信州山里だより

大阪弁しか話せないの信州人10年目。限界集落から発信している「山里からのたより」です。

初積雪

2013年12月15日 23時53分40秒 | Weblog
2013年12月15日(日)記

昨日の夕方からちらちらと舞いはじめた雪。とうとう今シーズン初の積雪になりました。
今日は1日中雪が降ったり止んだり、最高気温が2℃今日。結局夕方まで消えず残ってしまいました。

この辺りでは、根雪になるのがクリスマスごろから年末にかけての雪からで、例年なら今時分の雪は消えて、やり残した農作業の挽回の時間なのですが、今年は早いのでしょうか。
せっかく昨日もユンボを田に持ち込んで本格的に動き出した矢先だったのに。
根雪になってしまうとリンゴの剪定と竹藪の整理くらいしかなくて、なんにもできないのがつらいですね。


昨日、大阪で直売所向けの野菜を作っている友人と電話で話したら、タマネギ苗の植え付けはまだ、ハウス内が暖かかったからかレタスに薹(とう)が立ち始めたなんて聞くと、やはり大阪とは随分違うんだなと思いました。

また親戚の話では大阪は、風のせいでもあるんだろうけれど、顔が引きつってろれつもまわりにくいほどの寒さで、かといって石油ストーブを焚いていたら顔だけが火照ってきてなんとも奇妙な感じだ、なんて言っていました。で、気温は7℃とか、この時も大阪との差を感じたものでした。

そしてエジプトで100数十年ぶりに大雪だとか、南極が史上最低気温(氷点下99℃?)。
こうした現象を捕まえてマスコミを先頭に異常気象だ、異常気象だと騒いでいますが、騒ぐだけなら、人を誤った方向に引っ張っていくような気がします。

このお便りにもしばしば登場するマサカズさんのお母さんが、畑で息子に言った言葉が記憶に残っています。
「百姓はモノの出来不出来を天候のせいにしがちやが、本物の百姓は天候にどう対応していくか、ということなんやが」

う~ん、東大卒ではないが、さすが。
これを書いていて守田志郎を思い出した。読み返してみようか。


今日のお便りは、なんとなくちぐはぐな感じがしますね。
ところで前回のお便りで、月からかぐや姫を迎えに来たのはお釈迦さんと書いてしまいましたが、筆の勢いでした。阿弥陀さんでしょう。間違いです。

映画二題

2013年12月13日 23時55分50秒 | Weblog
2013年12月13日(金)記

今日はちょっと映画の話。

所用があって11月の最終週に2回、大阪に行ってきました。
家を空けるとどうも動物たちが気になって毎度毎度とんぼ返りしているのですが、ある夜、たまたま時間があって、本当に久しぶりに映画を見に行きました。
連れ合いと一緒に行けば映画代が1,000円になるので、彼女を誘って。
で、見た映画が『かぐや姫物語』。

場所は、南海難波駅の真向かい、○│○│のあるところ。なんだっけな、TOHOのスクリーンがたくさんあるところ。
建て替える前のここは、子どもたちがまだ小さい頃、亡くなったおばあちゃんも一緒に家族連れで、『火垂るの墓』と『となりのトトロ』を見に行った映画館のあったところでした。高畑勲監督の作品をまた見たのでした。

さて、この映画の感想。
私にはなんときれいな絵だなという印象がまず第一。いわゆるアニメの絵じゃなかった。
それに主人公が走っている時の背景としての絵にも、感嘆させられました。色彩が無くてもあれだけのことを表現できるのには驚きです。そこには墨絵の伝統が生きているのではないかと思いました。
ただ一点。捨丸がニワトリ泥棒をしたそのニワトリに違和感があってそれを探ってみると、トサカ(鶏冠)がないことに気付いたのでした。メンドリでも鶏冠を持っていて、これはやはり毎日エサやりをしている私にとって、少々興ざめになりました。

連れ合いは、というと…。
お月さまからかぐや姫を迎えに来つつある時、どういう訳か感極まって涙を流していました。
理由を聞くと「上手く説明できない。良い映画を見せてくれました」と言うのみ。
これを聞いて、「かぐや姫を迎えに来たのがお釈迦さまとは、これいかに」と思っていた私めは、以後口を慎んだのでありました。

以上が『かぐや姫物語』について。


で、このお便りを書く動機になったのは、昨日の12日、BS2の夜9時から放送された小津安二郎『東京物語』という番組を見たからでした。

この『東京物語』は、2012年に10年おきに行われている英国映画協会の[世界で最も優れた映画50選]で、358人の映画監督が選ぶ(監督部門)で1位、批評家846人が選ぶ(批評家部門)でも3位となったそうで、この受賞を記念してかどうかわかりませんが、ま、監督やその作品を分析というか、紹介する内容でした。

