluetooth DUN で接続し、ターミナルウィンドウを開いて、CID と APN の設定をしようとしましたが、コマンドラインでダブルクォーテーションを入れると、「?」と表示されてしまい、うまく設定できません
 Mountain Lion (MacOSX 10.8.5) では、このようなことが起こらないことも確認しましたので、Mavericks の問題ではないかと思われます。


MacOSX 10.8 (Mountain Lion) での 802.1X 認証の設定

2013-08-04 17:25:45 | ネットワーク接続

 今まで利用していた HOTSPOT (SSID: 0033) のサービスが終了したので、docomo Wi-Fi を利用することにしました。docomo Wi-Fi は、802.1X 認証により自動ログインできることになっていますが、docomo ホームページには MacOSX での自動ログイン設定方法についての記述がありません。

 設定を行うには、「iPhone 構成ユーティリティ」をインストールして Wi-Fi 構成プロファイルを作成し、その構成プロファイルを MacOSX にインストールします。以下にその手順を記します。

1.「iPhone 構成ユーティリティ」をインストールします。
 Google で「iPhone 構成ユーティリティ mac」と入れて検索すると、アップル社ホームページのサポートの中にある iPhone 構成ユーティリティのページが最初に出てきますので、ダウンロードしてインストールします。

2.アプリケーション > ユーティリティ に入っている iPhone 構成ユーティリティを立ち上げます。

Docomo_wifi_010

3.左側のペインの一番下にある「構成プロファイル」をクリックします。

Docomo_wifi_020

4.左上にある「新規」アイコンをクリックします。

Docomo_wifi_031

5.名前と識別子を入力します。名前は何でもよいのですが、識別子については、「プロファイルを一意に識別できるものでなければならず、しかも、reverse DNS フォーマットを使用しなければならない」との記述がマニュアルにありますので、jp.m-zone としておきました。(Mzone は、docomo Wi-Fi の 2012年2月までの名称です。)

Docomo_wifi_041

6.「説明」の下に行くと、「セキュリティ」というのがあります。これはデフォルトの「常に確認」で大丈夫です。マニュアルによれば、この設定はプロファイルをインストールした後、削除できないようにするためのものであり、これを「しない」に設定すると、そのプロファイルをインストールした後、アップデートは出来ても、削除することは出来ない、ということになるそうです。

Docomo_wifi_051

7.構成項目の中から、「Wi-Fi」をクリックします。

Docomo_wifi_061

 「構成」ボタンをクリックします。

Docomo_wifi_071

8.SSID に、「docomo」を入力し、「セキュリティの種類」で、「WEP エンタープライズ」を選択します。

Docomo_wifi_081

 すると、「セキュリティの種類」の下に、「エンタープライズ設定」が表示されます。

Docomo_wifi_091

 

9.エンタープライズ設定の「プロトコル」タブの「受け入れたEAPの種類」で、「TTLS」にチェックを入れます。

Docomo_wifi_101

 「内部認証」は、「PAP」を選択します。

Docomo_wifi_111

 「プロトコル」タブの表示は、以下のようになります。

Docomo_wifi_121

10.「認証」タブをクリックして開き、docomo Wi-Fi のユーザー名とパスワードを入力します。

Docomo_wifi_141

11.左上にある「書き出す」アイコンをクリックします。

Docomo_wifi_150

 セキュリティは、「なし」を選択します。

Docomo_wifi_161

Docomo_wifi_170

 「書き出す...」ボタンをクリックします。

12.プロファイルのファイル名を尋ねられます。

Docomo_wifi_181

 好みのファイル名を入力し、「保存」します。入力したファイル名に「.mobileconfig」という拡張子のついたファイルが生成されます。

13.Finder で、先ほど保存したファイルを、ダブルクリックします。すると、プロファイルのインストール画面が開きます。(注1)

Docomo_wifi_190

 「続ける」をクリックします。

14.「プロファイルの作成者の検証ができないが、インストールしてよいか?」と尋ねられます。

Docomo_wifi_200

 プロファイルを作ったのは自分なので、信頼することにして、「インストール」をクリックします。

15.MacOSX のパスワードの入力を求められますので、入力します。

Docomo_wifi_211

16.無事にインストールされると、以下のような画面が表示されます。

Docomo_wifi_241

 「すべてを表示」をクリックし、システム環境設定の画面を表示させ、「ネットワーク」をクリックし、802.1X の設定が追加されていることを確認します。

Docomo_wifi_260

17.Wi-Fi が「切」の状態であれば、「入」にします。 SSID: docomo のネットワークが見つかると、「証明書を検証」というウィンドウが開きます。

Docomo_wifi_281

 「続ける」をクリックすると、MacOSX のパスワードを尋ねられますので、入力します。

Docomo_wifi_291

 すると、自動ログインで接続されます。

Docomo_wifi_271

 一度接続できれば、その後は、「証明書を検証」したりすることなく、自動ログインされるようになります。

注1.MacOSX のバージョンによっては、プロファイルの入ったファイルを Finder でダブルクリックすると、iPhone 構成ユーティリティが立ち上がってしまいます。その場合は、プロファイルの入ったファイルを Control キーを押しながらクリック(もしくは、マウスの右ボタンでクリック)し、表示されるメニューの中から「このアプリケーションで開く」に進み、「システム環境設定」で開けば大丈夫です。


