信州山里だより

大阪弁しか話せないの信州人10年目。限界集落から発信している「山里からのたより」です。

敷料交換

2012年12月06日 00時44分00秒 | Weblog
2012年12月05日(水)記

勘三郎さん、亡くなりましたね。一度は舞台を見たいと思っていたので残念です。お悔やみ申します。

今日は信州らしい天気でした。
寒い夜と朝。日が昇ると目に見えて温度計の針が上がっていき、真っ青の空の下のぽかぽかする温かさ。雪が積もってもこんな日が多くなってくるので、信州の冬は案外すごしやすいのですよ。

今日は、ヤギ小屋の敷料を交換しました。昨日お便りしたように、全交換は初めてです。
最初はスコップを入れたのですが全く入りません。ワラ、牧草、ヨシ、雑草、そのほかさまざまなものを上へ上へと重ねていっているので、植物の筋が絡み合って入らないのでしょう。
そこでユンボを使うことにしました。

面白いですね。ユンボを庭に入れた途端、ネコたちは蜘蛛の子を散らすようにパッと逃げ、イヌはじっと様子を見、ヤギは興味津々、顔を近づけてきます。
レバーを操作するとバケットは実に簡単にググッと入っていく。こりゃいい。


TPP論争で、「農業は高齢化している。現在平均年齢が65歳。10年後には75になってどっちみち立ち行かなくなる」と言う人(政党)がいますが、ホントにこのように考えているならバカ。違うことを知っていて言っているのならきわめて悪質。これに騙されてはいけない。今現在65歳の「人」は10年後には75歳になりますが、平均年齢では決してそうはならない。
さらに農業は農法においても、品種についても技術革新、進化しているだけでなく、機械の導入は「年齢」も「体力」も年齢を若くする。自分たちの食べるものは自分たちで作る。だから日本農業は潰してはいけない。

ひとすくいしてみると腐りにくいモミ殻がこんなになっている。これはいい堆肥になるぞ。
動物のし尿の中でもヤギのそれはなかなかの高品質らしい。いつどこでかは忘れてしまいましたが、スーパーで売っているお米の10Kg袋ぐらいの量で、「いい値段を取るなあ」ということを覚えています。
ヤギの飼育関係の本を見ても、床はすのこ状にして(尿ではなく)糞を回収する、とか書いてありました。

まずは床の半分、土の盤まできれいに剥がしました。まるで発掘のようです。それにしてもこれだけの厚さになっていたのですね。写真でその厚さ、分かりますか。
 

ちなみに右の写真の左にある筒状の物は立派な餅つき用の臼。
この臼は、誰がどんな使い方をしていたのか、油がしみ込んでいて餅をつけません。で、今は「飼い葉おけ」になっています。もったいない話です。

もみ殻を入れました。これでフレコン一杯分。思った以上に入り、交換を半分にしておいてよかった。


ま、今日はこんなもんでした。


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