信州山里だより

大阪弁しか話せないの信州人10年目。限界集落から発信している「山里からのたより」です。

秋の作業

2010年12月07日 11時30分05秒 | Weblog
2010.12.07(火) 記

今朝もきのうの続きで、2枚目の田んぼの修復。といっても草刈りは昨日のうちに終えていたので、草の除去と焼却が主な作業です。
この焼却時にでる煙、なつかしい匂いがするんですね。人間が作ったものを燃やすと悪臭がするのですが、自然から産まれたものはいい匂いがします(ちなみにこの野焼きは法律で認められています。念のため)。

7時過ぎからやっていると、天気予報のとおり9時ごろから雨が落ちてきました。ここで作業は終了。結局何も進まなかったけれど、なんとなくホッとします。「あれも、これもしなくっちゃ」という気持ちが、雨だから仕方ないと正当化できて心が平穏になるから…、なんて少々嬉しい気分でも理屈っぽく考えるボク。

写真は7時45分ころ。この30分ほど前は景色にメリハリが有ったのですが急に暗くなってきました。


半月ほど前、11月終わり頃のムラの中の一こま。

ムラ人がモミガラを焼いて『モミガラ薫炭(くんたん)』を作っています。
軽トラの荷台にコンパネ(合板)をたてて山盛りいっぱいを6台分作るそうです。これも晩秋あるいは初冬の大切な農作業。
私もたまに焼くのですが、煙突を何本も立ててやるのははじめて見ました。勉強になりました。
そうそう、こちちらではモミガラのことをヌカと言うんですよ。移住した当初、ヌカは糠、モミガラは籾殻と思っていたので、これが同じものだとは理解できず、随分混乱しました。

下の写真は、私の薪作り。

斧を使っているのですが、スパッと割れた時の気持ちのいいこと。
風呂、暖房は薪を使っています。
風呂と暖房、湯たんぽ、飲用の湯についてはゼロエミッション(大袈裟!)、炭素排出量ゼロに限りなく近づけています。
ま、灯油や、電気の使用料が少ないので『国民総生産』には寄与できません。さらにお金(税金)を使わず森林の整備、保全に少しは役立っていると思います。

ということは、『国民総生産(GNP)』や『国内総生産(GDP)』て、いったい何? 私たちの世の中はこうした正体や実態のわからないもので右往左往されている、と言うことになりますよ、ね。
これは経済だけでなく、政治や外交、政治家への評判・評価についてもいえる、と思うのですが。

まだ雨が降ってる。冷たい雨。
今から温泉にでも行ってくるか。

じゃ、また。

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