2011年8月1日(月)記
今日から8月になりました。あと4ヶ月で雪。早いですね。
ところで8月になると私はサザンではなく、井上陽水の『少年時代』が思い浮かびます。あなたの「夏の歌」は何ですか。
昨日の日曜あさ、草刈を終え朝食を食べている時、NHKで『小さな旅』が始まりました。今回は八ヶ岳山麓の山梨県長坂町(今は北杜市長坂町)で、国蝶オオムラサキを尋ねる旅でした。
画面にこの蝶の姿が大写しになるとオカンが「この蝶、見たことがある。洗濯機の上にとまっていて、きれいな蝶、と思ってケイタイで写真を撮っておいた」と、写真を見せてくれた。
画面が小さいのでパソコンに送信し、パソコン画面で確認すると確かにオオムラサキでした。
それがこの写真。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/cf/6de163390d487dd8849270931358347f.jpg)
数が激減している中、我が家の近辺にこうした貴重種が生息しているのは、はなはだ嬉しく、また自慢になります。
これを機会に、今回はこのあたりの昆虫についてのお話をします。
まずホタル。
手帳を見ると7月8日に「上弦の月。明るいので19:30~20:30道際草刈り。ホタル初めて見る。今日までこの時間に外へ出ることなかったので、以前から飛んでた?」
乱舞している、というほど数は多くはなく、6つ7つ、中空を漂いながら、あるいは草陰でぼーっと明るくなり、暗くなっていく。
ホタルは人を怖がらない。手を伸ばせば届くほどの身近までやってきては遠くへ去って行く。
その光は人の命のようで、寂しかった。
カミキリムシ。
去年か、おととしかのお便りでも紹介したと思う。今年も相変わらず電灯をめがけて、実にいろんな種類のものがやってくる。
何日か前、夕食時にジーーーという音がし続いている。
冷蔵庫でもないし、蛍光灯でもない。パソコンの音とも違う。近くで聞こえるので外の虫ではない。
おかしいなぁと見渡すと、ぶら下げてある『カモヰのはえとりリボン』に捕まって鳴いているのでした。
『カモヰのはえとりリボン』、ご存知ですか?
ウチは何しろネコちゃんワンちゃん優先で、氷点下15℃になる厳冬期であろうと、年がら年中玄関を20cmほど開けてあるので、夏はどうしても蛾が入ってきます。その蛾を取るためにぶら下げているのですがそこに引っ付いていた。
ゆっくりはがして外に逃がしてあげましたが、お礼は言ってもらえませんでした。
クワガタとカブト。
招待していないのに時々家の中まで無断訪問してくれます。民泊した中学生にこの話をすると、羨ましがっていました。立派なクワガタ、今年はもうすでに来宅済みです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5c/04/89d2cdcb41c45a21a9262e8f50fcc603_s.jpg)
写真は台所の流しの前に付けてある網戸にへばりついている、カブトのメスです。かなり大きく5cm以上はあったんじゃないでしょうか。
彼女は2日2晩ここにへばり付いて、いつの間にかどこかに行ってしまいました。
ちなみにカブトと左側の樹木との間、真冬になれば真っ白な白馬岳が見えます。
ここはこのように昆虫も宝庫です。
加えて危険でない小川が一本流れていれば、夏休みの子ども達には天国でしょうね、きっと。