スマートフォンでダイヤルアップ接続

2013-02-03 16:37:30 | ネットワーク接続

 Android スマートフォン(NTT docomo F-07D)を Bluetooth で MacBook Air と接続し、ダイヤルアップ接続を試みました。スマートフォンを使ったダイヤルアップ接続に関しては、情報が少なく、試行錯誤しましたが、無事に接続することができました。以下にその手順を記します。

1.Mac で、
   システム環境設定 > ネットワーク
を開きます。

Mopera_1a

 左側のペインの下にある「+」をクリックします。

2.インターフェイスを選択するように促されます。

Mopera_2a

 「Bluetooth DUN」を選択します。

Mopera_3a

 サービス名も「Bluetooth DUN」になります。

Mopera_31a

 「作成」ボタンをクリックします。

Mopera_4a

 「適用」ボタンをクリックし、Bluetooth DUN を登録します。

3.スマートフォンで、
   設定 > 無線とネットワーク >  Bluetooth 設定
と進みます。「Bluetooth (BluetoothをONにする)」にチェックし、Bluetooth が使える状態にします。

4.好みに応じて、端末名を書き換えます。

5.「検出可能(この端末の検出を許可する)」にチェックします。(デフォルトでは、120秒間、検出可能の状態になります。)

6.Mac の「ネットワーク」設定画面で、「Bluetoothデバイスの設定...」ボタンをクリックします。 Bluetooth 設定アシスタントのウィンドウが開き、Bluetooth 機器を探し始めます。

Mopera_5

7.少し待っていると、スマートフォンが見つかります。

Mopera_10

 スマートフォンの行をクリックして選択します。

Mopera_11

 「続ける」ボタンをクリックします。「ペアリング設定中」となり、6桁の数字が表示されます。

Mopera_12a

8.スマートフォンの画面に、「Bluetooth のペア設定リクエスト」というウィンドウが開きます。表示されている数字が、Mac の画面に表示されている数字と同じことを確認して、「ペア設定する」をタップします。 Mac がスマートフォンの情報を収集し始めます。

Mopera_13a

9.少し待っていると、「Bluetooth 携帯電話設定」に移行します。

Mopera_14

 「電話機の製造元」を、「Null Modem」にします。

Mopera_15

 「続ける」ボタンをクリックすると、パスワードの入力を促されます。

Mopera_16a

 Mac OS にログインするときのパスワードを入力すると、「設定完了」となります。

Mopera_17

 「終了」ボタンをクリックすると、Bluetooth 設定アシスタントが終了します。

10.「ネットワーク」設定画面で、「詳細...」ボタンをクリックします。

Mopera_18a

 詳細設定画面が、上からスルスルと降りてきます。

Mopera_19

 「製造元」が「一般」になってしまっていたら、「Null Modem」に切り替えます。

Mopera_20

11.「PPP」タブを選択します。

Mopera_21

 「ターミナルウインドウ(コマンドライン)を使って接続」にチェックします。

Mopera_22

 「OK」ボタンをクリックします。「ネットワーク」設定画面に戻ります。

Mopera_23a

 「適用」ボタンをクリックして、変更内容を登録します。

12.「接続」ボタンをクリックします。すると、「ターミナル」という一回り小さいウィンドウが開きます。

Mopera_24

 ことえりの入力モードが英字になっていることを確認してから、
   AT (return)
と入力します。

Mopera_25

13.「AT+CGDCONT?」と入力すると、CID/APN の一覧が表示されます。私の使っている F-07D の場合、以下のような内容でした。(注1)

  +CGDCONT: 1,"PPP","dcmtrg.ne.jp","0.0.0.0",0,0
  +CGDCONT: 2,"IP","mpr2.bizho.net","0.0.0.0",0,0
  +CGDCONT: 10,"IP","0120.mopera.net","0.0.0.0",0,0

 CID=1 は、spモードのテザリングのようですが、私は mopera U を利用していますので、mopera U の APN を自分で設定する必要がありました。空いている CID を選んで APN を登録します。たとえば、CID=4 に 128K通信専用アクセスポイント(接続先APN mpr.ex-pkt.net)を設定する場合、

