信州山里だより

大阪弁しか話せないの信州人10年目。限界集落から発信している「山里からのたより」です。

なごり雪

2008年03月31日 22時15分55秒 | Weblog
写真は朝6時、2階からお向かいの方を撮りました。
今頃の雪は「あわゆき、うすゆき、なごりゆき(淡雪、薄雪、名残雪)」、とか「しゅうせつ、しゅんせつ、かたびらのゆき(終雪、春雪、帷子雪)」とか言われるのですが、いやいや真冬の雪でした。
3月は暖かすぎたのですが、この2~3日は冬に逆戻りですね。昼間は雪も止んでいたのですが、9時過ぎの今、外は雪です。明日も午前中は雪の予報です。

とは言うもののフキノトウはそろそろトウ立ち気味、土筆はぐんぐん伸び、ノビロ(ノビル)の鮮やかな緑が枯野でひときわ鮮やかです。
ノビルはまだ球根は大きくなっていないので少し早いかなと思ったのですが、酢味噌和えが夕食の一品に加わりました。「グー」(ややこしいギャグがはやっていますね)です。季節のものはおいしいですね。ノビルはおやきの「グー(具)」にしても旨いです。『道の駅 信州新町』のものは大好きなのですが、季節物なのでまだ売られていません。

写真の家の住人である92歳の1人暮らしのおばあちゃんは、1月の4日か5日だったかに息子の家に引き取られてからまだ帰ってきません。「雪の時期だけ留守にします。頼みます」と電話があったのですが、やはり留守が続くと寂しいものです。このおばあちゃんが家を留守にしたのは初めて。こんな様子じゃ、まだ帰ってこれませんね。

山里はまだ静かです。聞こえるのは山の中で唸っているチェーンソーだけ。胃のほとんどを失った炭焼きの要二さんでしょう。この冬窯から煙が立たないので体調を心配していたのですが、大丈夫だったようです。炭を焼かなかったのは初めてじゃなかったかな。炭を買いに行けば、コメの紙袋1袋分で「あんただけやで。1,000円でいいよ」。
この冬、買えなかった。

さて明日は初出勤。新入社員という気分でなく、転勤すると言う感じです。
4年の間に職場がどのように変化したのか、この目で確かめるのも楽しみの一つです。

粗皮削り

2008年03月30日 20時00分23秒 | Weblog
昨日はこの4月1日で転勤する親しいJAの職員の歓送会、それに私の就職祝を兼ねて、近くの店で飲み会がありました。
行きは軽トラで、帰りは店のマイクロバスが主だった場所まで送ってくれて、そこからは徒歩。久しぶりに真っ暗な道を歩きました。ところどころにある街灯の電球が切れていて、新しいのと取り替えねばならないのですが、やろうやろうと思いつつまだ取り替えていません。
酔った体に冷たい空気と真っ暗闇に包まれて、懐中電灯を照らしながら家までの20分。いつもは車やカブで通る道を夜に歩くのも、なかなか乙なものでした。
そして家に帰ってバタンキュー。

今日は、8時過ぎにはリンゴに行くつもりが『ちりとてちん 落語スペシャル』を見てしまって。このNHKの連続テレビ小説、面白かったです。あの『おしん』すら見なかったのに、今回は欠かさず、日によっては1日に2回も3回も見たことがありました。
『粗皮削り』をやっていましたが昼の3時頃には雲行きが怪しくなってきて、ポツリポツリ。あわてて帰ってきました。

さて今日は延び延びになっていた『粗皮削り』について。
リンゴの木は、年を重ねてくると樹皮がはがれてきます。写真は程度の高いものですが、厄介なのはそこまでいかず、樹皮が本体からわずかにはがれていたり、浮いていたり、ひび割れ状になっているもの。
この中に越冬害虫が隠れていたり、卵が産みつけられています。卵の長さは1mm程度の白い縦長のものは主。これを専用の道具でこそげ落としていきます。この道具は鉄製で、値段もそこそこします。私は経費節減のため、違うのを使っていますが、なかなか手間がかかります。これを終えてやっと石灰硫黄剤などを散布します。もし『粗皮削り』をしていなければ散布の意味がなくなり、今後の消毒も大変になっていきます。
この薬剤は明治時代から使われている古いもので、新薬のように害虫には免疫力がつかず、安全なものと言われています。

