信州山里だより

大阪弁しか話せないの信州人10年目。限界集落から発信している「山里からのたより」です。

「原発いらない」デモに行ってきました。

2012年07月16日 23時48分07秒 | Weblog
2012年07月16日(月) 記

今日は暑かったですね。長野市内で35.6℃。今年一番の暑さでした。
こうした中、東京の代々木公園での「さようなら原発10万人集会」に連帯して、長野市内でも集会・デモがあり、連れ合いとともに参加してきました。

私たち二人にしてはごく珍しく開催時間午後1時よりも早く、ながの東急百貨店裏の南千歳公園にいきました。
着いたそこには思った以上に大勢で、小さな子供連れの若い夫婦も多かったですが、年を召した方の多かったこと多かったこと。このことに驚きました。年を重ねているからこそ国の将来、子孫の将来を憂いているのだ、と。

あなたは米倉経団連会長の顔を知っていますか?
「消費税上げろ」「企業の税金は下げろ」「TPPは早期に参加せよ」「原発は即時再稼働」「雇用は守れん」「移民を増やせ」「非正規の厚生年金加入は企業にとって負担が大きすぎる」などと、外国の心ある人々からも羨まれる日本の共生社会を壊すことばかりTVで叫んでいる、あの強欲(ごうよく)じじいです。

横道にそれかかりました。
このじいさんよりずっと年上と思われる方も「原発再稼働反対!」「子どもを守れ!」と、炎天下を歩かれたのでした(正直少々心配しました。途中、自販機で飲料を買っておられました)。
さらに驚いたのは車いすで参加された方はもちろん、手押し車を押しながら行進したおばあさんもおられたんですよ。

それぞれがそれぞれの思いを書いたプラカードなり、ビニール傘なり、のぼり端なり、Tシャツなりで訴えました。写真はその行進風景です。連れ合いがケータイで撮りました。



私のプラカードは、実はSBC(信越放送。長野では最大の民放。信濃毎日新聞の系列)で放映されました。写真はそのTV画面を写したものです。


裏面はこれ。

2人とも私たちの孫です。

これは書かなくてもよかったのですが、道行く人に「反原発、脱原発は自分に関係ないことではなく、私たちにとって極めて身近な問題だよ」ということを訴えたかったし分かってほしかったから、極めて個人的な内容にしたのでした。効果があったのかどうかはわかりませんが。



デモから帰宅後すぐ「NHKは来てなかった」とツイートしました。
けれど私の見落としかも知れないと思い、夜9時前のローカルニュースを見たのですが、
1. 善光寺に参拝している観光客の「暑い!」という声
2. 須坂のプール風景
3. 諏訪湖でヨットで遊んでいる様子
4. 信濃グランセローズ(BCリーグのプロ野球チーム)の結果
5. 気象情報
で終わり。

9時からは偏向で悪名高い大越キャスターのニュースです。
番組表でも放送内容に「東京の大集会」とあったので、めったに報道しないNHKがどのように報道するのか興味津々で見ていたのですが、九州の水害、福島の海水浴場開きで20分。集会はほんのちらっと映っただけで、すぐ名古屋と仙台の公聴会の内容。これもそのあとの報道ステーションと比べると実に意図的な内容で、そのあと桂三枝さんの文枝襲名のニュース。思わず「えっ、桂三枝かよ」と口から出て、あきれてしまって別のチャンネルに変えました。

今日もNHKの放送には、長野も東京にも呆れてしまいました。
「ニュースの価値観は人により違う。NHKは公正・公平に取材し報道している」とのたまい恣意的なものがないというなら、ニュースの価値判断能力も、取材能力もなにもない政府放送局(北京放送局、平壌放送局と同じ)としか言いようがない。
ずっとず~っと昔、『マスコミニュケーション論』を受講した覚えがあるが、『ジャーナリズム論』と合わせてNHK職員は全員勉強し直せ、と言いたくなる。岐路に立つ今の日本にとって今何が大切なニュースなのかわからないのか。胸に手を当てて考えてもらいたい。
でなければ強制的な受信料の上に立った、平均給与1,000万円以上の高給取りの既得権者集団としか言いようがない。独占に胡坐をかいて国民から顰蹙を買い、経営能力のない東京電力とまったく同じといってもいいくらいだ。それとも「高い給与」というエサに飼いならされてしまった「○○」なのだろうか。


あれれ、こんな内容になってしまいました。申し訳ない。
私は原発再稼働の抗議活動は今後も続けるつもりです。
今回参加した連れ合いも、報道やニュースへの不信感、猜疑心が募っているようです。


「電力が必要だから原発が必要」では決してありません。私たち一人ひとりの命や生活にかかわる深い深い闇があるようです。だから再稼働を強行するのです。
音楽家の坂本龍一さんは、今日の東京の集会で「電気のために美しい日本、国の未来である子どもの命を危険にさらすべきではない」と訴えたそうですが、本当にそうだと思います。

毎朝毎朝感嘆するほど美しい信州、信州以外でも美しいあなた自身のふるさと、そして美しい日本。
あなたの恋人、配偶者、子どもたち、そうして孫たち。
これらはかけがえのないものです。代わりがないものです。なくしたら永遠に取り返しがつかないものです。放射能にまみれてしまったら、数千年、数万年単位で取り返せないのです。

電気は水でも石油でも太陽でも起こせます。いわば代わりあるものです。こんなものと交換するのはばかげています。

次は、ともに歩きましょう。ともに「原発反対」と声を上げましょう。
元長野県知事で現在国会議員の田中康夫さんは先週金曜日の総理官邸前デモでこういったそうです。
「みなさん声を出しましょう。声を出さなければ泥の下のドジョウ(野田総理)には聞こえません}と。

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