私も子どもの頃は、「松竹映画ってなんであるんだろう、東映と日活、たまには大映や東宝で十分」なんて思ったりしたものでしたが、なかなかどうして年齢を重ねるにつれて、そう青年期、結婚、育児、子どもの成長とその子どもたちの結婚、サラリーマン生活、身近な人との出会いや別れ、死別、そして子どもが成人になるに反比例するがごとき自分自身の老いの自覚、などなどを体験するごとに、『東京物語』や『秋刀魚の味』の底に流れている私たち人間(生きるもの)にとっていかんともし難い「時間の流れ」の恐ろしさについて自覚させられるのです。

もう少し詳しく言うと、子どもも小さい若い頃、いわばまだまだ元気のある頃、「小津監督は「時間の流れ」を描いている」という見方はできていたのですが、子どもたちも独立して一層老いを自覚する今、その「時間の流れ」に恐怖を覚えるのです。VTR出演されていた吉田喜重監督のコメントに同感と共感を、「禿同」しました。
もし私にいまだ独身の娘がいるとすると『秋刀魚の味』ほど身につまされる作品はないだろうし、夫婦二人で暮らす今、妻が先に死ねば…。

 ~エピローグ~
周吉が背中を丸くして団扇で扇ぎながらひとりで座っている。
オープニングと同じ場所に。
だが、とみが座っていた所は空いている。
「いやァ……気のきかん奴でしたが こんなことなら生きとるうちにもっと優しうしといてやりゃあよかったと思いますよ……」
「一人になると急に日がなごうなりますわい……」


この番組を二人で見終わったあとの会話。
「俺、先に死ぬからな」
「私が先かも。こえばっかりは分かれへんから」


12月12日(木)のつぶやき

2013年12月13日 06時07分51秒 | Weblog

米国では、金融業だけが利益を上げ、その他、実体経済を支える産業は不振。実体経済とは、真逆の株価上昇により、金融業だけが利益を上げる構造は、株価が下落すれば終焉する。FRBの出口戦略は実際には、戦争経済以外存在しない。 pic.twitter.com/gcDqLBgNR5

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NHK 時論公論 原発再稼働の為のプロパガンダ。恥を知れ! pic.twitter.com/9hx3byvWM1

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参議院本会議投票結果
「特定秘密の保護に関する法律案」

投票総数:212  賛成票:130  反対票:82
各議員の投票結果
sangiin.go.jp/japanese/joho1…

#特定秘密保護法

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【日農・滋賀大学経済学部准教授、柴山桂太氏①】京大の藤井聡教授が主催する「グローバル資本主義を超えて」と題するシンポに参加。仏の人類学者エマニュエル・トッド氏、ケンブリッジ大の経済学者ハジュン・チャン氏、評論家の中野剛志氏らと、今後の世界経済の見通しについて報告と討議を行った

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【日農・滋賀大学准教授、柴山氏②】今の行き過ぎた金融化や自由貿易が、世界経済の混乱を引き起こしているという点で、参加者の認識は一致。面白かったのは日本に対する評価である。特にトッド氏は、今後の世界で新しい経済社会のモデルを打ち出すことができるのは日本だと繰り返し述べていた

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【日農・滋賀大学准教授、柴山氏③】トッド氏は、自由貿易が世界を滅ぼすと訴える現代フランスを代表する知識人だ。その氏が、これほどグローバル化が進んだ今日でも、日本文化のユニークさは消えていないという。

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【日農・滋賀大学准教授、柴山氏④】トッド氏の見立てには一理ある。日本の貿易依存度は10年間で急増したが、それでも30%と極めて低い水準にある。グローバル資本主義が猛威を奮うこの時代にあっても、日本はいまだ内需中心の経済構造を維持し続けているのだ。

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【日農・滋賀大学准教授、柴山氏⑤】日本はグローバル化の水準の低い「内向き」の遅れた国家だというのが、改革派の言い分であった。トッド氏の見解はこれと正反対だ。むしろグローバル化の水準がまだ低いところに日本の可能性があるというものだからである。

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【日農・滋賀大学准教授、柴山氏⑥】私もこの見方に共鳴する。なるほど日本には少子高齢化や地方経済の疲弊など、解決すべき問題は山のようにある。だが、今の混乱した世界で、日本が低成長ながらも安定した社会を保ってきたのも事実だ。

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【日農・滋賀大学准教授、柴山氏⑦】日本の政治が、さらなる自由貿易を求めて進むのではなく、現状の貿易水準を維持しつつ、経済社会のさらなる安定と調和を取り戻す方向にかじを切り直せば、日本の未来に明るい希望を取り戻すことができるかもしれない。