リンゴは年を重ねるにつれて、しわも出てくるし病気にもなりやすく、果実も小さくなっていきます。でも「人間と同じで、年をとっていくにつれて味が出てくる」「一番おいしいのは年を重ねた普通樹のもの」といわれています。食べ比べてみても今の私には「言われてみるとそうかも知れない」程度ですし、時には果実一個一個の個体差もあるのじゃないかなんて思っていますが、諸先輩や技術員は口をそろえてそう言います。
で、そう言われているのならそうだろうとその言葉を信じて、せっせせっせと皺取りである『粗皮削り』をする訳です。

手間のかかる、厄介な、ま、薬剤の種類も増えた昨今、やらないならそれでも済ませる作業ですが、私のリンゴを食べていただいたお客さまに「おいしい」と少しでも喜ばれる、安全なリンゴを育てたいですので、少しの時間でも見つけて削り続けています
(「おいしい」「うまい」という一言が私を舞い上がらせ、続けてしまうんですよ、ね)。

今日は『Y区 通常総会』(でした)。てっきり7時半と思い込み、この原稿を書き終えて出席するつもりだったのですが、電話があって「1時半からだった」とのこと。この4月から『S組』の組長なのに最初からポカ。誠に申し訳ない気持ちとともに、スケジュール管理に気をつけようと自戒。

早春の野菜、山菜

2008年03月28日 23時15分33秒 | Weblog
各地からサクラの開花だよりが伝えられていますが、信州、特に北信はまだまだ蕾が固いようです。
今朝は“雪”の予報だったのですが、幸い降りませんでした。でも、今日のラジオのニュースでも「スタッドレスタイヤはもう少し履いていたほうが良い」と言ってました。案の定、明日の午前は“雪”の予報。
原稿を書いているたった今、夜の9時45分、外は冷たい雨が降っています。これが明け方には雪になるのかも知れません。

リンゴ園に行く途中、すでにキャベツやレタス、豆類などの苗を植え付けてしまってる畑がありましたが、マルチやトンネルなどで防寒もやっていました。私はマルチやトンネルに使う農ビ(農業用ビニール)の処分などのことを考えるとできるだけ使うのは控えたいので、植え付け、種まきはもう少し待ちます。

畑では、雪が融けて日にちもあまりたっていないのに、タマネギ、葉ネギ(植えているのはウチのところぐらいでしょう、やっぱり関西人ですね)、ニンニク、ラッキョウ、エシャロットが急に伸びだしてきました。畑の土の中で保存していたニンジンは白い細い根が出だしています。同じ場所で保存していたダイコンは、一部腐りかけています。
寒さと積雪に耐えたチンゲンサイやカブ、野沢菜も元気になってきています。ただ近いうちにトウ立ちして出てきた蕾は蕾で美味しいのですが、今、食べれるものは食べています。
昨夜は野沢菜で『辛し和え』、今朝は昨夜のすき焼き風煮の残りにタマゴと野沢菜を入れて軽く煮た物。
根に近い茎を噛むと柔らかくねっとりした食感が実にうまいです。オカンと「うまいなぁ」と言い合いながら大量に食しました。
野沢菜は漬物だけではなく、煮物にしても、おひたしや和え物にしてもおいしい重宝な野菜です。

山菜もいよいよこれからです。道端のフキノトウは花が咲き始めましたが、ノビロ(ノビル)の群生した緑色の固まりも大きくなってきています。ツクシはあっちもこっちもと出はじめました。ノカンゾウも知らないうちに大きくなっています。やがてゼンマイ、ワラビ、コゴミ(クサソテツ)……。

家の周囲は、土地の人から「山菜の宝庫」といわれていたところだったそうですが、人が減り手入れが行き届かなくて原野に近い状態になってしまったので、山菜はほとんど消えたそうです。「あんたとこのまわり、たくさん取れたんやけどなぁ」と何人ものお年寄りから言われました。

都会の人にとって、山菜は自然に生えているものと思いがちですが、実はそうではありません。ここにも土地の人々による手入れ、百姓による自然への働きかけがあったからこそ、野や山から山菜という宝物を頂けたのでした。
「籠(こも)よ み籠持ち 掘串(ふくし)もよ み掘串持ち この岳に 菜摘ます児」(カゴを持ち、スコップを持って、この丘で、若菜を摘んでいる娘さん)、どうか無茶苦茶取らないで下さい、そしてその土地を手入れしている人びとのことを、ホンの少しで結構ですから思いを馳せてください。

