皆さん、お元気ですか?
ここ信州の山里は、1年中で一番ヒマな時期です。新年の行事も終え、新旧役員の引継ぎも一段落しました。
農作業については、善光寺平ではそろそろといったところですが、『山(やま)』(※)と呼ばれる我が山里はまだ1ヶ月ほど先です。
犀川の左岸は南斜面なので雪はほとんど消えましたが、右岸は北斜面になっているので、我が畑はまだ10cmほどの雪が残っています。右岸と左岸では雪が消えるのに大体1ヶ月ほどの差があります。
※ 『山(やま)』 正式には『西山(にしやま)地方』と呼ばれ、北アルプスを源流とする犀川と、その北部を東西に流れる土尻川沿いの急傾斜地帯を総称していいます。この地域も特徴があって、農文協という出版社からでている『日本の食生活全集⑳ 聞き書き 長野の食事』では章を独立させて「 西山の食、自然、農業」として紹介されています。著名な本なので町の図書館にはあると思います。興味のある方は一読を。
さて、この寒い時期に私には絶対やっておかねばならないことが2つあります。
一つは、屋敷まわりにある竹林の手入れ。寒い時期に竹を切らなくてはならないんです。ここんとこ休みには1日中竹を切り、枝を払って燃やしています。
というのは、この時期に切った3~4年生の竹は強いし、腐りにくい、と言われています。でも、一部の学者によれば「そんなことはない」と言うのですが、ま、私はこの時期に切ります。畑で使うのはもちろん、暖房用にも重宝します。
それに忘れてはならないもう一つの理由。それはいいタケノコを採るためです。
この近辺はモウソウでなくハチクで、近所の人から「あんたとこのタケノコ、うまいで」と言われているので、なお一層いいタケノコを採りたいですから。2年前までは直売所に出していたのですが、よく売れました。
そうそう、みのもんたの『秘密のケンミンショー』でも紹介されて笑ったのですが、北信の人、サバの水煮の缶詰とタケノコの煮たもの、ホントに大好きですよ。目の色が変わる、と言ってもいいくらいです。わが家では今までに一度か二度、食した程度ですが、今度また紹介しましょう。
あと一つはリンゴの剪定。これは絶対欠かせません。無肥料・超低農薬栽培で、放任と叱られる私ですが剪定は必ずやります。雪に埋もれた中で「ああでもない、こうでもない」と1人思い、時にはリンゴの樹に話しかけながらノコギリを引きハサミを入れるのですが、毎年悔いが残ります。でも剪定すると一層の愛着を感じます。
今日の竹切り作業の中で桑の木を1本切ったのですが、たちまち水が上がってきました。もう樹木の活動が始まったのかもしれません。
そういえば市道から玄関までのアプローチの片側にずらっと植えてあるチューリップの芽が数ミリ、土の中から出ているのが今日初めて見ました。やっぱり今年は早いかもしれません。もしそうなら、リンゴの剪定を急がなくては。気がせいて来ました。
リンゴといえば今回の写真は珍しいでしょう。これはJR信越本線の篠ノ井駅~川中島駅間の西側に位置する、共和地区というリンゴの産地にある農協の玄関に飾ってあった門松です。この農協はリンゴだけを扱う農協なので、一般のJAとは違います。さすがに「リンゴ、リンゴ」です。
昨年、チャールズ皇太子がこの農協とリンゴ園を見に来られたそうで、その足で信濃町に在住のC.W.二コルさんを訪問されたそうですよ。
ではまた、近いうちに。(2月21日 記)
ここ信州の山里は、1年中で一番ヒマな時期です。新年の行事も終え、新旧役員の引継ぎも一段落しました。
農作業については、善光寺平ではそろそろといったところですが、『山(やま)』(※)と呼ばれる我が山里はまだ1ヶ月ほど先です。
犀川の左岸は南斜面なので雪はほとんど消えましたが、右岸は北斜面になっているので、我が畑はまだ10cmほどの雪が残っています。右岸と左岸では雪が消えるのに大体1ヶ月ほどの差があります。
※ 『山(やま)』 正式には『西山(にしやま)地方』と呼ばれ、北アルプスを源流とする犀川と、その北部を東西に流れる土尻川沿いの急傾斜地帯を総称していいます。この地域も特徴があって、農文協という出版社からでている『日本の食生活全集⑳ 聞き書き 長野の食事』では章を独立させて「 西山の食、自然、農業」として紹介されています。著名な本なので町の図書館にはあると思います。興味のある方は一読を。
さて、この寒い時期に私には絶対やっておかねばならないことが2つあります。
一つは、屋敷まわりにある竹林の手入れ。寒い時期に竹を切らなくてはならないんです。ここんとこ休みには1日中竹を切り、枝を払って燃やしています。
というのは、この時期に切った3~4年生の竹は強いし、腐りにくい、と言われています。でも、一部の学者によれば「そんなことはない」と言うのですが、ま、私はこの時期に切ります。畑で使うのはもちろん、暖房用にも重宝します。
それに忘れてはならないもう一つの理由。それはいいタケノコを採るためです。
この近辺はモウソウでなくハチクで、近所の人から「あんたとこのタケノコ、うまいで」と言われているので、なお一層いいタケノコを採りたいですから。2年前までは直売所に出していたのですが、よく売れました。
そうそう、みのもんたの『秘密のケンミンショー』でも紹介されて笑ったのですが、北信の人、サバの水煮の缶詰とタケノコの煮たもの、ホントに大好きですよ。目の色が変わる、と言ってもいいくらいです。わが家では今までに一度か二度、食した程度ですが、今度また紹介しましょう。
あと一つはリンゴの剪定。これは絶対欠かせません。無肥料・超低農薬栽培で、放任と叱られる私ですが剪定は必ずやります。雪に埋もれた中で「ああでもない、こうでもない」と1人思い、時にはリンゴの樹に話しかけながらノコギリを引きハサミを入れるのですが、毎年悔いが残ります。でも剪定すると一層の愛着を感じます。
今日の竹切り作業の中で桑の木を1本切ったのですが、たちまち水が上がってきました。もう樹木の活動が始まったのかもしれません。
そういえば市道から玄関までのアプローチの片側にずらっと植えてあるチューリップの芽が数ミリ、土の中から出ているのが今日初めて見ました。やっぱり今年は早いかもしれません。もしそうなら、リンゴの剪定を急がなくては。気がせいて来ました。
リンゴといえば今回の写真は珍しいでしょう。これはJR信越本線の篠ノ井駅~川中島駅間の西側に位置する、共和地区というリンゴの産地にある農協の玄関に飾ってあった門松です。この農協はリンゴだけを扱う農協なので、一般のJAとは違います。さすがに「リンゴ、リンゴ」です。
昨年、チャールズ皇太子がこの農協とリンゴ園を見に来られたそうで、その足で信濃町に在住のC.W.二コルさんを訪問されたそうですよ。
ではまた、近いうちに。(2月21日 記)