  AT+CGDCONT=4,"IP","mpr.ex-pkt.net"

と入力します。(注2、注3、注4)

 入力したら、「AT+CGDCONT?」を再度入力して、正しく設定されていることを確認します。設定を終えたら、「ターミナル」ウィンドウの「キャンセル」ボタンをクリックします。「ターミナル」ウインドウが閉じられ、接続が解除されます。

14.「ネットワーク」設定画面の「詳細...」ボタンをクリックします。「モデム」タブの「製造元」を「NTT DoCoMo」にします。機種が「F900iT (Bluetooth)」と表示されます。

Mopera_28

 「PPP」タブを表示させ、「ターミナルウインドウ(コマンドライン)を使って接続」のチェックを外します。

Mopera_29

 「OK」をクリックします。

15.mopera U の場合、設定用アクセスポイント(0120.mopera.net、CID=10)を使うことで、mopera U 設定用URL には無料で接続できるとのことですので、これを接続確認のテストに使ってみます。

 電話番号の欄に、「*99***10#」と入力します。アカウント名とパスワードは空欄のままでOKです。「適用」ボタンをクリックして、登録します。

Mopera_30a

 「接続」ボタンをクリックすると、「接続中...」になります。

Mopera_31a_2

 スマートフォンの画面に、「・・・通信料が高額となる場合がありますので、ご注意ください」というメッセージが出ます。「OK」をタップします。

 スマートフォンの画面最上段に、「データ通信を開始しました」と表示され、少し待っていると、Mac の「ネットワーク」設定画面に、「接続済み」と表示されます。

Mopera_32b

16.「接続解除」ボタンをクリックすると、「接続解除中...」になります。

Mopera_33a

 少し待っていると、「未接続」に戻ります。

17.実際にデータ通信を行う場合は、電話番号の中で CID を指定することにより、設定しておいた APN に接続します。たとえば、CID=4 に APN mpr.ex-pkt.net を設定していた場合ですと、電話番号の欄に「*99***4#」と入力して「接続」することで、mpr.ex-pkt.net に繋がります。(注5)


注1.CID=2 の mpr2.bizho.net は、スマートフォンの「データ通信を有効にする(モバイルネットワーク経由のデータアクセスを有効にする)」にチェックが入っているときにのみ表示されていました。

注2.いったん登録した CID/APN を消去したいとき、たとえば CID=4 を消去する場合であれば、「AT+CGDCONT=4」と入力すれば消えます。

注3.IP もしくは PPP という指定は、PDP type というものです。mopera U の場合、どちらでも接続できましたが、PPP にすると、接続するとき、mopera U のユーザーID とパスワードが必要になります。IP にしておくと、ユーザーID とパスワードの入力が不要ですので、IP にしておいたほうが便利と思われます。

注4.CID=2 に登録されていた mpr2.bizho.net は、ダイヤルアップ接続には使えませんでした。接続しようとしても、接続できません。スマートフォンに外部機器を接続して通信する場合には使えない APN のようです。

注5.PDP type に IP を指定した場合は、アカウント名とパスワードの欄を空欄にしたままで接続できます。PDP type に PPP を指定した場合、mopera U の APN への接続であれば、アカウント名とパスワードの欄に、mopera U のユーザーIDとパスワードを入力することで接続できます。


64Kデータ通信サービス

2012-06-03 16:26:48 | ネットワーク接続

 出先で PC をインターネットに接続する際、最後の手段として、携帯電話のダイヤルアップ接続を使ってきました。各種の無線LANサービスが使えない場所でも、携帯電話なら普通に繋がりますし、回線交換のダイヤルアップ接続(64Kデータ通信)は意外と安上がりなので、有り難いサービスでした。

 ガラケーの Bluetooth 搭載機種であれば、ダイヤルアップ接続に対応しているのが普通でしたが、スマートフォンの場合、Bluetooth を搭載していても、ダイヤルアップ接続には対応していないのが普通です。

 au は、2012年7月で回線交換によるデータ通信サービス終了とのことですし、NTT docomo は、回線交換によるデータ通信サービス終了について、特に記事は見当たりませんが、回線交換によるデータ通信サービスは、なくなっていく運命にあるのでしょう。

 回線交換による64Kデータ通信は、意外と安上がりだったので、重宝していましたが、利用者にとって安上がりなサービスというのは、通信事業者からみると、もうからない商売(面白くない商売)だったのかもしれません。

 最近は、あまり利用する機会のなかったダイヤルアップ接続サービスでしたが、出歩くことの多かった時期は、よく利用していました。お世話になったサービスが消えていくのは寂しいことですが、それが技術の発展ということなのかもしれません。