今日はリンゴの「粗皮削り」についてお便りするつもりでしたが、またまた違った方へ行ってしまいました。これは次の機会に。

機械貧乏

2008年03月27日 23時09分38秒 | Weblog
昨日の夕方から『残条カッター』(イナワラや小枝などを裁断する機械)を整備しはじめたら、思いのほかてこずって昼過ぎまでかかりました。
機械内部に溜まっているイナワラくず、リンゴの剪定枝くず、萱(かや)くずなどを取り除き、油と埃でこてこてになっているのをワイヤーブラシで擦り取り、給油箇所には油を注ぎ、刃を砥石で研ぎ…という作業をやりました。作業中に機械がストップすると、それはそれは惨めです。
小型管理機(耕耘機? 耕耘機と管理機の違いが未だに良くわかりません)も チョークを引きリコイルを引っ張るとエンジンはかかるのですが、チョークを戻すとエンストするのでこれも見てやらなくてはなりません。

農機具は価格がホントに高い。田植え機、脱穀機(ハーベスターともいう)、刈り取り機(バインダー)など、1年のうち1日か2日しか使わないのに、それぞれが20万以上もする。また、1年で1日か2日しか使わないゆえ、機械の調子を維持するのが難しく、大概は使う前にはなんらかの整備が必要となる。
私は不耕起(耕さない)農法をやりつつあるので、一般的に使用頻度が高いといわれる小型管理機さえあまり使わないので、持っているのはもったいないといえばもったいない。しかし、こうした機械類がなければ、能率は上がらないどころか、体力的にもきついだけでなく、作業そのものができないことだってある。

新米百姓の私でさえ持っている機械を思いつくままにあげていくと、エンジンのついているものだけでも、田植え機、ハーベスター、バインダー、中型耕耘機、小型管理機、動力噴霧器、クローラー運搬機、残条カッター、軽トラ、背負い噴霧器、チエンソーなどなど。知らないうちに「集めるのが趣味か?」と言われてもおかしくないほど溜まりました。
これをすべて新しく購入するとなると、莫大なお金がかかります。儲かるのは農協とメーカー。農家には『機械貧乏』という言葉がありますが、確かにそのようですね。



土浦や岡山の事件。
被害者や被害者につながる人々、さらに加害者につながる人々。なんと言えばいいのか、気の毒の極みとしか言えない。
そして加害者。これからの長い一生を重い荷物を背負って歩いていく姿を思い馳せると、可哀想としか言いようがない。
2人とも、形の変えた自殺、のように思う。
畠山鈴香。
体から溢れ出るはちきれんばかりの生への恋慕が、わが子を邪魔と映った。この子も可哀想と思う。

この3人に共通するのは、『自らの理性的な意志』ではなく、閉塞感から生まれた『内からのまだ名づけられていない力』によって罪を犯した。切なく思う。

こんな考えだから、裁判員に指名されたくないなぁ。

農業講座

2008年03月26日 22時39分52秒 | Weblog
今日はオカンが休みなので、朝早めにヤギのナナちゃんに餌をやり、7時30分から始まるNHK-BS2の『ちりとてちん』を見終わって、「さあリンゴに行こう」とカブを動かし始めたところで雨。残念。
今はリンゴ『粗皮削り』が主な仕事です。これは3月中に終えたいのですが、最近は雨が多くてなかなかはかどりません。40数本のまだ半分も済んでないので、ヘッドランプを買いました。

写真、ちょっと見にくいですが、日本農業新聞の3月22日(土)付けです。内容は私が受講していたJAの『農業講座』の終了式の記事。実際は1週間前の15日(土)だったのですが、1週間遅れで掲載ということは、たぶん埋め草に使われたのかもしれませんね、ま、別にいいですが。

この講座は農業の初心者、定年退職者などが対象で、いわば初級と言われているものですが、なんのなんのプロやセミプロの参加も多く、文字通りの初心者である私にはレベルが高いことだらけでした。分からなければ知りたい、知ってみると他のことも知りたい、理解できればそれを実践してみたいなど、どんどんひろがり、要するに面白いのです。
それに植物の生理をほんの少しといえども知ってみると、動物と共通するところもあるようです。神様も『命』のカタチについては、そんなに多様に作っていないのかもしれません。
イヌやネコ、ヤギなど見ていると、人間とそんなに変わりないじゃん、といつも思わせられますが、最近は植物にも近しい思いがします(あらら、『命』の世界に近づいてきたかな)。

この終了式で、まずは一区切りがついたのですが、実は今年は2年目でした。
1年目は自分自身に納得がいかなかったので、再受講の受付は無かったところを担当者にお願いしてもう1年受けさせてもらった訳です。
今回は再受講を受け付けたので「来年も」と思ったのですが、1~2年は休んで実践し、疑問点を持ってまた受けようか、と考えています。

ヘ、ヘビ!

