『再発』 仙川環
前回の『治験』で仙川作品はもう読まない!と拗ねておきながらも
図書館で予約していたことをすっかり忘れていた私。
予約の本が届きました~と連絡を受け… はい、読みました
現代では忘れ去られている怖い病気がテーマでした。
ヒントは表紙の絵…狂犬病です。
こういうルートからも狂犬病は入ってくるのね…と勉強になりました。
実際に診察をしたことのある世代の医師が引退してしまい
検査データを偏重する医師の世代では、症状から正体を見破れない…
結核も一時は過去の病気とされながらも、時々世間を騒がせているのは、
診察してピンとくる医師が減っているのが原因とか。もっとも、私が学生の頃(随分前
)から言われてたけど…
いい薬はたくさんできたのに、処方する医師がいない、って。
町医者の跡継ぎ問題や診療の限界などの苦悩も描かれていて
今まで読んだ仙川作品の中ではイチバンよかったかも。
愛家の皆さん、狂犬病の予防接種を忘れずにお願いしま~す
満足度:
とは聞かないですね
水を怖がる病気でしたっけ?
(なんと曖昧な
薬があるのに処方する医者がいない...
それは怖い話です
mariさんお勧めのこの本、
読んでみたくなったわ
狂犬病は発症するとほぼ100%助からないようです
それだけに予防が重要なのですが…
日本では過去のものになっている油断からか、
予防接種を怠る飼い主さんもいるとか
結核は不治の病ではなくなったけど、医師が見つけてくれない…
最近大阪で若い人が結核で亡くなったとニュースになっていたような
こんな再発は勘弁して欲しいですよね
機会があれば読んでみてくださいね