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「神話の果てに・。」 ええ!!なに・・?震災前から【原発事故前から「破損燃料」が保管されていた】ってこと?~破損燃料からは放射性の希ガス大量発生で10万年単位で隔離の必要。廃炉工程は遅れるのは必至。#原発 #東電隠蔽 blogs.yahoo.co.jp/sasaootako/626…

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軽~く読めます。八木啓代さんの「本当の闘いはこれからでございますよ:慌てる乞食は貰いが少ないとも申します」 blogos.com/article/75737/


だって全部言いなり協議の内容全部秘密じゃん。“@1radi2: ↓ 「日本の入江に米国やカナダの船が押し寄せて漁をすることになる」と警鐘を鳴らした。山田氏によれば、TPPでは漁業権が外資を含めた入札制度になる、という衝撃の事実を日本の水産庁や全漁連は「全く知らなかった」という。”

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理由は「記者クラブは under controlだから」、かな? RT @amneris84 すでにメディアで報道された警察庁の万引き調査結果について元資料を見たいと広報課に電話したら、記者クラブには提供するが、フリーは情報公開制度でやってくれ、とのこと。ふ~ん


レストラン、スーパー、極めつけの政治公約などみると、「騙(だま)す」でしょ。 RT @47newsflash 安倍首相は、2013年の世相を漢字1文字で表す今年の漢字に「夢」を。記者団の質問に答えた。 bit.ly/17n4iz


今晩の報道ステーションで、公明党幹部と官房長官との電話内容が明かに。それによると、消費税の軽減税率導入と引き換えに、特定秘密保護法成立に協力、取り引きしたとのこと。
本当なら、とんでもないこと。公明党の公約実現のために、国民の基本的人権を売ったのだ。価値観がムチャクチャだ。

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福島県の会津若松市議会で秘密保護法の廃止を求める意見書が採択されました! #秘密保護法

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石破が言う
真実であっても報道して社会に大きな被害が出るとマスコミはその責任を問われることになる

なるほど
この論理で記者クラブをコントロールして裁判所の不公正な判決を批判させないんだ
社会的影響が大きいので冤罪は隠蔽しろという命令になる

狂ってるね

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@syouwaoyaji: また嘘つきやがった!!

hanayuu: @kikko_no_blog 【消費税上げるのって社会保障費にあてるんじゃないの?】 2014年度予算編成の基本方針は「社会保障費を厳に抑制する」 headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131212-…””

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TPPに入れてもらって、日本版NSCと秘密保護法やって、次は武器輸出オッケーにして共謀罪やって愛国心の押売りやって、集団的自衛権行使認めて、改憲に着手して、企業は何でも減税、非課税の代わりに個人はどんどん増税して。自民党に投票した人はホントにこんなことやって欲しかったのかな?

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共謀罪法案が浮上するのは、これまでの経緯から当然予想されることだ。通信傍受法と共謀罪は、秘密保護法の特定秘密第4類型・テロ活動防止に関する事項とも連動する。それらにより秘密のぶあついベールに守られて日常的に警察・公安による市民監視が進む。安倍政権はきっと突進するだろう。

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NPO、作りたい

2013年12月12日 23時53分50秒 | Weblog
2013年12月12日(木)記

久しぶりのお便りですね。
なかなか書ける時間が取れなくて─というのは見え見えの弁解で、なんとなく1日が過ぎていきます。
今日ももうすでに23時20分。何してたんでしょう、1日中雪が降ったり止んだりして、戸外にあまり出ていなかったというのに。

今日のお便りは昨日の事です。

昨日は忙しかった。
明日(つまり今日のこと)雪が降るというので、まだやっていなかった軽トラのタイヤ交換。
今までほったらかしだったダイコンの抜き取り。続いて漬物用を洗い(吊干しは連れ合いが)、このひと冬の生食用として数十本を土中への埋め込み。あ、今年こそ切干大根を作るつもりだったけれど、忘れていた。

それが終わると、この日にやる必要がないのに、翌日が雪だというのにせかされたのでしょうか、ユンボを田んぼまで持っていき、水抜き用の溝掘り。この日にやらなくてもいいのにねぇ~。

言わんこっちゃない。途中、燃料(軽油)が切れかかって、ふっと頭に浮かんだのが「軽油の燃料切れは再始動がやっかい」ということ。これが事実かどうかわからないけれど、あわててガソリンスタンドへ走る羽目になって、これが予定外の時間を取られてしまいました。

時間はもうすでに真っ暗の夕方5時50分。もうリミット。
何の?
実はNPO法人を作りたくって、その講習会が長野市内中心部の某所で6時30分から始まります。そこまでは車で30分以上。
顔も洗わず、泥のついた作業着をきのみきのままで軽トラに乗り込み、何とか間に合いました。

さてそのNPO法人の設立について。
なぜ作りたい?
このことについて、詳しくお便りしますね。