2008年03月25日 23時22分02秒 | Weblog
昼間、あたたかかったですね。
今日は朝からいい天気。「さあ、リンゴの粗皮削りに行かなくっちゃ」と、最近購入したわが愛車『ホンダ スーパーカブ50cc』にまたがって、家から県道に向かって坂道を降りていきました。
白くたおやかに輝く白馬三山や、まだ冬枯れの久米路峡を横目に見、荒起こしの済んだ田んぼを過ぎ、ルンルン気分で小さな橋を渡って、下り坂のゆるい右カーブ……で急ブレーキ!
なんと道の真ん中で、ヘビがとぐろを巻いているではないか!
もうヘビが出てくるような陽気、ということか。
まだ3月ですよ、何が何でも早すぎる。家ではモンシロチョウがひらひら飛んでいたし。

ビクビクしながら少しずつ近づき、こわごわだったけれど写真を撮って、すぐその場から離れました。

夕方6時頃家に帰る時にまだその場にいたので、ハイスピードで横をすり抜けたのですが、どうも様子がおかしい。
さて6時30分、オカンをバス停まで迎えに行く時にもまだいる。軽トラに乗っていても、横を通るのは怖い。何しろヘビがいやなのだ。通り過ぎる時チラッと見ると腹を上にしていた。

オカンを乗せてこの場所へ。
頼んで死んでいるかどうかを確認してもらった後このヘビを片付けてもらったが、「1mはゆうに超す、きれいなヘビやったわ」だと。

どっちにしろ、早すぎるよ、出てくるのは、ヘビ君。

『Y区』の年度末

2008年03月24日 23時22分35秒 | Weblog
3月24日(月)
今日は雨でした。こういう時は普段できないことをやります。
まずは本屋さん2軒をはしご。1軒目は古本屋さんの『BOOK OFF』。以前は掘り出し物も随分あったのですが、最近はないですねぇ。2軒目は信州を地盤としている『平安堂』さん。この本屋さんは文化活動に熱心で、信州の文化水準を高める大きな力になっています。
そして散髪屋さん。それから野菜の種を見に行って…こんな具合です。夕方近くになって天気は急速に回復、今は満天の星なので、明け方は寒くなるでしょう。この数日、蒲団に暖を入れてなかったのですが、今夜は湯たんぽを入れました。

前回は『総役員会』が22日の土曜日に開催されたことをちらっと報告しましたが、続いて昨日の23日の日曜日は『通常総会(3/30)にむけての決算書作成会議』と銘打った寄り合いがありました。
これには公民館関係を除いた(22日に終えました)、『Y区』の新旧役員が出席します。
区長、副区長、組長5名(この1人が私)、氏子総代、信徒総代、植林委員長、消防団長、監事(監査のこと)。そうそうたるものです。
そうそう、新組長には85歳の人もなりました。その年でも役を引き受けねばならないほど、人が少なくなってきています。

『Y区』は全盛期の120戸以上から現在は76戸に減少したとはいえ、予算規模は100万円を超えます。
この場で特に支出の項目をきっちり検証し、3月30日の通常総会に臨むわけです。この総会時は「同じムラの者どうし」という訳にはいきません。なかなか鋭い質問もでてきます。「信州人は理屈っぽい」と他県から言われますが、まあ、きっちりしているのでしょう。

会議の最後には当面の行事・催事予定が知らされます。
3月30日(日)  通常総会(この総会でもって新体制が発足)
4月6日(日)8時~   道普請・公民館掃除
4月12日(土)19時~  第1回総役員会
4月13日(日)     Y神社春祭(組長は必ず参列)
4月18日(金)19時~  土砂災害危険区域指定説明会 (わが『Y区』の相当部分が危険区域に指定されました。我が家の周囲も、です)
4月27日(日)6時~7時  町内一斉ごみ拾い
       14時~   区のお寺(K寺)の大般若祭(組長は必ず出席)

4月だけでこれだけ行事があります。「土砂災害…説明会」を除いて、区の運営には欠かせない恒例行事です。いやはや大変です。

これを終えて、さて宴会です。宴会になると非公式な意見が飛び交い、根回しがあり、さまざまなことについての情報交換があります。でもやりにくくなってきています。飲酒運転は厳禁、ですから。これが案外、明治の前から連綿と続いてきた『ムラ』のカタチを変えてしまうかも知れません。そんな気がします。

