しつこく振り返って、第6弾は読書
今年は正直なところ、あまり読んでないんです。
視力の関係で(はっきり言えばローガン)
寝る前の読書がスタンドの灯りでは
少々つらくなってきたことが大きな原因かも。
寝る前に眼鏡を掛けてまで読書をしたいかどうか
自問自答したのだけど、やっぱり寝る前は
私にとって読書のゴールデンタイム。
枕元にローガンキョーを置いておかねば、です。
(↑ どうしてカタカナ?)
睡魔と闘うのはまた別の問題として…
さてさて、ブログ友達のdekochinさんをまねて
ブクログに本棚を作ってみましたが
これが見事に料理だの園芸だの手芸だの
実用書のオンパレード。
以前、ある作家さんのエッセイで
自宅の本棚を他人に見せるのは
裸になるよりも恥ずかしい…
というような文を読んだような気がするのだけど
レベルは違えど少々そんな気分です。
これが今年の私、ということで
とてもわかりやすいと開き直っています。
あまり読んでいない中で記憶に残った本といえば
恩田陸さんの『月の裏側』
九州の水郷都市・箭納倉という架空の町を舞台にした
SF的なミステリー?またはホラーといった感じの作品です。
この架空の町は佐賀県の設定になっていました。
一瞬、実在の町かと思いましたが、
父が佐賀県の出身なので
『佐賀に水郷なんてあったっけ?箭納倉ってどこ?』
と、思わずネットで調べました
その水郷の水路にまつわる失踪事件から
雨模様のなか話が展開していくのですが…
ちょうど読み始めたころに伯父が危篤になり…
1年ほどの間に何度も危篤になっては
持ち直していたので、今回も大丈夫!という期待と、
さすがに今度ばかりは無理なのでは?
という不安が入り混じる中、もしものときのために
『佐賀』へ行く手段をシミュレーションしてみたり…
結局、伯父は亡くなり、両親は先発していたので、
東京から飛行機で来る妹と博多で合流することにして
私は新幹線で博多へ…車中でも読書。
雨男だった伯父(←私の思い出の中では、です)、
葬儀の日の朝、妹と付近を散策に出かけたら
川のそばで見事に雨に降られ
『おじちゃん、ついてきてるね』と笑ってしまいました。
葬儀を終えて、帰りの新幹線の車中でも読書。
読み進めるうちに『佐賀』『雨』『川(水路)』と
キーワードが一致してゾゾゾッとなったのでありました。
このときの余談ですが…
1泊だからいいや、と携帯の充電器を持って
行かなかったのですが
ものすごい勢いで電池がなくなりました。
電池が古いわけでもないし
変わったことをしたわけでもないし
どーして?と思っていたら…
新大阪⇔博多の山陽新幹線、
非常にトンネルが多いのですが
トンネルに入るたびに圏外になるわけでして…
そうすると携帯さん、一生懸命けなげに
電波を探すのだそう。
そしていつも以上に電池を食うというわけで…
圏外にいるときは電源を切る
新しいことを覚えました
私の1年を色々な面から振り返ってみましたが
何もしてないようでいて、少しは進歩(?)が
あったことを発見できたような…
反省することばかりかと思ったら
なんだ、ちょっとは頑張ってたんだ…
などと自信がつきました
できなかったことばかり数えても仕方ないもんね
(↑ また、開き直る)
そんなこんなで、マイナスな意味だけでなく
人間、時には振り返ることも必要なんだなと悟りました。
今年の失敗や積み残しを踏まえて、新年までの数日を
『来年は何をしようかな』と画策して過ごしたいと思います。
皆さまにとってはどんな1年でしたか?