明日は何をしようかな…

趣味の手芸や読書などのことを中心に、日々の生活のことも書いてみたいと思います。

韓国ドラマ 『王の女』

2009-07-18 | TVドラマ

韓国版大奥とでもいいましょうか…
簡単に言ってしまえば誰が国王の寵愛を受けるか
女の戦いのドラマです。

李氏朝鮮時代の14代国王(宣祖)の時代、中宮(王妃)に子供がなく、
たくさんいる後宮の誰の子が次の世子(皇太子)になるかという前半と
その後、即位した15代国王(光海君)がどうして身分を
剥奪されるに至ったかを語る後半で構成されています。

影には三大妖婦に数えられるキム尚宮という女官がいて、
それがこのタイトルの由来になっているようです。

韓国の歴史では、15代目はとても悪い国王として名を残しているようですが
このドラマでは、取り巻きの浅はかな画策によって追い込まれていく様子が
丁寧に描かれているように思いました。

光海君(王の子として認知されると名前に『君』がつくらしい)を演じているのが
童顔のチソンくんだったので、余計に同情を誘ったのかも。
日本でいえば秀吉が朝鮮半島を
虎視眈々と狙い、侵略を目論む時代。
日本史の時間に 文禄慶長の役と習いましたが、
韓国では壬辰の乱というようで…勉強になります。

実際、王宮を焼け出され、先祖の墓を暴かれ、かなりの痛手を受けたようで…
学校ではあまり詳しく習わない分野(視点)なので、興味津々で見ました

戦いがドラマのメインではないので(でも時代の流れが変わる出来事)
具体的にどうこうというわけではないのですが、豊臣秀吉はもちろん
加藤清正など日本の武将も出てきたりして、リアリティーがありました。
が、武将というよりはお公家さんの衣装では?
と思わなくもない束帯(というのかな)で…
豊臣秀吉は公家に憧れていたからありなのかなと思いつつ
何か違和感が…束帯に付き物の烏帽子がないんだわ
しかも、髪型が全員志村けんのバカ殿風…
そのあたりも含めて興味深かったです。
 何か失敗すると、たとえ言いがかりとしても
世子とはいえ白装束で『私を殺してください!』と叫びながら
土下座して王に許しを乞うのが日本とは違うところ…

この時代、日本人なら恥に思ったら言い訳せずに切腹?
『私を殺してください!』はもっと前の時代のドラマでも
よく見かけるので、中国の文化でもあるのかな。

 それにしても、この時代の正式なごあいさつ、
男性はともかく女性はひざが悪かったら絶対にできない代物デス。
私、絶対無理!

 

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4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (dekochin)
2009-07-19 11:33:00
ほほぉ~
mariさんの解説でとっても興味が湧いてきたわ
どの国も似たような制度を考えていたのですね
全ては王の為。
しかも膝が弱点だと勤まらない?
私も早々に脱落です、ってそこか???
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dekochinさん (mari)
2009-07-23 14:24:39
どこの国も世継ぎ問題は大変だったみたいですね
歴史には表と裏があるので面白いです。
誰の側から見るかで全く解釈が変わりますよね
学校で習わなかったことに興味津々です
正式なお辞儀、演じる女優さんたちもスゴイなと思いましたよ。
時代劇に出る以上、できることが前提なのかしら
返信する
Unknown (てん)
2009-07-24 11:16:28
ん?mariサンも更新が?
いつも感心しますが、本当に勉強されてると言うか よくご存知ですよね
私など 読んでる間、(*・。・*)ほほぅ~へ~ばかりですww
膝…私も無理f^_^;
返信する
てんさん (mari)
2009-07-24 14:35:35
開店休業状態です
3連休があったり、娘が夏休みに入ったりで
更新のタイミングがつかめず、デス
来週からは娘の部活も再開なので、規則正しく更新できるかと…たぶん
韓国の歴史物を見ていると、『文化は朝鮮半島から伝わってきたのね』と思う部分と
『島国日本と違って大陸的ね』と思う部分が
入り混ざって興味深いです。
この歳になっても知らないことってたくさんあるなぁと思うのですが
忘れる速さもかなりのもので…同じところをグルグル回っているだけかも
四季に敏感なてんさんのブログ、とてもお勉強になります
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