あ、そうそう、新公民館長がうちのオカンを、公民館役員に引き込みたいようなことを言ってました。この役員は2年間。うーん。

モグラ

2008年03月23日 06時53分48秒 | Weblog
2月はあれだけ寒かったのに、3月になって急に暖かくなりました。東京や静岡などにはサクラの開花宣言。嬉しい反面、心配もするのが百姓の常。
この暖かさが続くとリンゴが動き出して早く花が咲き、早く結実して遅霜にやられてしまう心配がでてきます。
今朝なんか、霜が降りて朝6時ころの寒暖計はマイナス。それに深い霧。幻想的といえば言えるのですが8時、9時になるとみるみるうちに9℃、10℃。いやはや、急激な温度変化です。

リンゴに行く前、ボイラー給湯器の修理に来るまで、ということで畑の手入れをやっていたのですが、畝の土を少し削るとツクシ、ツクシで、今にも「出るぞ!」という感じ。土の中も随分暖かくなってきたんだ。
春らしい事柄なのでこの『たより』に載せようと写真を撮ったところで、
「おとうさん、これ何?」と火バサミに挟んで持ってきたのは、なんとモグラ。
「(寝ていた)私の枕元に置いてあってん」
私が起きた6時前にはなかった。犬のロク、ヤギのナナでは決してない。ネコのハチかクーかテンかイチか。
寸法を測ると11cm。見ると可愛いものです。
しかしネコというヤツはハンターです。たいしたものですよ。

さて、『たより』にはどちらの写真にしようか迷いに迷って…モグラにしました。
ツクシはバッと一面に生え揃った時に。

今夜は7時半から『Y区』の「総役員会」。
これで2年間務めたY公民館役員の任が解かれます。

(2008.03.22 記)




お久しぶり。信州は早春真っ只中。

2008年03月22日 07時31分12秒 | Weblog
何日ぶりでしょうか、お久しぶりです。
別に遊んでいた訳じゃなかったんですよ。今頃はまだ農閑期でヒマなはずなのに、なにかと忙しかった。「じゃ、書けなかったのか」と言われると、「サボっていました」となるのですけれど。

この間、例えばわがS組の総会。で、20年度の組長は私がやることに。さらに交通安全協会Y支部の役員。次はやっかいな確定申告。これは関係書類を揃えるのに一苦労です。日ごろからやっていればどうってことはないんですが。
さらに正社員として某社の就職試験に受かったので、なんやかやの手続きだの、職場の長との面談だの…。4月1日入社式となりました。
そしてメインはリンゴの剪定。これがまた時間がかかってかかって。ベテランなら数時間で終えることも、私は3日も4日もかかります。これが40数本あるのですから。雪が舞う時期に始めて、もう早春です。
この剪定もやっと先週の中ごろに終え、引き続いて今は『粗皮削り』の真っ最中です。これは農薬を減らすためには不可欠なのですが、高齢化でこうした作業を行なう人も随分減ってきたようです。

3月10日に今シーズン初めての雨(一時激しい雪)。続いて14日の雨で雪はガサッと消え、20日の雨で完全に消えました。白馬の北、小谷村では「雪が盗まれる」と言うのだそうですが、雪が消えると待ちに待った『早春』。毎年思うのですが信州の早春はホントにいいですね、何しろ信州を歌っている『早春賦』そのものですから。
その空気感、写り込んでいるかどうかわかりませんが写真のせます(北アルプス、写っているのが見えますか。画面外ではフキダマ(フキノトウ)を採っている農婦がいました)。

そうそう、それに千昌夫の『北国の春』。
はっきり覚えています。場所は西成区北開。スナックという初めてのところでカラオケという初めてのもので歌った歌がこの歌と『与作』。
ボクはずっと東北のどこかと思っていたら、実は信州だと最近知りました。好きな歌の一つなのでこれを知って嬉しくなりました。作詞家が八ヶ岳のふもと南相木(ミナミアイキ)村の出身で、この村の情景を謳った詩なのだそうですよ(信州は『北国』ではないと思うのですが。ま、いいか)。

写真? そうなんです。デジカメ、買った某家電量販店に持って行ったところ、見もせずに「部品がない」だの「2万近くかかりますよ」だの「新製品の方がお得ですよ」なんて言われ、長い間手を出せなかったのです。
でもどうしても欲しく、幸いわが過疎の中山間地からでも、車でわずか40分程度のところにメーカーのサービスステーションがあるのを知って、そちらに持ち込んで直してもらったところ、それがまた大満足。愛着あるカメラが以前よりずっと良くなって帰ってきました。
このメーカー、ますますファンになりました。
『カシオ』です。
受付の方、修理してくださった方、井上陽水じゃないけれど「ありがとう、感謝します」です。大事に使います。

このブログを読んでくださる皆さん、これから写真もどんどん入れますからね。
(2008.03.21(金)記)