2013年06月24日(月)記
写真は薪用丸太に生えていたキノコ。さっそく図鑑で調べると、名前はシロキクラゲといい、大陸では不老長寿の妙薬、ということで珍重してる(いた?)らしい。
ま、私は不老長寿は全く望んでいませんが食用ということは間違いないので、さっそく昼食の味噌汁の具にして食べました。
舌触りは寒天にもう少し丸みを帯びた感じ。味は無いに等しく、無香味と言うところでしょうか。
今日は午後4時頃、畑にいると急に強い雨が、ちょうど昔よくあった夕立のような感じの雨が降ってきて嬉しい限りでした。こんな時はまだ明るいうちに風呂に入り、それから後の長い夜の時間が持てて、これまた嬉しいものです。あ、そうそう、途中まで見ていた録画の映画『電車男』、最後まで見ました。
いい映画でした。好きだなこんな映画。
最初は女性エルメス(中谷美紀)の年齢と主人公である電車男(山田孝之)の少々オーバー気味な演技が気になったのですが、それも途中から気にならなくなりました。いやむしろ年上の女性という設定で良かったかもしれない(中谷美紀だからかな)。
若い頃の人間関係で不器用だった自分と電車男が重なったり、秋葉原での告白から最後まで、優しいシーンの連続で、巻き戻して2回見ました。
告白する電車男にエルメスが「頑張って」と励ますシーンや、二人で歩いている時のセリフが何ともよく、自分の若いころこんなにやさしくしてあげられなかったなと、二度と戻ってこない若き過ぎし日の切ない思いも湧いてきて、ああ、あのころに帰ってもう一度、今度は優しい恋をしたい、なんて思いました。
「命短し恋せよ乙女」という歌があって、黒沢明は『生きる』という映画で市役所課長の志村喬にブランコで歌わせていたけれど、いま「自己責任」という冷酷さと、「雇用」という厳しい搾取に追い詰められている若者よ、悲しい恋だっていいじゃないか、切ない恋だっていいじゃないか、片思いだっていいじゃないか、若者らしい恋をしようよ。
今日は先日(21日)国会で成立した『食品表示法』についてお便りするつもりでしたが、次回ということで…(いや少し、書きましょうか)。
この法律は、今までの3つの法律(食品衛生法、日本農林規格(JAS)法、健康増進法)を一本化したものです。
ところが
・加工食品の原料原産地表示
・遺伝子組み替え(GM)食品表示
については消費者庁が、実はこの法律から切り離し、棚上げしたままなのです。
さらには食品添加物表示の在り方についても残された課題となっています。
これらは、特に消費者にとっては厳しくあって欲しいものですが、さて、ここで何か気づくことはありませんか。
消費者庁とは弱い立場である消費者の立場に立った行政を行うという趣旨で作られた官庁ですが、さて顔はどこに向いているでしょう。
そう、TPPです。
特にアメリカから日本向け農産物を視野に入れている。つまり輸入しやすくしているのじゃないかと、勘ぐってしまいます。
さらについ先だって、中国が米国から遺伝子組み替え(GM)大豆を輸入すると決めました。
GM大豆を原料とした中国製加工食品、あなたは日本には来ないと思いますか?来たとして、「遺伝子組み替えではない」「GM大豆使用」のどちらかが表示されると思いますか。いや、この表示は無くなる可能性が高いのです。私たちには、どちらを選ぶという選択権が奪われるのです。
TPPは国内法も破壊します。現にその兆しが出てきています。
私は反対です。
加えて、日本の食品は安全とよく言われますが、加工食品の原材料やその生産国の表示に関してはまだまだ不十分で、後発国よりも劣っているとも言われています。
https://twitter.com/phantomlovers/status/346266022178856960/photo/1
「ジャパンクオリティ」。評判を一度失ったら取り返せない。
食は命です。医食同源という言葉、身土不二という言葉の意味を噛みしめたいものです。