信州山里だより

大阪弁しか話せないの信州人10年目。限界集落から発信している「山里からのたより」です。

秋の光

2010年12月07日 23時14分41秒 | Weblog

2010.12.07 (火) 2回目

午後、一時雨は上がったのですが、夕方からまた降りだしてきました。雪になりそう。

さて、「これから温泉に行きます!」といって出かけたものの、なんということか肝心の洗面具を忘れ、目的地だった松代温泉松代荘は工事のため休館。隣接する「長野市民憩いの家」(ここも温泉)も利用証を忘れたために入れず。結局、松代町内の銭湯に入ってきました。もちろんここも銭湯でありながら天然温泉です。
ところが温泉の浴槽は熱くて熱くて、結局は普通湯の浴槽を利用しただけ。

帰宅途中、知り合いのリンゴ農家に寄っておしゃべりしてきました。

リンゴの木、約180本。稲作は、広さは聞いて忘れましたが、40袋を供出(古いですね。でも私たちのとってはわかりやすい。要するにJAに出荷している、ということ)。
さらに最近まで土建屋を経営していて、「これは若いものに譲って引退した。でも7月16日の豪雨土砂災害、あんたとこの(ムラ)も、土砂取りにいったんやで」。

この方、年を聞いてビックリ。今年80歳だと。「でも、まだまだやることがあって、ゆっくりする間がない」。リンゴもコメも1人でこなしているのには驚きです。
これを聞いて、自分の軟弱さを大反省した次第です。

秋になると美しいのは光。
たまたま私のムラの話が出てきたので11月20日のムラの風景写真を見てください。
上(パソコンによっては左)は8時52分の光。下(右)は9時10分の光。



20分の差ですが、光の変化の美しさを感じます。
こんなとき印象派のモネならどう描くのだろう、とか、私が画家だったらな、と切に思います。

じゃ、また。

秋の作業

2010年12月07日 11時30分05秒 | Weblog
2010.12.07(火) 記

今朝もきのうの続きで、2枚目の田んぼの修復。といっても草刈りは昨日のうちに終えていたので、草の除去と焼却が主な作業です。
この焼却時にでる煙、なつかしい匂いがするんですね。人間が作ったものを燃やすと悪臭がするのですが、自然から産まれたものはいい匂いがします(ちなみにこの野焼きは法律で認められています。念のため)。

7時過ぎからやっていると、天気予報のとおり9時ごろから雨が落ちてきました。ここで作業は終了。結局何も進まなかったけれど、なんとなくホッとします。「あれも、これもしなくっちゃ」という気持ちが、雨だから仕方ないと正当化できて心が平穏になるから…、なんて少々嬉しい気分でも理屈っぽく考えるボク。

写真は7時45分ころ。この30分ほど前は景色にメリハリが有ったのですが急に暗くなってきました。


半月ほど前、11月終わり頃のムラの中の一こま。

ムラ人がモミガラを焼いて『モミガラ薫炭(くんたん)』を作っています。
軽トラの荷台にコンパネ(合板)をたてて山盛りいっぱいを6台分作るそうです。これも晩秋あるいは初冬の大切な農作業。
私もたまに焼くのですが、煙突を何本も立ててやるのははじめて見ました。勉強になりました。
そうそう、こちちらではモミガラのことをヌカと言うんですよ。移住した当初、ヌカは糠、モミガラは籾殻と思っていたので、これが同じものだとは理解できず、随分混乱しました。

下の写真は、私の薪作り。

斧を使っているのですが、スパッと割れた時の気持ちのいいこと。
風呂、暖房は薪を使っています。
風呂と暖房、湯たんぽ、飲用の湯についてはゼロエミッション(大袈裟!)、炭素排出量ゼロに限りなく近づけています。
ま、灯油や、電気の使用料が少ないので『国民総生産』には寄与できません。さらにお金(税金)を使わず森林の整備、保全に少しは役立っていると思います。

ということは、『国民総生産(GNP)』や『国内総生産(GDP)』て、いったい何? 私たちの世の中はこうした正体や実態のわからないもので右往左往されている、と言うことになりますよ、ね。
これは経済だけでなく、政治や外交、政治家への評判・評価についてもいえる、と思うのですが。

まだ雨が降ってる。冷たい雨。
今から温泉にでも行ってくるか。

じゃ、また。

とりあえず12月6日の今日。

2010年12月06日 23時51分24秒 | Weblog
2010.12.06(月) 記

皆さんお元気ですか?
前回は11月15日。ご無沙汰しています。

7回目の冬越しも間近です。
今年は秋が極めて短く、従って今になって冬の準備に追われています。

何しろここは雪が積もると春の遅い時期まで土を見ることが無いので、畑の荒起し(これをやらなかったばかりに春になると一気に雑草がはびこって、手が付けられなくなりました)、猛暑で結局収穫が無かったミョウガ畑の来年に向けての後片付け、来春から再開予定の田んぼの草刈りや畦の補修(3年間休耕していたので開墾そのものです)、7月16日の豪雨による土砂崩れで水が来なくなっている水路の修復、もちろん無肥料6年目、超減農薬から無農薬に移行して3年半経過したリンゴ園(ここは今年も収穫ゼロ)も。

これらの合間をぬって(ということはみんな中途半端、ということですね)、作業小屋の整理、今年は春遅くまで寒く、薪が枯渇直前までいったことを反省して多めの薪作り。

で、1日にできることなんぞ、たいしたことは出来ず。

こんな調子なので、夜の9時過ぎには眠くて眠くて。

今日は「あすは長野県北部、午前から雨または雪」との予報なので、今夜8時前まで、刈った草を燃やしていました。
それにブドウ畑にしていた家の裏山。昨年も今年もアシナガバチに刺され(これは危険!)、特に今年はスズメバチの巣もできてしまい、怖くて入らなかったらいつの間にかブドウ苗が消えて草ぼうぼう。で、その草刈り。さらに、畑から抜いたまま4日も5日も一輪車に乗せたままの大根が可愛そうなので、干し大根作り。

今日は眠いのを何とか我慢してお便りしました。
眠い~。


写真は今朝7時、気温は-2℃だったので、体が温まる草刈りをしようと田んぼに行く道です。ホントに霧がきれい。毎朝違う景色の中に身をおく喜びを感じます。

じゃ、また。